・捻れて潰れたホースを解いて拡げるように身体の中に空洞を作る感じ。空洞は腕と半身を脚を通るチューブのような感じで、左右軸と中心軸の3つが主に感じられる。同調で相手の雰囲気や軸が全身の毛穴から浸透してくるような同調の感じと空洞の感覚を両立させる方が合気で効果があるように感じる。
・以前から書いている肩関節に間隙を作るように肘を伸ばすやり方についてだが、これは肩関節の烏口突起側を後ろに下げる感じでやるのが良い。この後ろに下げる感覚を以て同調の吸い取る感覚と合わせると良いように思う。また、肩関節に間隙を作る状態とお化けの手のように肘が下に落ちる感じにする感じを両立させる腕の形にすると相手に合気がかかりやすくなる。
・手のひらの接触面は出来るだけ多く広く、かつ柔らかい状態のままにしている方が相手と繋がり易く、また、相手に安心感を与え無意識的な身体の警戒を解き易い。
・意識の注意の焦点を水平線や地球の中心や天蓋やあるいは相手の軸上に置くと、自己領域(気のようなオーラみたいなもの)に流れが出る。全身が緩み、広がった自己領域全体が均質かつ同方向に流れが生じるのが良いと感じる。
・合気では気は拡散的になり身体の内部が空のチューブのような感覚になってくるが、おそらく空手の型などで鍛錬されるものは反対に身体内部に気を濃縮していく硬気功みたいなものだと思う。ブロンズのような金剛のような密度の高い剛体へのイメージによって誘導される身体の状態に近いと思う。
・肩関節の隙間を拡げると今まで書いてきたが、これは感覚としては肩甲骨が大きな羽根となって眼の前にいる赤ちゃんを風や雨から護るように羽で包むようなイメージに近い。この感覚は同調及び相手と繋がる感覚とも密接に関わっており、体幹や胸郭の内部感覚が緩むように下に落ちて実体感が消えていくように沈めていく事で同調が起こり易くなると感じる。
・体幹や胸郭の内部感覚が落ちて抜けていく感覚は、更に推手や船漕ぎの動きや体幹部をワイングラスの水を回すような感じで動くと言った、言わば、寄せては返す波のように相手に合わせて吸収してから向かう流れに乗って移動する円運動の感覚的イメージが途切れず潜在的に活き続けている状態が大事。この円運動によって相手との同調が起こる。
・前腕は使おうとしない事が合気においては有効だが、指先から流れだけは出ているような状態でないと相手に気が通りにくく均質性も崩れる。この指先からの流れとは、例えば指先に水滴が垂れて集まり滴っているようなイメージをした時に集まった指先の意識の感覚が霧状の紐のように空間の外へ流れ出ていく感覚に近い。
・とにかく、合気やぶつからない力において大事なのは、全身が緩んでやってやろう感や手応えが無い状態で自然な流れに乗っているような感じに入る事である。技においては相手を動かすのではなく自分の身体の手応えが抜けて相手が拠り所を失って浮く状態になる点が大切なポイント。
・腕の形を変えないようにする際、腕のフォームを固定しようとするのではなく、そのままの姿勢でしゃがもうとするように腕が落ちる方向に沈む流れがあると自ずと腕が強固になるように思う。
・護道における意念・イメージによる不覚筋動を利用して相手の関節軸を固定化させる技術では、できれば接触面から順に相手の関節軸をちゃんと丁寧に固定化させていくイメージを持つ方がよい。
・護道の錬成法は今まで身体の軸の意識と効果的な体幹の姿勢と伸筋を使う事を鍛錬するものと考えていたが、個人的な解釈でしかないが、もしかしたら作為を抜いていく道(霧の柱のような)が通るようにするのが大事なんじゃないかと思い浮かんだ。おそらく、錬成法は心理的に落ち着く方向に試みるのがよいのかもしれない。
・以前、肩関節の間隙を空ける事について書いたが、別の言い方をすると、上腕と肩甲骨が分離して腕のみが落ちる感じにし、体幹と腕を力でつなげようとしないようにする。
