「セックスレスを解消したいが、どうしたらいいかわからない」というご相談を受けることも少なくありません。
夫側からも妻側からも あるご相談ですが、今回は「夫からの相談」(妻からセックスを拒否される)というケースについて考えていこうと思います。
夫からの相談・言い分
夫側から多いご相談内容や言い分を簡単にまとめてみました。
・下の子が生まれてから、妻を誘っても断られることが多くなり、もう2年くらいセックスレス状態です。
「疲れている」「体調が悪い」という理由で断られることが多いのですが、妻は専業主婦なので理解できません。
・もう1年以上妻とはレスなんですが、このまま一生を終わると思うと虚しくもあり腹立たしさもあり、どうしていいかわかりません。
・うちは妻に拒否され続けて3年経ちますが、これって離婚理由になりませんか?
夫婦であればセックスをするのが当たり前だと思うけれど、うちの妻は頑なに拒否し続けています。
・自分は「子作りマシーン」でしかなかったのか?
子どもが生まれる前までは、妻とは週2くらいありましたが、今では少し体に触れただけで嫌な顔をされます。
・妻とはもう5年以上レス状態です。 妻は子どもには愛情を注ぎますが、自分には何の関心もないようなので居場所がありません。
夫が「勘違い」しているセックスレスの原因
セックスレスのご相談にいらっしゃる男性からのご相談や言い分を聞いていて つくづく感じるのは「妻の気持ちに寄り添えていない夫が多いな...」ということです。
もちろん、妻の気持ちに寄り添っただけで「レスにならない」とか「レスが解消される」ということでもないのですが、どう言ったらいいのでしょう...
要するに、基本の「キ」がわかっていない...というか、「結婚したら妻とはいつでもセックスできる」と勘違いしている夫が多いというか...
もっと言ってしまえば、「結婚して生活費を入れていたら、後は何もしなくても自分がしたいときにできる」と勘違いしている夫が多いということです。
そんなわけねーだろ!!
と思わず言ってしまいそうになる気持ちをグッと堪えて、ご相談にいらっしゃる男性には誠心誠意 対応しておりますが...
「妻が夫とセックスをしたくない理由」は コレだ!
多くの夫は、「妻はセックスが嫌い(淡白)だ」「子どもを産んだら変わってしまった」「男としてではなく”家族” としてしか見られなくなった」「自分は愛されていない」「妻は浮気をしているかも」とか...そんなふうに思っているのですが、それって自分だけの”解釈” というか 「妄想”」ですよね?
でもね、妻側からのご相談も受けている私としては、「それは、夫の思い違い」と思っています。
妻側の言い分として実際に多いのは...
・妊娠したときも、子どもが生まれてからも、しんどいとき大変なときに仕事を理由に全く助けてくれなかった。
そんな人の要求に素直に応えられすはずがない。
・ワンオペ育児で大変なのに、言っても何も変わらない夫を愛する(受け入れる)なんてムリ!
・自分は家のことを何もしないくせに、妻が何でも言うことを聞くと思うな!
・家事も育児もしない。 そんな人は夫でも父親でもなく、ただの「同居人」です。
・家事も育児も一緒に考え、一緒にやっていく...そんな人だったらセックスレスなんてありませんでした。
つまり、結婚した途端に、子どもが出来た途端に、あなた(夫)が妻へのサポートをしなくなってしまったこと、もしくは 目に見えて愛情表現が減ってしまったことで、妻は夫からの誘いを受ける気が失せてしまった...ということなのです。
とてもシンプルであり、至極当然のことと思います。
”セックスレスじゃない夫婦” がしている「習慣」
夫婦は、互いに「思いやる」ことが前提です。
お互いの話を否定せず、まずは受け入れる。
そして、自分の意見や主張も言える環境。
お互いに違った人間同士なのだから、違った意見や感想があって当たり前。
それが、いわゆる「普通の夫婦」ということです。
自分の意見や主張が「尊重されない」ということは、人としての「尊厳」が失われているということです。
夫婦で意見や感想が違ったとしても「あなたはそう思うんだね。でも自分はこう思うよ」「そういう見方もあるんだね」など、まずは相手を尊重してから自分の意見や感想をいうことは、なんら問題はないことなのです。
セックスレスになりにくい夫婦は、常にお互いの気持ちや意見を交換して、それぞれが快適に過ごせる工夫をしています。
「問題だ」と思うことは相手に伝え、それを相手も素直に受け止め、問題解決するために2人で話し合います。
どちらかが「こんなこと面倒だ」と思ったら、そこで終了です。
夫婦関係は、”シンプル” なんです。
まとめ
妻がセックスを拒否するか否かは、夫の「愛情」と「行動」次第で決まる!
特に、子育てや家事など ワンオペで大変な時期に夫がどのように関わってくれたかで雲泥の差が出ることは明白。
家庭円満は、至ってシンプル!
どれだけ相手の立場に立って思いやれたか...それだけ!
まずは、とにかく家事・育児を積極的にやって!
===============
【無料メルマガ】
===============
【著書】
===============
【過去のブログ】
===============
【連載】
健康食品会社「やずや」さんが運営するWebサイト、『ココカラ大学』のなかで「ココカラ夫婦物語」という連載を担当させていただいています!
↓ ↓ ↓