今月最初のハープ訪問では、103歳となる方のお誕生日をお祝いすることができた。100歳を越えた方と実際に対面でお会いするのは初めてのことかもしれない。人生の荒波を何度も何度も超えてきて、今は穏やかにしている存在そのものが本当に素晴らしいなぁ、と素直にシンプルに思った。
駆けつけてきた長男さんご夫婦とお孫さん、それから次男さんの奥様やその他のご利用者さん達も加わって、沢山のお花とケーキに囲まれた賑やかなティーパーティとなった。私自身は、あんまりこんなこともしてあげられなかったなぁ…といつしか母のことを思い出していた。
後日、次男さんの奥様から演奏のお礼にと、その時の写真と額入りの素敵な押し花アートを送っていただいた。見ているだけで癒される。一瞬、切り絵? と思ったが、全て押し花や押し葉を使ってご自身で描いているとのこと。あの日の手作りケーキも素晴らしかったし、普段からおばあちゃまのことを一番気にかけて訪ねて来るのもこの方だと聞いている。とても自然体で柔らかい笑顔の人だった。その手間隙を惜しまない丁寧な生き方が透けて見えるような気がした。

今月はZOOM開催の講義や学会も目白押しで、楽器を持って出掛けない休日はずっとモバイルに張り付いている。たまたま手にとって観たDVD映画や本の中でも不思議と似たようなテーマが語られていたりして、何だか「いのちのこと」「生きること」についてのメッセージを集中砲火で浴びているようだ。自分で思っている以上に、今こそ、そのことを学ぶべき時期なのだと言うことなのだろうか?
それにしても、最近のweb講演はライブ配信とオンデマンド配信が上手く組み合わさっているので、自分の都合に合わせて学んだり、聞き直しができるものも少なくない。期間限定であったとしても、時間に縛られずに選択肢を広げられるのはとても有難いことだ。
そしてまさに、クリスマスの待降節。
ある日帰宅すると玄関脇のツツジにイルミネーションが! 一瞬何事かと驚いたけど、お二階に住む老夫婦のお茶目な仕業だとすぐにわかった。時々、小学生ぐらいのお孫さん達が遊びに来ている。太陽光発電で暗くなると輝くのだそうだ(^-^)