すっかり記事の更新もせず放置していましたが、漫画やアニメはコンスタントに読んだり観たりしていました。

お気に入りの作品も色々と増えてきてご紹介したい作品が山ほどありますが、

今回は最近ハマった『ガールズ&パンツァー』をご紹介したいと思います。

ガルパン‗劇場版
出典:「ガールズ&パンツァ― 公式サイト

私のいつものパターンでアニメの放映はとっくに終わっている作品ですが、劇場版が公開されてロングラン上映されていて、しかも4DX上映も始まり、熱気ある状態です。

そんな中、今回私は会社帰りに話題の『爆音上映』されているガールズ&パンツァーを観て来た次第です。

先ずは第一声 声を大にして言いたいです。

この映画 面白い❗️❗️

ストーリーはさておき、このアニメの戦車戦をこよなく愛するファンには堪らない作品です。

アニメの描写で慣れたファンには時間的制約から物足りなさを感じることも多い劇場版アニメ映画ですが、この作品では戦車戦のシーンに上映時間を惜しみなく割いてくれて、もうそれはそれは大興奮のうちににクライマックスまでどっぷり戦車道の世界に浸かれます。


『ガールズ&パンツァー』 作品紹介

例によって、「知っている人には何を今さら」的なお話ですが、簡単に作品のご紹介を。

ガールズ&パンツァ―、略して『ガルパン』はこんな作品です。

「ちょっと一般的ではないもの」+「萌えキャラ」は、この手の漫画の王道ですが、

『艦これ』みたいな「擬人化」アニメではありません

華道や茶道と同様な「女子のたしなみ」として『戦車道』なるものが、古来の日本にあったという設定です。

(まぁ、古来といっても戦車が発明されてそれほど年月が経っているわけではありませんが…)


戦車乗りになることを通じて礼儀正しさなどを学ぶのが戦車道ですが、ほとんどその辺の描写はなく、ストーリー展開上登場するのは、戦車で闘う「チーム戦」がそのメインです。

闘うと言っても安全上の配慮がなされていて「殺し合い」をするのではなく、『競技としての戦車戦を闘う』といったところで、エヴァンゲリオンのような悲壮感は微塵も感じられません。

どちらかと言えば、『スポ根アニメ』に近い感じです。

しかも友達との友情については描写があるものの男子との恋愛的描写は一切なくラブコメ要素は皆無です。

『ガールズ&パンツァー』 その魅力とは?

このアニメの最も大きな「売り」は何と言っても細部にこだわった戦車の描写と戦車戦という戦い方とそれを実践していくキャラクターの魅力です。

例えば、戦車内から観た画面が多用されますが、画面上部には砲身が映っていて、砲塔が回転すると砲身とともに風景が回転する感じはとても臨場感があります。

メカニックはデフォルメした絵ではなく、細部にこだわった再現性がミリタリーファンも魅了することでしょう。

 ガルパン‗Ⅳ号戦車

 ガルパン‗Ⅳ号戦車‗足目

 ガルパン‗Ⅳ号戦車‗上面

しかもちょいちょい戦車の性能など専門的な豆知識が織り込まれています。

主人公チームが乗る戦車も回を重ねると実存する改良型への変遷を遂げてその詳細も紹介されたりします。

 ガルパン‗Ⅳ号戦車D型

 ガルパン‗Ⅳ号戦車改

 ガルパン‗Ⅳ号戦車改H型
 出典:「ガールズ&パンツァ― 公式サイト

緻密なメカニックにゆるいマーキングがミスマッチで楽しいです。

各車両の乗り組みチームのメンバーがマーキングを書いています。

上記のイラストは隊長が乗るあんこうチームのⅣ号戦車なのであんこうが描かれています。



そして、戦車戦の描写では「こそこそ作戦」など可愛いネーミングとは裏腹に大胆な作戦が繰り広げられます。

その時の戦車の動きがまたカッコいいんですね。

『聖グロリアーナ女学園』戦で見せたラストシーンの回り込みながらの砲塔を回転させながら「相打ち」覚悟の決戦の場面は本当に興奮しました。

初心者だった主人公チームも段々とこれらの作戦行動を忠実に実行できる「クルー」になっていくところもスポ根ものにある、いわゆる「成長物語」もなかなか良いです。

『ガールズ&パンツァー』 戦車戦

主人公『西住みほ』がいる『県立大洗女子学園』は他の高校と『試合』をします。

高校日本一を決める全国大会に出場して各校と試合をするのがアニメのメインストーリーです。

試合は決められたレギュレーションで闘うチーム戦です。

ルールは2通りであって、1つ目は自軍の戦車が全て撃破されたら負けの『殲滅戦』、2つ目はフラッグ車と呼ばれる大将戦車1両を撃破すると勝ちの『フラッグ戦』です。

出場できる戦車の台数が試合ごとに決まっていますが、『県立大洗女子学園』は弱小校のためレギュレーションいっぱいの台数を用意できません。

ですから、数的に不利な状況で闘わなくてはならないケースも出てきます。

また車両も強い戦車ばかりを揃えることもできません。

こんな小さな戦車が
ガルパン‗八九式中戦車

こんな巨大な戦車と
ガルパン‗超重戦車マウス

闘わざるを得ないのも戦車戦の特徴です。

この決定的な戦力差を跳ね返すところが面白いんですよね。


ガルパンおじさんがこのアニメを好きな理由とは?

