「自分の長所を5つ言えますか?」
これは高校の時の担任の先生から生徒たちへ問われた言葉です。
当時、そんなトピックがテレビで流行っていて、今でも就活の際聞かれたりすることがあるようです。
なかなか自分の長所をぱっと5つ挙げられる人って少ない。
クラスでもすぐに5つ挙げられる人は一人もいませんでした。
「今すぐ挙げられなくても、友達に聞いたりして自分の長所を5つ、あげられるようにしておきましょうね」
と先生はおっしゃっていました。
5つね・・・
昔は一つも挙げられなかったような気がしますが、ここ数年で気付いた私のいいところがあります。
それは「人の幸せを喜べること」
「いいところ」を人に聞いても、その人によって、またその日の気分によってもまちまちで。
私は「頑張り屋だよね」と言われることもあれば「完璧主義で周りが疲れる」といわれることもあります。
でも私自身はそもそも自分を「怠け者」だと思っているんですよね。
早めにやることやって終わらせる、そのために計画的に仕事して計画的に休むけどそれは早く家帰ってゴロゴロしたいという「怠け心」からくるものなんですよね、決して頑張るために頑張っているわけではないというか。
また「優しい」っていうのも本当につかみどころのない言葉だな、と思ったりします。
その「優しさ」は誰のため?
損得や嫌われたくないからという理由の表面的な「優しさ」もありますし、厳しくすることが「優しさ」だったり。
自分の長所を人に聞いても、それが本当の長所とは限らない。
だから私は自分の「長所」を、「自分にとってメリットがあること」と捉えています。
もしくは自分がいつもそうすることで「心地よくいられること」。
心地いいので、いつも何となく、自然とそうしてしまうこと。
他の人は関係ない、自分のその特性によって自分を幸せにしているもの。
それがわたしにとっては「人の幸せを喜べること」です。
嫉妬をせず人の幸せを自分のことのように喜べると、自分の幸せが増えるので私にとってはと「メリット」なんです。
なんか気分が沈むな~というときは赤ちゃんの動画や幸せな家族の動画、人ののろけ話や幸せなカップルの話をネットで検索してほっこりします。
人って自分の長所を意識すると、その通りに行動しようとするらしいです。
だから私は「人から見た自分のいいところ」は気にしない。
「人から見た自分のいいところ」に無意識に寄せてしまうから。
「頑張り屋」って言われたら無理して努力したり
「優しい」って言われたらいやなこと言われたりされても笑って過ごしたり
「いつも笑顔でいる」なんて言われたら、悲しくても人前ではいつも笑顔で誰にも言えず悩み事を抱え込んでいたり
「掃除が得意」と言われたら、ほんとは片付いていないと落ち着かないだけで掃除は好きじゃないのに、いつの間にか自分ばっかり掃除する羽目になっていたり
自分のいいところはあくまで「自分主体」「自分がいい気分になれる」と心に決める。
「頑張り屋」じゃなくて「好きなことに夢中になれる」
「優しい」じゃなくて「和を貴ぶ」とか
「いつも笑顔でいる」じゃなくて「歯がきれい」「笑い皺が似合う」とか
「掃除が得意」じゃなくて「インテリアのセンスがある」とか
たとえばですけどね笑(例えが・・・)
うーん、そう考えると私のいいところ、いっぱいありそうです。
「運転中、気づいたら道を譲る」
「毎日シートパックを欠かさない」
「読書」
「毎日トイレ掃除をする」
どれも、それをすると気分が良くて、好きでしていることです。
結構何気ないことですが「長所」、まだまだいっぱい出てきます
自分のいろいろな長所を発揮して、今日も楽しく生きる。
そうすると自然と周りの助けになったり、おすそ分けでその人もいい気分になれる。
そんなところが「長所」だと思います。