腕の中で目が覚めた
寝息が頬をくすぐる
喧嘩したまま眠らないで
よかった
ウンスはそう思う


この人には敵わないな
どれだけ深く辛抱強く
私を思ってくれているのだろう


ふふっと笑みがこぼれる


朝から昨夜の
思い出し笑いか?


目を閉じたまま
チェヨンが言った


馬鹿
そんなんじゃないわよ
そんなこと言うなら
こうするから


わっ!
イムジャ!
やめろ!


脇腹をくすぐると
ひゃひゃひゃと笑う
チェヨンが可愛い


お返しだ


チェヨンがお気に入りの
からだの
場所に吸い付こうと
したから
慌ててウンスは逃げた


そこはだめ


なぜ?


だめったら駄目
ヨンは際限ないもの
もう起きなくちゃ
ヘジャが来るわ


ぶうと拗ねた顔も好き


*******


王宮に向かう輿の中
ヨンファの相手のことを聞いた


まずは自分の目で見て
耳で聞いてみよ


チェヨンは言った


王宮の中の邸に呼んである


手回しがいいのね


ああ まあな
これ以上イムジャが
余計に
首を突っ込まないように
先手を打っただけ


もう
それじゃあ 私
考えなしの
猪突猛進みたいじゃない


その通りではないか


チェヨンが笑った


ひっどーい


おどけながらも
昨夜のうちにチェ尚宮から
話を聞いたであろう
ヨンファの顔を見るのが
辛かった
新しい恋を始めたばかり
だろうに・・・

こっそり
ため息をついたウンスを
チェヨンが優しく抱きしめた


イムジャ 笑って
イムジャが悲し気だと
みぃも心配するぞ


チェヨンの優しさを
受けながら輿は王宮に
到着した


出迎えに来たポムとヨンファ
いつもと変わらぬ光景
ヨンファも
いつもと変わらなかった


夏雲り
秋風を感じる朝であった


*******


『今日よりも明日もっと』
夏から秋へと
季節が移ろう
心ゆらゆら揺れている




☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

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