目覚めると 
目の前に彼の顔がある
そんな当たり前の朝が
今日も無事に始まることに
安堵する

昨夜のチェヨンの悪ふざけ
思い出すだけで
頬が熱くなる
そう 顔から火が出るって
こういう時に使う言葉に
違いない・・・


頬が赤いぞ


急に話しかけられて
いつから
見られていたんだろう
と またドキドキする


なんでもないわよ
寒かっただけ


なにか よからぬことでも
思い出していたのか?


チェヨンがウンスの頭を
こつんと小突いた 


いったあ


わざとおおげさに痛がると
本気で心配そうな顔をした

いつもいつも
振り回されているのは私の方
よからぬことをしたのは誰よ

ドキドキさせられてばかりだ
そう思うとちょっと 
しゃくに障って
振り回してみたくなった


大丈夫よ
もう痛くない


力を加減したつもりであったが
すまぬ


本気で謝るチェヨンに
ウンスは笑いかけてから
その胸に顔を寄せた
大好きなこの匂いを
毎日 毎日感じたい・・・

腕の中にいるウンスに
チェヨンがぽつりと言った



片を付けねばならんことがある
今は詳しく話せぬが
全部終わったら話すゆえ
待っておれるか



???
なんだろう? 
少し不安な気持ちになった
ウンスを察して


心配はいらん
もし何か周りから聞いても
何か見ても気にするな


と チェヨンが言った



それは信じて待っとけ
ってこと?


微かに頷く気配を感じた


今は聞かない方が
いいってこと?
ちゃんと後で話をしてくれる?


当たり前だと言うように
チェヨンの腕に
ぎゅっと力が入った



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