先に掲載したい記事があったので、遅れてすみません。一昨日の話です。
今のハイビジョンよりはるかに鮮明な映像を楽しめる4K・8Kの本放送が来月1日から始まるのを前に一昨日(5日)、都内でイベントが開かれ、女優の深田恭子さんが視聴を呼びかけました。
4K・8Kは、画素数を大幅に増やすことで今のハイビジョンより遥かに鮮明で臨場感あふれる映像と音響を楽しめる新しいテレビ放送で、NHKと民放などが来月1日から順次本放送を始めます。
NHKと民放各局が加盟する放送サービス高度化推進協会がイベントを開き、推進キャラクターを務める女優の深田恭子さんが4K・8K放送の視聴を呼びかけました。
「景色が実際にその場にいるような、その場にいる以上に美しく見えるような気がしました」と深田さんは話しています。
放送を楽しむには、対応したテレビが必要で、チューナーが内蔵していない場合には外付けのチューナーも必要になります。
推進協会が行ったアンケートでは4K・8K放送の視聴方法を知っていると答えた人は、およそ20%に留まっていて各社の番組を掲載したパンフレットを配るなどをして周知活動を進めていくことにしています。
(NHK ニュース シブ5時)
4K・8Kついてもう少し調べたいと思ってググりました。
すると、以下に示す総務省のホームページに辿りつきました。
そのホームページの引用です。
4K・8Kとは、次世代の映像規格で現行ハイビジョンを超える超高画質の映像です。
4Kは現行ハイビジョンの4倍の画素数で、高精細で、臨場感のある映像が実現できます。
そして、8Kは現行ハイビジョンの16倍の画素数です。
立体感も加わり、さらに臨場感のある映像を体感できるようになります。
最先端の映像技術により、映像の高精細化だけでなく、次に示す4つの特徴により、従来実現出来なかった色彩豊かでなめらかな表現が可能になります。
これにより、医療、美術等の幅広い分野での利活用も期待できます。
広色域化
現在のハイビジョン放送に比べ、表現可能な色の範囲が大幅に拡大し、「実際に見える色」に近い表現が可能となります。
画像の高速表示
現在は、1秒間に30コマしか表示していませんが、最大で120コマの表示に高速化できます。
これにより、動きの速いスポーツなども、「ぼやけず」「なめらかに」表示可能となります。
多階調表現
現在のおよそ1,600万階調に対し、およそ10億階調へ拡大します。
これにより、色や明るさの変化がなめらかになりより自然な映像となります。
輝度
最後に、輝度については、HDR技術により、映像で表現できる明るさの範囲が大幅に拡大し、より現実に近い明るさの表現が可能となります。
このようにハイビジョン放送を超える魅力的な4K・8K放送ですが、「4K」は既にいくつかの放送やインターネットサービスで始まっています。
現在、衛星放送の1つである124度、128度CS放送、ケーブルテレビ、IPTVなどで「4K」サービスが提供されています。
2018年12月からは、BSと110度CSにより「新4K・8K衛星放送」が新たに始まります。
この新しい放送を提供する事業者も2017年1月に決定しました。
2018年12月から順次放送を開始する予定です。
ハイビジョン放送よりもっと臨場感あふれる、きめ細かな放送が、いよいよスタートします。
この新4K・8K衛星放送に対応したテレビやチューナーなどの受信機は放送開始にあわせて発売される予定です。
(総務省ホームページ)