主人が、食卓についているとき。

「愛奈、よく噛んで!」

「愛奈、口閉じてね!」

「ほら、こぼれるよ!」

「愛奈、ごはんも、みそしるも、ちゃんと食べて!」

娘、途中からムッとしてきて、最後には、半泣きで、「ママ~」

***

私の母が、遊びにきていたとき。

「ほらほら、遊ばないで、さっさと食べて!」

「噛んでないでしょ。もっとゆっくり!」

「一回一回、お箸を置いて!」

まあ、そんなに言わなくても、と私が口を挟むと、

母、逆ギレ。

「こういうことは、誰かが言わないと。そもそも、あなたが言わないからでしょ!」

***

落ち着いて、考えてみましょうか。

「よく噛んでね」って言って、こどもがそれに従いますか?

No. Never she does.

「遊ばないでね」って言って、こどもがそれに従いますか?

No. Absolutely not.

うんうん。うちもそうです。じゃあ、どうしたらいいと思いますか?

・・・

小言を言わず、自分でやってみせたら、どうでしょう?

一口、30回、よく噛んで、その間、じっと黙っていたら?

一口ごとに、箸置きに箸を休ませて、両手は膝の上にそろえておいたら?

それを、こどもの前で、実践してみたら、いいんじゃないかしら。

・・・

さて。

噛んでいる間、30秒、ずっと沈黙の食卓が、続きますが、

それって、楽しい食卓ですか?

子どもは、30秒も黙ってたら、異常事態だと、思いますよね。

「ママ、怒ってるの?」と、逆に心配されちゃったりして・・・

***


私は、娘が、口にほおばりすぎて、ムセたりしたときだけ、

「少しずつ、よく噛んだらどうかな?」と、提案しています。


よく噛むことは、とても大事です。

でも、それ以上に、幼児にとって大事なのは、

「食事は楽しい。みんなで食べると、もっとおいしい」

という、思い出の積み重ねなんじゃないかな、と思っています。

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