・自分の腕や掌から相手の身体に力を作用させようとするのではなく、例えるならば、自分の霧のようなオーラ(自己領域・間合い・パーソナルスペース)と相手のオーラを浸透させてオーラだけを運ぶかのようなつもりになる事。
・合気上げの際、手の甲は自分の気の流れ(作為が抜けていく流れ)をきちんと伝えられるように相手に密着させるようにすると良い。この再、手の甲は密着させる方向(外側)のみに力を加えるだけにし、相手の体幹方向へ押し込むような力は加えてはならない。
・合気とは自分のオーラ・雰囲気を扱う技術だと個人的には解釈している。このオーラ・雰囲気・自己領域全体から自分とそれに浸透したものの作為を抜いていくようにするのが良いように思う。
・一体化においては自分の身体のある意味実感が消える位まで緩む事が大事。そして、緩む上で吸い取る感じがある方がより緩んだ状態になる。
・相手に力を送ろうと押したり、体重を掛けて寄りかかったりするのではなく、吸い取る感じがあるぶつからない状態の中で下腹部の重心で相手の間合いに入っていくようにする。吸い取る感じはぶつかりが起こったらすぐさま吸収する準備ができている状態でもある方が良い。
・改めて大事だと感じた事。
①手や身体は相手を操作したり力を伝える為のものではなく、ただ一体化だけをし続ける為の器官と捉える。
②一体化は相手の身体に対してではなく、相手の周りの間合い、空間、雰囲気と一体化をする。
③一体化は自分の身体の実感がよく分からなくなる位、芯の芯まで緩んだ状態でないと十分には発揮されない。
④骨盤から胸郭も肩関節同様に間隙を出来るだけ潰さないように広げたまま空いている感じを大事にする。
・手足をお腹の先端のように感じられる事。お腹の緩みの感覚が手足へ広がっていくように。
・同調では、相手の自己領域・雰囲気と自分の霧のような自己領域がピッタリする・フィットするような感じにする。相手の周りの空間が自分に浸透してきて自分はますます透明になっていくような感じ。
・自分の場合、右肩や右腕は外側、左腕は腋窩から内側側にボディイメージの偏りがある。この右肩外側の感じは押し込み型の力の頼り方が前提のようになっている所もあり、気配としてすぐに相手に捕らえられてしまう。なので、右肩ではなく、右の腋窩に意識を持っていき、肩を遠くに感じるようにするのが良い。
・手や腕の抜きや緩みよりも、肩やお腹の緩みの方が合気にとっては重要。
・同調や吸い取りや緩み等の各側面の意念よりも、合気状態にキレイに入った時の感覚を直接思い起こすようにして誘導する方が良い。この感覚は、とても繊細な柔らかい意念、白い霧のようなフワァーとしたようなサァーとしたような意念であるが、リラックスした猫を撫でたり乗っかかられている時に感じる心理的な面も含めた柔らかさに非常に近い。
・硬い地面に踏ん張って力を頼ろうとはせず、足が沼に浸かっているかのように緩い感じのままでいるようにする。
・お腹の中心に向かって全方向から空間の雰囲気が毛穴を通って浸透してくるような感じ。
・肋骨・胸郭においても緩んで霧のように柔らかく動くイメージ。
・前腕は相手とつながる為、同調する為の棒。押すための棒となってはならない。
・相手の周りの空間と同調する際、相手の反射・反応を汲み取って、それに合わせてその意念と同じ方向を向くような感じに「どうぞ」ときれいに流して流してあげる感じ。
・前腕が同調するための棒となっている時は、手や前腕に相手からのなにか空気的な何かが浸透してくるような、流れ入ってくるような感覚がある。
・同調する棒に前腕がなる際は肩と腕が切り離されて、ある意味自分とつながっていないかのような感じが良い。
・水の中に沈んでいくように潜在意識に柔らかく沈んでいき、潜在意識に委ねる感じ。
・同調は全身で均等に行うのが好ましい。同調の中心をお腹に置き腹部から全身的に同調するのも良さそう。この場合、前腕が同調する為の棒となって肩から切り離されてあたかも自分から遠くにあるような感覚と、謙譲の美徳の術理のようにお腹の中心に向かってバランスを取るように同調の流れが集約してく感覚があると良いように感じる。
