*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆
グルっぽ
『乙女だらけのクリスマスパーティ』の
同じセリフでお話を書こう♪に
投稿したお話をご紹介します
ただ
グルッポは1000字の字数制限が
あったので
今回はそれに少し加筆しました
指定されたお題のセリフは３つ
「粉雪が頬に舞い降りた
溶けた雫が涙のように流れ落ちた」
「そう言われると
この寒さも
さほど悪くない気がしてきた」
「雪を踏みしめる足音が部屋の前で
ぴたりと止まった」
全部使ってみました (;^_^A
「乙だらグルっぽ」に
ご参加されなかった
皆様にもお読みいただけると
うれしいです～
またご参加された方は
どこが加筆か？読み比べてみて
くださいませ～
じれじれヨン降臨！？
*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆
「天に恋して」
雪が降ってる
そう呟いて
空を見上げるウンスに
粉雪が頬に舞い降りた
溶けた雫が涙のように流れ落ちた
頬を伝う雪の雫を拭うこともせず
ウンスはただじっと
空を見つめていた
典医寺の中庭に佇む
ウンスの透けるような白い肌に
幾重にも雪が降り積もる
天界を思い出しているのだろうか
チェヨンはそんなウンスをじっと
見つめていた
ふと ウンスが振り返り
首を傾げてチェヨンを見つめる
怖い顔してるわ
生まれつきです
ぶっきらぼうにチェヨンが答えた
そうかしら？
笑うともっと素敵なのに
そのような必要はありませぬ
それより もう部屋へ
この寒空の中
いつまでも外にいると
風邪をひいてしまいます
ふふ 心配してくれるの？
イムジャが風邪をひくと
皆が迷惑をする
それだけです
チェヨンがつぶやいた
テジャンも迷惑？
ああ 迷惑です
一言 言って息を止め
また言葉を繋げた
イムジャが寝込むと
熱は出ておらぬか？
ちゃんと飯を食ってるか？
気になります
ゆえに 迷惑です
そっ
はい
なれば
おとなしゅう部屋へ
ウンスは小さく頷いた
落ちた雪が頬を伝うだけで
泣いているのではないかと
心配でならぬのに
これ以上 気を揉まさんでくれ
チェヨンは
胸のうちでそっと思った
ウンスのひとつひとつが
心に引っかかり
心をかき乱す
こんなにも気になって
仕方ない
こんな感情をチェヨンは
生まれてはじめて感じていた
素直じゃないわね
心配してくれるなら心配だって
ちゃんと言わなきゃ
わかんないわよ
ウンスが笑った
心配などしておらぬ
ただ 気になるだけです
イムジャのことが
気にしてくれてるんだ
はい
某が天からさらってきたお方ゆえ
万が一のことでもあれば
申し訳が立ちませぬ
それに・・・
それに？
イムジャには
笑って過ごして欲しいから
苦しげに言うチェヨンの腕を
ウンスはそっと掴んでつぶやいた
そう言われると
この寒さも
さほど悪くない気がしてきたわ
もう少し 優しく言ってもらえたら
もっとうれしいけど
できませぬ
即答したチェヨンの瞳の奥が
優しく揺れていることに
ウンスは気がついていた
ほんと
素直じゃないんだから
恋い慕う目の前の天女が微笑む
戻りましょう
ふっとウンスの手を握って
チェヨンは歩き出した
ウンスはチェヨンに
手を引かれ
とことこついて歩いている
テジャンの手 あったかい
ウンスの声が聞こえる
部屋までのわずかな距離が
チェヨンにはひどく愛おしかった
雪を踏みしめる足音が部屋の前で
ぴたりと止まった
溢れる思いはやり場をなくし
チェヨンは思わずウンスを
ぐっと引き寄せ
腕の中へと抱きしめた
ウンスは驚いた顔をしたが
チェヨンの胸に頬を寄せると
腕の中もあったかいのね
と 呟いた
チェヨンはウンスの声を聞き
慌てて腕を緩めた
風邪ひかないか？
心配なんでしょう？
だったら もう少しだけ
こうして私を暖めて
ウンスがチェヨンの腕の中から
見上げるようにチェヨンに
言った
なりませぬ
どおして？
体面もあります
それに
それに？
なんでもない
チェヨンは突き放すように
ウンスに言って
ウンスから離れた
これ以上イムジャの香がすると
胸が苦しくて
息が出来ぬではないか
もっとイムジャが欲しくなる
だがそれは許されぬ
天に届かぬ想いを胸に抱き
頭の中を振り払うように
チェヨンはぐっと前を見た
やっぱり 素直じゃない
ウンスはくすっと笑った
素直じゃないくせに
あなたの想いを感じるの
私と同じだと
思っていいよね
ウンスは心のうちで
呟いた
高麗に降る粉雪が
優しく二人を見守っている
＊＊＊＊＊＊＊
『今日よりも明日もっと』
言葉とは裏腹
あなたの優しさが
私を包む
☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*
もう一話投稿したお話は
22日から開催予定の
haruのグルッポに掲載させて
いただく予定です
お待ち下され～～～(｡-人-｡)
