「狂言 『神鳴』 の医者役をやれ」

というゲンさんのムチャぶりを 躊躇することなく受けてしまった。


「台本の読み合わせは電話で。

当日、バーティまでの時間に

お稽古場に寄ってもろて、ざっと動きを付けましょ。

大丈夫、大丈夫」


恋人でもないええ年した男と女が、夜中に長電話。

その訳は狂言のお稽古!

多分、無料通話登録までして、そんなことをしている男女は

日本中でゲンさんと私くらいだろう。


台本の読み合わせをしたのは、計6~7回くらいだろうか。

そして大阪で行われるパーティの当日を迎えた。


動きの確認をするため、

東京から直接 お稽古場があるゲンさんの自宅へ。

そこには お父上の安東伸元先生がいらっしゃいました。

袴をお召しでいらっしゃいます。



はりまる 風の便り


私に動きの指示をしながら、自らは神鳴を演じるゲンさんを見かねて、

伸元先生が演目を解説しながら、指導をしてくださった。

狂言を見たことのない このド素人にだっ!!!

贅沢だ、あまりにも贅沢な経験だ。


1時間半ほど稽古したあと、

装束をお借りし、パーティ会場に向おうとする私たちに、


「がんばっていらっしゃい。

若い人たちに狂言を知ってもらうのは ええこっちゃ」


あぁ、伸元先生、懐が深すぎます。

私が演じるのは 果たして狂言といえるのでしょうか?


はりまる 風の便り


はい、いきなり場面変わって本番です。

パーティの中盤に狂言のサプライズ。


雲間から落ちた神鳴が

「治療をしないと引き裂いてやる」

と医者を脅している。

医者はひれ伏し、ひたすら恐怖に耐える。


はりまる 風の便り


「引き裂かれるのはまっぴらごめん。

お療治いたしましょう」


と治療を引き受ける医者。

薬がないので、鍼治療を施します。


「このあたりでござるか?」


と神鳴に腰の具合を尋ねる。


鍼を打つときは形勢が逆転し、医者が優位に立つ。

痛がって動く神鳴に対し、


「そのように動かせられては、鍼が打てませぬほどに、

動かせらるるなっ!!!」


と強く叱る。


とまぁ、こんな感じの二人の掛け合いで笑いが起きれば、

テンションが上がってくる。


パーティ中盤でみんなお酒が入っているし、

当然、私もちょこっと ひっかけている。


台詞がぶっとぶのもご愛嬌だ。


本番に絶対やってはいけないことは、ただ一つ。

照れて演じることだ。

照れながらやっているものを見せられるほど、イタいものはない。


なりきれ、なりきれ、とことん なりきれっ!!!

なぜなら、私は選ばれし狂言師、本物の鍼灸師なのだぁあああああ。


狂言は舞台装置もなにもなく、

歩いたり向きを変えたりすることで場面転換していく。

京の都から舞台を一回り 歩けば、

そこは東国、武蔵野あたりか・・・。

極めてシンプルな舞台は、自由に観ることを許してくれる。


狂言、奥が深くおもしろいです。

鍼灸師マスダ、貴重な経験をしました。


パーティにご参加のみなさま、温かい拍手をありがとう。

狂言に触れるきっかけを作ってくれたゲンさん、

ご指導賜りました伸元先生、ありがとうございました。




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かれこれ1ヶ月ほど前になる。

「3月にやるパーティーに出席するのであれば、これを覚えよ」

と一冊の台本が大阪から送られてきた。


古典狂言の 『神鳴』 の台本である。


都で食べられなくなったヤブ医者が、

医者の少ない東国で稼ごうと、東へ下る。

その旅の途中に、空が曇り雷鳴が響き、

雲間から神鳴が落ちてくる。

医者は、地上に落ち腰を強く打ち動けない神鳴に鍼治療を施す。

神鳴は治療の礼に、

「汝を典薬(てんにゃく)の頭(かみ)になひて取らせようぞ」

と言い、天へ帰る。


ざっと こんなストーリーなのだが、

怖い代名詞の神鳴が、

鍼を怖がりビビりまくり、痛がるというのが、この話のミソ!


狂言といえば、小学校の国語で 『附子』 を読んだことがあるくらいで、

舞台を観たこともなく全く縁がない。

関係ないが、野村萬斎は好みのタイプだ。


そんな私にムチャぶりをしてきた人物は、

能楽師狂言方の父上を持つ 狂言師のゲンさんだ。

「厳密にいうと、僕は狂言師ではなく狂言をやる人」

とゲンさんは言うのだが、

そんなことはどうでもいい。

私からしてみりゃ、狂言で舞台に立っているのだから狂言師さ。


で、そのゲンさんがだな、

私が はり師というだけで、


「ね、ね、ヨシコさんにぴったりの役です。

パーティーのサプライズでやるから覚えてね」 と。


まぁ、「やれ」 と言われれば、やります。

「やれ」 と言われなくても、やりたがります。


一気に書こうと思ったけど、

終わらないので つづき にする。


淋しいので一枚だけ写真 載せとこ。


はりまる 風の便り


はりまる開鍼堂 は南青山の小さな鍼灸院です

はりまるのウェブサイトを制作してくれた京都のデザインチーム Marble.co が、

智恵光院近くの地上4階地下1階の古いビルを改装し、

この春、Marble BLDG.としてオープンさせた。


惚れて惚れて惚れぬいたMarble.co が新しいことを始めたとあれば、

この目で確かめなければ気が済まぬ。

で、GW に行って来ましたっ!Marble BLDG.!!!


