チェ家の屋敷の一角の
小さな畑で
丹誠込めてソクテが作った
野菜がちらほら実をつけはじめ
収穫されたみずみずしい野菜は
美味しいおかずとなって
なんどか食卓に上っていた

輿の中で待っていてくれた
愛しいチェヨンと一緒に
屋敷に戻ったウンスは
夕餉のおかずを見て喜んだ


ヘジャ 作ってくれたの?


はい・・・このお味でいいか
どうか・・・


うふふ 
見た目はそのまんまだわ


ウンスはうれしそうに言う


このところ朝餉に
よく出される生野菜の数々
それはそれでしゃきしゃきと
していて美味しいのだが
食べ続けると飽きもくる


ウンスは今朝
朝餉を食べながらぽつんと
「オンマのカジナムルが
懐かしいわ」と呟いた


カジナムル?
それはどのような料理で?


と ヘジャはウンスに
根掘り葉掘り尋ねた


あのね
茄子を蒸して
それを細かく割いてね
ごま油と醤油と
にんにくのすりおろしで作った
合わせ調味料(ヤンニョム)と
あえるだけの簡単料理よ
あ 胡麻と薬味のねぎも
ぱらりと振りかけるの
あ〜懐かしいわ
家の畑で取れた茄子で
たくさん作ってくれたわ


ウンスは天界を思って
空を見つめて言った
それを見ていたチェヨンは
早速ヘジャに目配せをして
ヘジャはチェヨンの
言いたい所を承知した

このところの煮魚続きの
お詫びのかねて
ヘジャが作った美味しそうな
カジナムル(茄子ナムル)が
こうして夕餉の膳に
添えられた

ウンスは卓につくと
ぱくりと食べて歓声を上げる


オンマと同じ味がする
う〜ん おいしいわ


う〜〜〜ん


タンが真似して言う


うふふ タンには少し
味が濃いかしら?
ちょっとだけね


冷ましたお粥に
ちょっとだけ浸してから
タンの口元へ


ぱくり
あうあう〜


柔らかいからまだ歯がない
タンも食べられるわね


ウンスは幸せそうな顔をして
タンに話しかけた
その横顔をチェヨンは見つめ
目を細めた
ウンスの笑顔はなによりの
ご馳走


はい ヨン
あ〜〜ん


カジナムルを箸でつまんで
今度はチェヨンの口へ


美味しい?


ああ


うふふ よかった
ねえ
なんだかにんにくのせいか
暑くなって来たわ


ウンスはこのところの癖で
胸元をパタパタ
横にいたチェヨンには
襟の合わせから
白い胸元がちらりと見えた


イムジャ・・・
まさかとは思うが
そのようなこと
典医寺でしてはおらぬな?


へ?なんのこと?


その胸元をつまんで


ああ〜風を入れてるのよ
暑くて仕方ないから
癖になったのね〜


ウンスはあっけらかんと
笑ったが
チェヨンは眉間にしわを寄せた


見えるではないか


なにが?


もうよい!とにかく
そのようなこと禁止だ
よいな


ええええ
どうしてよ
足も出すなって言うし
腕もめくるなって言うし
扇ぐのもだめなの?
暑いんだもの〜


ヘジャはくすりと笑った
大切な奥様を誰にも
見せたくない旦那様の
ふくれた顔が可愛く思えた


とにかくならぬ
よいな


理由を言ってくれないと
わかんないわよ


わからぬのか?
見えるではないか
イムジャのその・・・
胸が
ちらちらと・・・


え?うそ?


他の奴になど
何も見せてはならぬと
いつも言うておるぞ
少しはまわりを警戒しろ


チェヨンはウンスの
おでこを指で小さくぽんと
弾いて言った


さあさあ
夕餉の続きを・・・
嫉妬するほど仲がよろしい
ってことですから
たくさん召し上がって
精をつけていただかないと


ヘジャの言い草に
ウンスは頭をぽりぽりして
照れ笑い


もう ヘジャったら・・・


*******


『今日よりも明日もっと』
懐かしい味に出会うと
一気にその頃に記憶が飛んで
懐かしい気持ちになる



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


今日はどうも調子が出なくて
頭が重い〜からだもだる重
で σ(^_^;)
お話短めになりました
m(_ _ )m
早く復活出来るといいな〜


さて
この夏は水キムチに
ずっとお世話になってます
暑い時にはぴったりの常備菜

そして
茄子の話を書き始めてから
凝っているのが
この「カジナムル」です
シンプルだけど美味しい

唐辛子を
入れるバージョンもあるけど
haruはお醤油ベースが
気に入っています


ヘジャのカジナムルは
美味しいんだろうな (///∇//)
またおつき合いくださいね〜


にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
にほんブログ村