・相手の軸を吸い取るといるよりも同調によって浸透してくるように自分の軸へ受け入れていくような感じ。
・合気状態への入り方。「何も無い空間の中(何も無いので護る必要も無いし力む必要も無いし姿勢を保持する必要も無い)で緩む」→「霧の赤ちゃん空間を優しく運ぶ為の空間との一体化」。
・感じる事は押し上げであり、中心からの身体を感じる事。感覚を対象を観察し分析する為の働きにすると凸的か凹的になり自己体感を喪失する。
・ベッドで横になっている時、枕の形やベッドの柔らかさや掛け布団の厚みや重さを感じるのではなく、発酵したパンのように温かくふっくらと中心から膨らんでいる自分の身体を感じる事。
・仙骨部から体幹、腕へとは緩む事によって繋がるが、繋ぐ感覚はとても繊細なので、それを大事にし壊さないようにしながら力の出処を仙骨や仙腸関節、股関節辺りからにする方が良い。
・相手の身体に触れようとするのは既に意識による力が出しゃばってしまっていて相手に反射的な対応をされてしまう状態になっている。相手と一体化する場合は、相手の体をネガ、相手の周りの間、言わば空間をポジとして捉え、相手の体を触れたり押したりしようと目的の対象とするのはやり過ぎなものと見做し、自分が緩むことで生じる自己領域と相手の周りの空間と一体化し、互いの霧が浸透し合っているような状態を崩さずに優しく運ぶ事が大事。この間中、「吸い取っている」感覚・意念が全身的に生じている事、見失わない事も大事であり、これは相手との一体化が起こる要素の一つとも考えられる。
・「何も無い空間の中で緩む」という意念(自分にとって身体感覚を誘導できる程に感覚と結び付いているイメージ、不覚筋動を呼び起こせるような自分と親和しているイメージ)においての何も無い空間は全方位遠くの方までも何も無い感じが良い。
・「何もない空間の中で緩む」と「霧の赤ちゃんを優しく運ぶ」という意念において、例えば花や猫を可愛い、少しも傷つけたくないというような気持ちを覚える時の胸の中心辺りの緩むような開くような感覚が全身へと広がっていく感じが良さそう。
・自分の背中と相手の背中とが一つの球を作っているようなイメージで相手と繋がる誘導も有効であるが、この時の球も霧状のような、吸い取る感じのあるような柔らかいイメージの方が良い。
・肘から先を使わないような感覚のまま、肩から肘に掛けて間隙を広げるように緩みの感覚と肘から軸を遠くに伸ばしているかのような感じとを両立させ、肘から先が相手や何かに接触したとしても気にしないで、ただ歩くように自分の体幹を空いている空間方向に向かって進むと肘から先はぶつからない力になる。
・身体全身は緩ませて相手と一体化する為のもの、相手の自己領域を吸い取る為のもの、クッションとなって緩衝材となる為のものとして捉えた方が良い。
・「何も無い空間の中で緩む」誘導の際、守る必要も力む必要も姿勢を保持する必要も無いのと同様、辺りを探る必要も自分の位置を変える必要も無い。
・股関節と仙腸関節の緩みで腰を回旋させる動きにおいて、自分の場合特に左臀部に意識と感覚の流れが通りにくくなっている為、そこに緩みが通っている時の動きを練習した方が良い。
・相手の手首を片手で捻る技において、相手の腕を回そうとか捻ろうとか思わず、吸い取るような緩んだ手と腕のまま労宮をただ相手の腕に密着させる事に集中し、相手の腕は押さないけども方向性として肩口に向けて軸を立てているような感じにして腰からの緩んだ力を通していく感じが良い。
・合気上げからの軸の回転を行う際、社交ダンスのように相手を丁寧に運んであげるような感じにする方が良い。また、回転の軸は中心というよりも若干背骨寄りの位置っぽい。
・特に片手での合気上げでは、相手の手との接触面がなるべく多くなるように相手の手に合わせてくっつけるようにするのが良い。そして、ある程度上げた後は、接触面から相手の手に力というか針的な軸のようなものを突き抜けさせると良さそう。