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グルっぽ
『乙女だらけのクリスマスパーティ』の
同じセリフでお話を書こう♪に
投稿したお話をご紹介します
ただ
グルッポは1000字の字数制限が
あったので
今回はそれに少し加筆しました
指定されたお題のセリフは３つ
「粉雪が頬に舞い降りた
溶けた雫が涙のように流れ落ちた」
「そう言われると
この寒さも
さほど悪くない気がしてきた」
「雪を踏みしめる足音が部屋の前で
ぴたりと止まった」
全部使ってみました (;^_^A
「乙だらグルっぽ」に
ご参加されなかった
皆様にもお読みいただけると
うれしいです～
またご参加された方は
どこが加筆か？読み比べてみて
くださいませ～
じれじれヨン降臨！？
*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆
「天に恋して」
雪が降ってる
そう呟いて
空を見上げるウンスに
粉雪が頬に舞い降りた
溶けた雫が涙のように流れ落ちた
頬を伝う雪の雫を拭うこともせず
ウンスはただじっと
空を見つめていた
典医寺の中庭に佇む
ウンスの透けるような白い肌に
幾重にも雪が降り積もる
天界を思い出しているのだろうか
チェヨンはそんなウンスをじっと
見つめていた
ふと ウンスが振り返り
首を傾げてチェヨンを見つめる
怖い顔してるわ
生まれつきです
ぶっきらぼうにチェヨンが答えた
そうかしら？
笑うともっと素敵なのに
そのような必要はありませぬ
それより もう部屋へ
この寒空の中
いつまでも外にいると
風邪をひいてしまいます
ふふ 心配してくれるの？
イムジャが風邪をひくと
皆が迷惑をする
それだけです
チェヨンがつぶやいた
テジャンも迷惑？
ああ 迷惑です
一言 言って息を止め
また言葉を繋げた
イムジャが寝込むと
熱は出ておらぬか？
ちゃんと飯を食ってるか？
気になります
ゆえに 迷惑です
そっ
はい
なれば
おとなしゅう部屋へ
ウンスは小さく頷いた
落ちた雪が頬を伝うだけで
泣いているのではないかと
心配でならぬのに
これ以上 気を揉まさんでくれ
チェヨンは
胸のうちでそっと思った
ウンスのひとつひとつが
心に引っかかり
心をかき乱す
こんなにも気になって
仕方ない
こんな感情をチェヨンは
生まれてはじめて感じていた
素直じゃないわね
心配してくれるなら心配だって
ちゃんと言わなきゃ
わかんないわよ
ウンスが笑った
心配などしておらぬ
ただ 気になるだけです
イムジャのことが
気にしてくれてるんだ
はい
某が天からさらってきたお方ゆえ
万が一のことでもあれば
申し訳が立ちませぬ
それに・・・
それに？
イムジャには
笑って過ごして欲しいから
苦しげに言うチェヨンの腕を
ウンスはそっと掴んでつぶやいた
そう言われると
この寒さも
さほど悪くない気がしてきたわ
もう少し 優しく言ってもらえたら
もっとうれしいけど
できませぬ
即答したチェヨンの瞳の奥が
優しく揺れていることに
ウンスは気がついていた
ほんと
素直じゃないんだから
恋い慕う目の前の天女が微笑む
戻りましょう
ふっとウンスの手を握って
チェヨンは歩き出した
ウンスはチェヨンに
手を引かれ
とことこついて歩いている
テジャンの手 あったかい
ウンスの声が聞こえる
部屋までのわずかな距離が
チェヨンにはひどく愛おしかった
雪を踏みしめる足音が部屋の前で
ぴたりと止まった
溢れる思いはやり場をなくし
チェヨンは思わずウンスを
ぐっと引き寄せ
腕の中へと抱きしめた
ウンスは驚いた顔をしたが
チェヨンの胸に頬を寄せると
腕の中もあったかいのね
と 呟いた
チェヨンはウンスの声を聞き
慌てて腕を緩めた
風邪ひかないか？
心配なんでしょう？
だったら もう少しだけ
こうして私を暖めて
ウンスがチェヨンの腕の中から
見上げるようにチェヨンに
言った
なりませぬ
どおして？
体面もあります
それに
それに？
なんでもない
チェヨンは突き放すように
ウンスに言って
ウンスから離れた
これ以上イムジャの香がすると
胸が苦しくて
息が出来ぬではないか
もっとイムジャが欲しくなる
だがそれは許されぬ
天に届かぬ想いを胸に抱き
頭の中を振り払うように
チェヨンはぐっと前を見た
やっぱり 素直じゃない
ウンスはくすっと笑った
素直じゃないくせに
あなたの想いを感じるの
私と同じだと
思っていいよね
ウンスは心のうちで
呟いた
高麗に降る粉雪が
優しく二人を見守っている
＊＊＊＊＊＊＊
『今日よりも明日もっと』
言葉とは裏腹
あなたの優しさが
私を包む
☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*
もう一話投稿したお話は
22日から開催予定の
haruのグルッポに掲載させて
いただく予定です
お待ち下され～～～(｡-人-｡)
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