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ピラティスルーム ハーモニー
ピラティスインストラクター&栄養コンシェルジュ®２ツ星の古澤麻衣子です。
30代くらいまでは、自然や季節を楽しむようなことは、あまり意識せずに生きてきました。
私が生まれた栃木は、なかなかの田舎で（笑）若い頃は都会に出たかった！
自然豊かなところより、都市が好き。
という頃もありました。
40歳を過ぎてからは、年齢なのか、自分の好みの変化なのか徐々に、
・自然豊かな場所にいってみたい
・季節を楽しみたい
・昔の人が大切にしていた暮らしの知恵を知り、取り入れたい。
・星や宇宙のしくみや流れを知りたい
こういった感覚が芽生えてきて。
ざっくり言うと
「自然はじめ、周りの環境と調和しながら日常を丁寧に暮らす」感覚。
ちなみに昨日から立春まで「冬土用」に入りました。
土用といえば「土用の丑の日」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか？
これは「夏の土用」のことで、土用の期間は年4回あります。(これ、私は知らなかった！)
期間は、立春、立夏、立秋、立冬の直前、約18日間。
こう見ると、ちょうど季節の変わり目に当たるのが「土用」となります。
つまり、次の季節を迎える調整期間。
季節の変わり目で体調を崩しやすいので注意しましょうという、昔からの生活の知恵ともいえますね。
この時期は身体的にも精神的にも不安定になる時期。
と頭の片隅に入れて、少し気をつけて生活すると、身体も心もラクになって、
次の季節の流れにスムーズに移行できるような気がします。
今の時期は身体を温める力が弱まり、冷やす力が強まっている時。
冬の養生はその対策とも言えます。
身体を温める。
エネルギーを蓄える。
これがポイント。
「冬土用」で気をつけたいのが「腎」
「腎」の働きを担っている臓器は主に、腎臓、膀胱、子宮、卵巣、睾丸といった、泌尿器、生殖器など。
ホルモン分泌、消化液分泌、血液の調整などを通じて体液そのもののクオリティ・コントロールを司っています。
冬の時期は寒さで『腎』の働きが低下し、身体がむくみやく、年末年始の暴飲暴食などにより胃腸も疲れていたりして、身体がスッキリしにくい時期です。
寒さによって腎の働きが弱ると、老廃物を排出しにくくなります。
腎の養生は
・夜更かしに気をつけつ、質の良い睡眠をとる。
・冷えを我慢せず、とにかく温かく過ごす。
（腰やお腹に腹巻やカイロを貼る、お風呂で身体を温めるなど）
・温める効果があり、エネルギー源になるもの、腎を補う食品を食べる。
（味噌汁やおかゆ、スープなど温かい朝食はオススメ。冷たい飲み物は控える)
・乾燥を感じたら水分を補給する
・激しい運動は避ける。
(寒さで強張りがちな身体をほぐすストレッチや軽いウォーキングなどがオススメ。汗をたくさんかくようなエネルギー消耗は避け、蓄えることを第一。疲れるほどの長湯にも気をつける)
本来、自然界の動植物達は秋にしっかりエネルギーを蓄えたのち、冬の季節は活動を停止してじっと春を待ちます。
人間もそうしたいところですが、残念ながら冬眠はできません(^^;;
蓄えの季節である今は、内側にエネルギーを十分に補充して、始まりの季節である春からを軽やかに過ごせるよう、整えていきましょうね。
冬の養生について、もう少し具体的に知りたい方は、お仲間の鍼灸師、由仁さんの記事をご覧にください♪
長い休み明けの養生術。食事の「甘み」は控えめに。体づくりはじっくりと。鍼灸師ゆにの京風養生vol.4
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