3月13日に、10歳の少女が書いた詩です。

テレビを見て、被災地の様子を見てその場で書いて…
「この詩にメロディーをつけて」
と言ったそうです。

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1.被害の無かったあなたへ
  「かわいそう」
  って何度も言わないで
  「大丈夫!」
  って励ましてあげよう
  テレビの前でも どこでもいいから
  「届くように!」
  と祈って祈って・・・
  「被害がないから関係ない」
  なんてことは一つもない
  肩
  「トントン」
  ってしてあげたいよね?
  でも 届かないから
  声だけでも
  手話でも 音でも 何でもいいさ
  とにかく気持ちを伝えよう

  世界は家族だから
  けんかしてても 
  今 この手をつないで ほら
  温かいでしょ
  心もぬくもりを 
  やさしくうけとめる

2.被害にあったあなたへ
  「失った」
  ってそんなに悲しまないで
  失ったものは 帰ってこないけど
  その悲しみを一瞬だけでも
  やわらげてみたいと ただ願うよ
  前の家を思い出せば また涙が
  「ポロリ ポロリ」
  目をつむって シーン としてみたらね
  誰かが励ましてくれているんだ
  次 目を開ければ
  そこには手が
  どこかの誰かが さけんでる
  
  世界は家族だから
  笑顔を見せて 今 この手をつないで ほら
  涙あふれる
  心もピンクに
  そーっと染まっていく

  「これでいいや」
  ってあきらめないで
  一秒でも早く 一mmでも深く
  気持ちを伝えよう
  無理ない程度に納得いくまで
  
  世界は家族だから
  けんかしてても
  今 この手をつないで ほら
  温かいでしょ
  心もぬくもりを 
  やさしくうけとめる
  
  世界は家族だから
  笑顔を見せて
  今 この手をつないで ほら
  涙あふれる
  心もピンクに
  そーっと染まっていく