『ガルパンおじさん』という言葉があるそうです。

真意はよくわからないのですが、おじさんのガルパンファンということなら、私はまさにガルパンおじさんです。

ガルパンおじさんなりの分析をしていみたいと思います。

子供の頃のミリタリー魂に火をつけたガルパン

私たちの世代は大抵何かしら子供の頃、ミリタリーに凝った時期があるのではないでしょうか?

第二次世界大戦で活躍した戦車や戦闘機、戦艦などのプラモデルを作った思い出がある方も多いと思います。

大人になってすっかりそんな世界とも縁が無くなった時、こんなアニメで再開して、しかもその活躍する姿をリアルに動画で観られることが体内に脈々と続いていたミリタリー魂に火をつけたのではないでしょうか?

先述の通り、このアニメではメカニカルな描写の再現性の高さと視覚効果で臨場感溢れるダイナミックな映像が楽しめます。


揺るぎない自信でチームを引っ張るリーダー:戦車長

仲間と一緒に戦うのがテーマの作品っていっぱいあると思いますが、戦車戦で二段階のチーム戦の楽しみを教えてくれました。

まずは1両ごとのチーム。主人公の乗るⅣ号戦車はあんこうチーム。

戦車長の西住みほ(にしずみみほ)、操縦士の冷泉麻子(れいぜいまこ)、通信士の武部沙織(たけべさおり)、砲手の五十鈴華(いすずはな)、装填手の秋山優花里(あきやまゆかり)の5人がチームメンバーです。

この5人が戦車長のみほがひっぱり、メンバーは絶対的な信頼を寄せ自分の持ち場に全力で取り組みます。

あまり暑苦しい根性を前面に出したり、「みんな」を強調することはないのですが、見えないところでひたむきに努力していたりして、とにかくみんな「自分のミッションに全力を尽くす」そんな感じなんですね。

主人公みほは戦車道家元西住流の次女で元々姉とともに戦車道の名門「黒森峰女学園」で副隊長を務めていました。

でも心優しい彼女はある出来事から「勝つことだけにこだわる」西住流の戦車道から逃げたくなって転校を決意します。

戦車道の無い学校「茨城県立大洗女子学園」を選んだにも関わらず、意に反して戦車道をやる羽目になってしまいました。

みほは心優しくどちらかと言うと頼りなさげで、転校してから初めて声を掛けてくれたクラスメートからは、

「いつもアワアワしてて面白い」と評されています。

そんな彼女ですが、ひとたび戦車に乗り込むと人が変わったようにリーダーとして振舞います。

どんな状況でも冷静沈着、刻々と変わる戦局にも慌てず的確な対処をしながら次々に作戦をたてそれを躊躇なく実行に移していきます。

メンバーへの伝達もまったくよどみありません。

 ガルパン‗西住みほ

そしてメンバーも信頼しきって彼女の作戦、指示に従います。

時には大胆な作戦を敢行し敵の想像を上回る戦果を収めていきます。

このチーム一丸となった戦い方、チームのあり様が中間管理職に「こんなチームで仕事をして達成感を味わってみたい」そして自分もこんなリーダーになりたい、そんなことを想起させるのではないかなって思います。

これはなかなか他のアニメでは連想しない感覚です。

恐らく作戦の指示が具体的でその指示に基づいた各人の行動もきめ細やかに描いているところで観ている者の反応を変えているのではないかと考えています。

また戦車という、やたら仕事があれこれ多いのに居住空間が極端に狭く限られた人数しか乗り込めない「一切の余剰人員を許さない」特殊な戦闘兵器であることも関係しているかもしれません。

チームリーダー:隊長

戦車1両のチームともう一つのチーム、団体戦としてのチームを統率する、というテーマもこの物語を面白くしています。

主人公のみほは自信が持てないなかで、メンバーの信頼を得て全体を率いるリーダーに推薦されます。

そして作戦立案だけでなくみんなをまとめ上げることにも向き合い、少しづつその成果を上げていきます。

彼女の発する『パンツァー!フォーッ!』の掛け声が発せられるたびに観ているこちらも高揚してきます。

ちなみに『パンツァー!フォーッ!』は「戦車前進!」という意味です。

さて、この団体戦では他にも組織の仕事の分担という側面が描写されます。

その中でもこの人、生徒会長『角谷杏』の存在も面白くしています。

ガルパン‗角谷杏

戦車道が嫌なみほに戦車道をすることを強要した張本人で前半部分は学園ものにありがちなヒール役のノリで登場します。

しかし、常に一歩引いて冷静にチームを分析してチームをまとめるのに大きな役目を負っています。

まさに女子高生にして経営者の風格です。

こんな経営者のもとで仕事がしてみたい、そんな風に思わせます。

特に劇場版ではそのポジションに見合うエピソードが登場します。


こんな感じで大人になると楽しめる要素が実はこの作品にはあるような気がしますので、是非この記事を読んでいるおじさんがいらっしゃいましたら、アニメと馬鹿にせずに一度このアニメを観賞してみて欲しいですね。


そして劇場版を爆音で観た私の感想は?

本当は劇場版のことをご紹介しようと思って書き始めたこの記事ですがすっかり作品の魅力をお伝えするのに夢中になり長くなってしまいました。

ということで今回は改題してガールズ&パンツァーの作品紹介になってしまいました。

次回の記事では極上爆音の劇場版のレビューをお届けしたいと思います。



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