・掌で吸い取りながら押す際、伸筋側を使って関節を伸ばす感じに行うのが良い。屈筋側で押すと力感が強くなりぶつかり易くなる。
・肘の位置を固定して肘を伸展させる事だけに意識を集中させるやり方を行う際、そこの空間に肘を置かせてもらっている感覚の上で以前述べた腕や脚や首の付け根の感覚を肘に置いてやると技の再現性が高くなった。
・以前書いた、サッと素早く且つ優しく相手の手前の空間に触れる感じに動いてから瞬間的にゆったりと同調するようにして自分と相手の自己領域を運ぶ感じでやる崩しについて、自分と相手の自己領域を同調させる時も相手の手前の空間を依然として目標にしたままにしておく方が良い。ここで相手の肩等に目標を変えてしまうと相手の体に対するアプローチ感が強くなってしまい反射的に反応されてしまう。
・腕や脚や首の付根の感覚に集中する際、付け根から腕や脚がそれぞれ一本の紐のように繋がっているイメージを投影しない方が良いだろう。既に自ずと身体自体として繋がっているのでただ漠然として付け根として感じる程度で良い。
・インナーマッスルも緩ませた方が良い。緩みによって自己領域が霧のように身体から滲み出て広がっていくような感じ。
<メモ>
・鎖骨をボニョン化して顔を洗う時のように自然体の動きで合気上げ
・腰の回転で相手を崩す際、空間と同調して溶け込んだ感じになってから丹田または仙骨の一点だけ向きを変えていく感じ
・何もない空間で手を伸ばす感じは身体の中になにかの流れる線がサーと流れる感じ。空間に対しての「あなたが語りたいままに」
・肘の一点に集中する技は前腕を回内、回外で感覚が変わってくる。肘に中心帰納するが、伸筋側を経路とする感じ。
・予め反応された時の相手の緊張も吸い取るような状態でいること。
・インナーマッスルの緩みと空間との一体感の両立。
・軸の回転は仙骨辺りで渦となって落ちていくようなイメージ。
・脳波写しの感覚・・・軸に頼っていない感じ。インナーマッスルも緩んでいる感じ。全身のミントのようなスースー感。でも身体の中に意識は籠もっておらず、周囲の空間にも漏れて拡散している感じ。地面を蹴っているのではなく、ある意味腰上が浮いている感じ。
・スワイショウや身体を揺すってピタッと止めた時の全身のじんわり感。
・身体を緩めることで繋がりが生じるように、インナーマッスルも緩めることで繋がるのかも。
・中心帰納は相手の軸を吸い取って抜こうというイメージによって誘導する方がいいかも。
・以下の点に集中すると脳波写しの状態に近くなるように感じられる。
①空間・相手の自己領域との一体感。これは押すのではなく何も無い空間に手を伸ばす時の身体感覚にも近い。腕だけでなく、脚も同様に無重力かつ何も無い空間の中で脚を伸ばしていくような感覚を探るのが良いだろう。
②インナーマッスルの緩み。それによって軸を頼りにしている感を止めて、全身の繋がりや均等感に意識を向ける。
③全身的な開く方向への感覚。伸筋側への運動、背中側から力が使われている感じ。
・深部からの緩みによって言わば気のようなものが外へ漏れ出てから、空間との一体化をするのが良い。
・合気上げの際、掴まれている相手の掌に自分の手の甲を押し付けるようにすると、相手の手との接触が切れにくくなり技が利き易くなる。
・合気上げで自分の親指を胸に向けるようにして手首を返すような動作の際、肘が前に引っ張り出されるような感じにすると良い。またこの時、前腕をどう動かすかを意識するよりも漠然と胸の前の空間をロール状に巻き取るようなイメージで自分の腕を誘導する方が効果的に感じる。
・ぶつからない力において、あるいは、緩みや抜きにおいて、自分の体全体の不安定化は非常に大事なポイントのように感じる。この不安定化とは単に脱力するのではなく、頼りとする所を見失うかのような感覚がある事が大事である。脱力させて倒れかかって体重を掛けて寄りかかってしまう場合、実は自分自身は相手からの反作用を前提に構えて安定しようという意図が入って十分には力みが抜けていない状態になっており、また、相手の体を目標対象としている事から相手に反射的に抵抗反応されぶつかる力ともなる。
