昨日の忙しさが嘘のように
のんびりとした雰囲気の
今日の典医寺

昨日の手術の様子を
サラが興奮したように
話していた
それをトギが頷きながら
聞いている
ウンスは何やらチェ侍医と
ごそごそ相談していた


初めてなんです
人体を診たのは
ただただびっくりして
でも勉強会で習った通り
だったわ
医仙様ってやっぱり
天界の方なんだなって
改めて思ったんですよ


そうだ トギさん
私 麻酔薬で試してみたい
薬草を見つけたんです
どお思いますか?


サラがトギの手を引っ張る
ようにして
薬剤室へと向かう
診療室には
ウンスとチェ侍医だけに
なった


どおかしら?
だめ?


ウンスに手を合わされ
哀願されて
チェ侍医が断れるはずもなく


まあ 構いませぬが
大護軍はそれでよいと?


ええ あっちはあっちで
王様に許可も頂いたの
やっぱり色々大変みたいで


それはそうでしょうとも


チェ侍医が頷いた


で いつの予定なんです?


それがね
向こうの予定が優先されると
思うんだけど
3,4日後かしら?


それも急ですね


うん 
でもあんまり時間もないし
こういうことは
わーっとやった方が
楽しいのよ うふふ


大護軍も大変ですね


チェ侍医はしみじみ思う
ウンスは
いつも突拍子もないことを
思いつき
それを実行に移してしまう
決して表には出て来ないが
裏でチェヨンが
万事抜かりなく支えているのは
明らかだと 


で 
隊長にはもう話したのですか?


チュンソクさん?
いえ うちの人にね
聞いてもらうことに
してあるのよ
今頃聞いているかしらね?


きっと驚かれるでしょうね


うふふ そうね
逃げ出すかしら?


ウンスは楽しそうに笑った


そうそう 昨日の虫垂炎の
急患 術後何か変わったことは
なかったわよね


はい 今朝も目覚めてから
話も出来ましたし
医仙様のおかげで命拾いしたと
郡主様共々 感謝して
おられましたよ


そう なんでも
古くから王室に仕えている
一族みたいね
王様が気にされていたって
うちの人が言ってたもの


何度もうれしそうに
うちの人というウンスを
チェ侍医は見つめていた


一方 兵舎のチェヨンの
私室で
チェヨンとチュンソクが
非常に困った様子で
向き合っていた


うちのがだな
そう言うのだ
どうだ?チュンソク?


はあ
ですが 


言いたいことは分かる
俺もどうかと思うのだ
だが
そなたの嫁を妹のように
可愛がってきたであろう


はい・・・


何かしてやりたいと
思ったのであろう
寂しくなるとも
言っておった
それにだな・・・
俺は 妻の頼み事に
弱いのだ


チェヨンは頭を掻いた


それは
十分に知っております


チュンソクはうっかり
口に出しそうになり
慌てて飲み込む


でだ
良い返事をもらってこいと
うちのが言うのだ


なんだか幸せそうに
うちのが・・・と
チェヨンが連呼した


王様の許可は頂いた


は?では
王様はご存知なので?


ああ


そ それは


チュンソクが絶句する


なれど状況を考えよ
王様の許可が必要であろう?


はあ


やむを得ずだ


半ば強引に納得させられた


で 日取りだが
3日後でどうだ?
その辺りなら
大きな軍議もないであろうし
王様に警護が必要な遠出もない


それはいささか急では?


なれど
善は急げと言うであろう?


無茶苦茶なチェヨンの
言い分に
いや 
ウンスの無茶振りに
頷くしかない
チュンソクであった


兵舎の窓から見える青空に
くっきりとした
小さな雲がふわふわと
浮かんで流れていた
その後を包むように
追いかける
真っ白な大きな雲

ウンスとチェヨンのような
雲であった



*******


『今日よりも明日もっと』
うちのひと
特別なあなたを呼ぶ
幸せな言葉







☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


どんだけひっぱるの~?と
お思いの皆様

すみませぬ~

さて ここで問題です
ウンスが考えた
ポムへの贈り物は
なんでしょう?

予想をコメにて
募集中 (ノ´▽`)ノ
もしよろしければ予想を
教えてくださいね~

ぴたり賞の方には
いいことあるかも?


うふふ ちょっとした
戯れ言でした~(〃∇〃)

正解はまた後日・・・

そして相変わらずの
牛歩ですみませぬ (。-人-。)


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