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小学校3年生から私は勉強がどんどん好きになっていきました。
その魔法のアイテムは「進研ゼミ」でした。
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塾を営んでいるものが絶賛するのもどうかなとも思いますが、私にとって進研ゼミの赤ペン先生に提出していく作業は自分には合っていました。
これも合うか合わないかだとは思いますが、私はポイントが貯まっていく楽しさをこの時から知り、一番ポイントの高い天体望遠鏡をゲットすることが目標となっていました。
頑張って天体望遠鏡をゲットするまでに至りましたが、肝心の望遠鏡の見方が分からなくて月すら見えずにそのままゴミ箱へと流れ作業になった悲しい思い出も覚えています。
自主勉強ノートも作成して毎日学校の先生に提出をしていましたし、4年生のときは一日で100点のテストが7枚返却されてくるなどで、クラスのお友だちからもすごいと言われて優越感に浸っていたと思います。
しかし、この頃は徐々に友人関係においてもあまり良い思い出はありません。
当時の遊びは公園でドッジボールをしたり、マンションでバラ当てと呼ばれる鬼ごっこ(鬼ごっこは手でタッチしますがバラ当てはドッジボールを当てられると鬼が交代するシステム)、家の中ではレゴブロックで遊ぶ、ファミコンをするといったものでしたが、今みたいに家でゲームをすると言っても長時間できるようなものはありませんでした。
誰かがゲームオーバーすると交代していましたし、何しろ今のゲームと違って難易度が遥かに高かったので、小学生の私たちにとってはすぐにやられては交代するという良い流れができるものでしたね。
そういった部分での良い思い出がないということではなく、地域的に部落を道徳で学んでいたものですから、遊んでいても変にその知識を持った子が差別的な表現をしていたりしていたんです。
本格的ではなかったと思いますが、少しいじめのようなことが起こっていたと思っています。
自分自身が直接かかわったわけではないのでうっすらしか覚えていませんが、頭の片隅であまり良い雰囲気ではなかったことだけは覚えているような感じです。
そして5年生になるとクラス替えになり、その年からは明るかったイメージがあります。
時代もちょうどバブル時代突入といった頃です。
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社会現象となったドラクエⅢももちろんやりました。
私が小学5年生の頃って世の中でも明るいことが起こっているような感じがしていました。
私自身も一番乗りに乗っていた時期で、勉強も好きで外でも活発に遊び、楽しかった思い出しか残っていませんね。
ちなみに小学生の頃に行われていた学芸会ですが、1年生から6年生まで全て主役でした。
舞台に立って大勢の前で劇をすることがとても快感でした。
スポーツでは幼馴染の友人が勝っていましたし、こいつにはスポーツでは勝てないという当時の自覚もあったので、勉強や舞台劇などでの活躍で自分は目立っていたのですが、私としては十分すぎるくらいに満足している学校生活でした。
6年生となった1989年には昭和天皇が崩御され、小学生ながらもこの先の日本の行く末に関して不安な気持ちがよぎっていたことを覚えています。
世界でもベルリンの壁崩壊、天安門事件などが起こって不安定だったことも頭の片隅に残っていますが、私自身の勢いは5年生からさらに加速するような感じで過ごしていました。
6年生の時の学校の成績も3段階評価でほぼ3を占めていましたし、毎日が楽しくてたまらない生活でした。
私にとっては人生の一番輝いていた時はこの時なのかもしれない、と言えるほど自分にとっての黄金期だったような気がします。
ちなみに私は塾通いはほとんどしていませんでした。
中学3年生の受験間際にちょこっと通っただけで、それ以外は進研ゼミを用いた家庭学習によるものです。
ですから、私の生活リズムのほとんどは遊びによって形成されていましたし、遊ぶことが何よりも最優先にできた時期でした。
それでいて成績も優秀だったわけですから「はっ?」「自慢?」と思われるかもしれませんが、私自身がここで伝えたいのは勉強をするにしても、その前提として一日のサイクルの中で精一杯遊べる時間が確保され、満足した状態の後で勉強をするリズムをとっていたから学校の成績も優秀な結果を収めることができたと考えています。
私は親から勉強しなさいと言われたことはこの頃はありません。
もちろん中学・高校の頃は言われましたが、小学生の頃は言われた覚えがないのです。
それでも私は勉強時間として夕方5時から7時までの2時間は勉強時間として確保していました。
自分の中でその時間は勉強をするものだというサイクルを築いていましたから、言われなくともやっていたんです。
プラスアルファとして進研ゼミの内容が面白かったという点もあると思います。
小学3年生の頃からこのサイクルで取り組んでいましたから、小学生の頃の成績が良くないわけがないですよね。
しかも自ら取り組んでいたわけですから半分無敵状態だったと思います。
しかし、中学生になってからはこの無敵状態が続くことはありませんでした。
その話はまた次回に…。
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