・どこかの部分から力を発するというようなものを無くした時の均質感。気配を出さないとは別の意味では全体が僅かずつ力を出して全体が動いているような感じ。特に自己領域全体の感覚で相手の自己領域空間全体を運ぼうとする際の感覚。
・振り向く動きを丁寧に行う。なるべく内側だけで動かして外に気配が出ないようにする。中だけが最初に動いて外への力は一番最後に行く事。腕も肩も押し込む感じにすると既に中心からズレた前のめりの動きになっている。
・体の裡の緩みの感覚を体の外側へと順に伝搬させていく事。自分の体の中で緩みを伝えていく事が大事。この伝えていくというのは流れではなく、今緩んでいる部位の隣の体の細胞自身がそれに同調して緩んでいくといったように、順々にそれぞれの細胞自体において生じていくものと捉え、細胞間の会話あるいは伝言ゲーム的な変動とみなした方が良さそう。例えるなら、観客席のウェーブみたいなもので流れていく波は実体のないものである感じ。もしかしたら気を出すとはこういう感覚の事なのかも。
・例えば、「相手の肩を押そう」というつもりで押すのではなく、相手の手前の空間を押したら「はい、押し終わった。」と目的と動作が終わった意識になって、後のフォロースルーの事を考えないままに放っておく感じにするとぶつからないで相手に力が通っていく事が起こり易い。
・相手に掴まれている所を相手に持たせてあげ且つ吸い取る感じにして、そこを溶かし込むように相手と馴染ませると同調が起こっているように思えるが、この感覚は掴まれている場所だけでなく全身へと伝搬させていくのが望ましい。
・中心帰納について、個人的な解釈としては腕と足(できれば頭も含めた)の付け根としての言わばボディイメージ上の意識の仮の集中点と捉えているが、軸というのはこの集中点を体の重心の垂線上に一致させた際のラインと考えている。
・軸の回転というのは付け根の集中点以外の全身を相手と同調状態にして緩んでいる中、付け根のみの向きを変えて、それにつられて紐が動かされるかの如く遅れて手足が運ばれる感じにするのが良い。でんでん太鼓みたいな感じ。
・相手を押す際、接触面の圧力を変えずに掌(労宮)から吸い取る感覚で行うが、これを中心帰納で下腹部や尾てい骨辺りに意識を向けそこに向かって吸い取っている感じにすると技の利きが良くなる。
・肘の位置を変えずに相手との接触箇所は意識せずに肘をただ伸展だけさせるという動きをやる際、自分のもう片方の手を肘に添えると非常にやり易くなる。肘に手を添えた際、肘を動かす側の腕をもう片方の手に預けている構造が生じて肩が力まずに済んでいるように感じられるので、おそらくそれが関係しているように思う。体重を預けるように肘をその空間に置かせてもらっているような感じにするのが良さそうな気がする。
・サッと素早く且つ優しく相手の手前の空間に触れる感じに動いてから瞬間的にゆったりと赤ちゃんの腕を落とさないようにしっかりと優しくピタッと触れて同調するようにして自分と相手の自己領域を運ぶ感じにすると、相手の予測にズレが生じ反射的な抵抗反応も起こりにくい為崩れが生じる。
・相手の手首に手を添えて、相手の肘あたりをもう片方の手で引こうとする際、空中後方に肘打ちをする事に意識を向けて前腕を意識が抜けて放っておかれた腑抜け状態にしておくと相手に力が通りやすくなる。
・首の角度について、唾を飲み込みやすい角度にすると中心帰納においてお腹の方に流れが自然と落ち易くなる。この感覚がありつつ、同時に余すところなく持っていかせる感覚があると良く、持っていかせる感覚の流れは水平線上の遠くの山を眺めるが如く相手の中心と関わらないようにして向こうに抜けていくようにするのが好ましい。抜けていく感覚は意識の方向のみならず、相手を物理的に押してその反作用としての相手の意識の方向を例えば自分の後方等へ抜かせてしまうといったやり方もある。