益子を巡る・地蔵院へ | はろはろはうすの<何を食べようか>

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夕べ何を食べたかも忘れてしまうオッサンの、気が向いたらの日記です。

3月21日

せっかくなので益子観光をもう少し。

 



先ずは「地蔵院」へ。







山門の前で振り向いてみる。




地蔵院は3代宇都宮家当主であった
宇都宮朝綱が長男の業綱の菩提を弔う為に
建久3年(1192年)に創建した
「尾羽寺」を前身とする。









朝綱は百町の公田を
横領したと朝廷に訴えられ
土佐へ配流。

やがて罪が許されると
益子のこの地に隠遁し、
尾羽寺を宇都宮家の
菩提寺として整備した。











宇都宮家はその後も
勢力を維持し戦国大名に発展、
寺も隆盛を続ける。

天正12年(1584)に
当時の当主であった宇都宮国綱に
背いた七井城主・益子勝忠が
毒殺されたのもこの尾羽寺である。











現在の地蔵院本堂は
室町時代中期に
尾羽寺の阿弥陀堂として
建てられたものである。

ここが真言宗の「地蔵院」となった
時期は不明だが、
少なくとも江戸時代中期までは
尾羽寺だったと考えられている。



それにしても

実に美しいお堂である。

 

何度も見とれ、

また振り向いてしまう。










境内のこの「観音堂」も
室町時代に建てられたもの。

 

このお堂も美しい。













 



この辺りは静かで雰囲気が良い。
さらに周辺を散策してみる。