※Qのネタバレありなので未見の方はご注意
♪ 少年よ、神話になれ! ♪
加持「行くぞ」
マリ「合点!」
二人の姿を一瞥するミサト
ターミナルドグマへ続く階段を降りていく加持とマリ
加持「なんだか、二度と上がれない地獄への階段を下りていくようだな…」
マリ「そんな風に感じるの?」
加持「まっ、マリみたいな可愛い女の子と一緒なら、それもいいけどな。」
マリ「ところで…。ゲンドウくんは加持さんの『企み』に気づいてはいないのかな?」
加持「恐らくは怪しいと探りは入れているだろう。
だが、俺にはまだ使い道があるとおもっているんだろう。」
加持「これが俺たちの先祖とはな…。何の因果ではりつけにされているのか…。」
マリ「ところで、6号機は?」
加持「…! しまった…既に手を打たれたか…」
マリ「…。」
加持「まずい!すぐ戻るんだ!ここにはもういれまい!
手が回る前に計画を早めて月へ行くことにするぞ!」
マリ「どこに行くにゃん?」
加持「『アレ』を使うしかない!一緒に来てくれ。今、地球にいるパイロットは、
マリ、君だけだからな。」
マリ「任してといてよ。ワクワクするなぁ。」
格納庫
加持「あそこに隠したエヴァを知っているか?」
マリ「何のことかにゃ?」
加持「やっぱり知っていたんだな。君は他のチルドレンとは違う。
ただの選ばれしチルドレンでないことは薄々感じてはいたが…。
でも少なくとも我々の敵ではない…、それでいいか?」
マリ「好きに考えて!それより早くしないとゲンドウくんの手が回って、
にっちもさっちも行かなくなっちゃうよ。」
加持「そうだ!そしたら俺は『方舟』の用意をする。君はエヴァを起動してくれ。
俺たちが無事月に旅立つまでの切り札だ。
こちらの合図があるまでここで待機していてくれ!」
マリ「了解!」
二人、それぞれの方向に駆け出していく
加持「葛城…、初めて君と一緒に旅行に行けそうだな…。」
マリ「ゲンドウくん、君の思い通りにはならないこともあるにゃん。」
♪ In other worlds, I love you … ♪
【次回予告】