ぶきっちょアニくん◆おちゃらけオトくん

ぶきっちょアニくん◆おちゃらけオトくん

協調性運動障害グレーゾーンなぶきっちょ小学生のアニ(兄)くんと、おちゃらけ幼稚園児のオト(弟)くん。
喧嘩して仲良くして喧嘩している、兄弟の日々の記録を残します。

先日の長縄大会の続きです。


長縄大会の時間はお昼すぎ。

本当は見に行きたかったけれど、兄くんが来ちゃダメだと言うので行けなくて。

ただただ時計を見上げながら、家でそわそわしていました。

行けなくて残念な気持ちがほとんどだけど…どこかでほっとしてしまった気持ちもほんの少し。

頑張っている可愛い息子が、皆んなの前でお友達に責められている姿を目の前で見るのが、正直怖かった。


運動が苦手な子にとって、こういう大会や運動会って地獄だと思う。

華々しい舞台で、自分の格好悪い姿を、友達や親や他の保護者の前に晒さないといけない。

しかもチームプレイだと、自分の失敗がチーム全体に迷惑をかけて、時には責められるなんて。

プライドが、とてもとても傷つけられると思う。


勉強が苦手な子には、こんな機会なんて無いのにな。

期待に目を輝かせた親達の目の前で、一斉に筆記テストをして、その結果を順位を付けて皆んなの前で大々的に発表されるようなもの。

そんなことはあり得ないのに、なんで運動会はあるんだろう。

…なんて、運動が苦手な子供を持つまで考えもしなかったくせに、都合良く不満を持ったりして。


とにかく私は兄くんが、1番なんかにならなくて良いから、せめてお友達に責められることなく無事に長縄大会が終われば良いなと願っていました。


そこに、

仲の良いお友達ママからLINEが。


"みんな、がんばってたよ!"


大会を見に行っていたお友達ママから、兄くんのクラスの長縄の動画が送られてきました。


ありがたく思いつつ、恐る恐る動画を再生すると…


クラスの皆んなに混ざって、

何度も何度も、立派に長縄を跳んでいる兄くんの姿が。


大げさだと自分でも思うけれど、ぼろぼろっと涙がこぼれました。

すごいすごい。

辛くて悲しい気持ちだったのに、学校に行けてすごい。

ちゃんと大会に参加できてすごい。

いっちょまえに、タイミングに合わせて前の子をそっと押してあげていてすごい。

苦手な縄跳び、なんと一回も失敗せず、一生懸命跳べていてすごい。


皆んなのように、ただ普通に縄跳びが跳べるようになるのも、それはそれは苦労してきた兄くんなので。


動画の最後には、最高記録を出して飛び跳ねて喜ぶクラスの子たちの中で、同じように笑顔の兄くんの姿が映っていました。


お友達ママに感謝を伝えて、

私はその後何度も何度も、その動画を見ていました。


たかだか長縄大会。

たかだか運動会。

たかだかマラソン大会。


大人にとっては「たかだか」でも、運動が苦手な子どもたちにとっては、プライドをずたずたにされる絶望の時間にもなり得る出来事。


この先、何度もこんなふうに心配をしていくんだろうな。

でも私は、たとえば学校に行けなくなるくらい辛いのなら、運動会もマラソン大会も欠席したって良い、と思っています。

だって、「たかだか」なんだから。


「ただいま!長縄大会、今までで1番跳べたんだよ!」

学校から帰って、にこにこ教えてくれた兄くんを褒めちぎって、


だけどできることならやっぱり、こんなふうに運動会もマラソン大会も頑張ってほしいし楽しんでほしいな、と思わずにもいられない母でした。


兄くん、がんばったね。

良かったね!!

またひとつ、素敵な思い出をありがとう。