はりまる 風の便り


1階と2階が cafe marble、

3階に東京から京都へ拠点を移した現代美術のFOIL GALLERY

それから、京都でフリーペーパーの発行や、

リアル脱出ゲームを企画しているSCRAP が入っている。

FOIL GALLERY の杮落としは荒井良二氏の『在るこども』展。


物件を探している段階から、ちょこっと話を聞いていたMarble BLDG.構想が、

現実になって目の前に存在している。

あぁ、感動・・・・。


はりまる 風の便り


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1階のcafeスペース、ピカピカのオープンキッチン!



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こちらは2階。1階と雰囲気を変え、

板張りの床にソファーがゆったりと配置してある。

南側の大きな窓から光がたくさん入る。

はりまる 風の便り


いつもそうなんだけれど、写真撮る前に食べてしまうのだ。

目先の欲望に突っ走るマスダです。

キッシュは cafe marble 看板メニューで、もちろん美味!


はりまる 風の便り


はりまる 風の便り


あちこちに ちょっとしたコーナーが設えてあり、

FOILが出版した写真集や本が置いてある。



はりまる 風の便り


Marble.co 代表の長井さんが、ビルの中を隈なく案内してくれた。

屋上に出れば、大文字山を正面に臨む絶好のロケーションが広がる。

写真では分かりにくいが、山肌に 『大』 の字が見えるだろうか?

す、す、すごいっ!!!

ここから眺める五山の送り火を想像しながら、

「8月16日は絶対来たろ・・・」 と密かに目論んでいる。


何かやりたいことや表現したいことがあるとする。

それには、ものすごい労力と時間とお金がかかる。

それでも実際に、それを体現できる人たちがいる。

その人たちと付き合えることを幸せに思う。

店の内装から、彼らが作り出す作品から、

情熱や、想いや、大変さや、辛さ、それから費やした時間を感じる。

それに想いを馳せる。


いつになるかは分からないけれど、私も京都に店を持ちたい。

「そろそろ、真剣に考えましょか」と中島くんにも言われたしな。

5年先くらいを見据えて、考えよかな。



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はりまるニューアイテム

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はりまるの近所に京都の老舗のお香やさんの松栄堂 があることを知り、

青山香房 に行ってきた。



松栄堂の青山香房では、なじみのある線香タイプのお香の他に

白檀などの香木を取り扱っている。


はりまる 風の便り


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ゆったりと時間が流れる店内にいると、京都に帰ったような錯覚に陥る。

はりまる 風の便り

店主と思しき男性が頃合を見て声をかけてくれた。


「お手伝いしましょうか?」


「鍼灸院でたく和の香りのお香を探しています」


いくつか たいてもらって、甘い香りの煎茶という名前のお香に決めた。

併せて香炉と灰も購入し、はりまるのニューアイテムとして活用中!



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施術が終わった後、待合室でたいているのだが、

お客様の誰もが 「あれっ?お香たいてます?」 と気づいてくださる。

「はりまるの雰囲気には、お香ですよね~」

なんて言われると、 舞い上がるくらいうれしい。

お灸の匂いがきつすぎて、

香りのするものを取り入れても無理とあきらめていたが、

なかなかどうして、こんなに細い線香でも、遺憾なく力を発揮してくれる。

私自身の気分も切り替わるし、ええ買いもんしたっ!


ちょくちょく寄せてもろて、お香の知識を増やしたい思わせてくれるお店です。

はりまるの帰りに、ぜひ立ち寄ってみてください。



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山鉾巡行を初めて生で観た!

鉾のスタートをみるべく、8時過ぎから四条烏丸の北側の歩道で待機。

覚悟していたほど混んでいなくて、2列目くらいに陣取れた。


ほどなくして、ギィィィ と木が軋む音がして長刀鉾が動き始めた。

車輪にブレーキ代わりの楔をかましながら、

左から右へと ゆっくりスタート地点へ移動していく。

楔に乗り上げるたび、ガッコンガッコンと大きな音をたて、

鉾は激しく揺れる。


はりまる 風の便り
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はりまる 風の便り


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四条烏丸の交差点にむかう長刀鉾を見送りながら、

すでに私はこの時点で大興奮して、ギャーギャー叫んでしまった。

これをライブといわずして、なんと言おうっ!


はりまる 風の便り


スタート地点に着いた長刀鉾に囃子方が乗り込む。




はりまる 風の便り


長刀鉾は毎年 必ず先頭を行き、唯一、生稚児が乗る鉾で、

現在32基ある山鉾の中で不​動の主役である。

神の使いである稚児は地に足を付けられないため、

強力に担がれ、長刀鉾に乗せられる。


はりまる 風の便り



鉾の出発を裃姿で待つ人たち。


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扇を持った二人の音頭とりが鉾の前に乗り、進行の指示を出す。

指示を出すというより、舞の中に指示があるといった感じか。


はりまる 風の便り

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抑制された中に力強さと優雅さがある舞だ。



車輪に楔をかましてスピードを調整しながら鉾はゆっくりと進む。

摩擦を抑えるために、柄杓で水を撒く。

はりまる 風の便り


一人一人が役割に応じたいでたちで、

それぞれの役割をこなし、祭は粛々と進む。

祭では、神様の前では人はみな真摯だ。


大学のサークルでお世話になった学者の先生が、

どこぞの祭と比較して、祇園祭を「形骸化した祭」として

引き合いに出したことを ふと思い出し、

今さらなのだが軽く憤ってしまった。
これだけの人々が役割を担って動き、

数多くの神事や文化や伝統が連綿と継承されている祇園祭を

「形骸化した祭」とはいわせない。


宵々山の帰りに立ち寄った店の店主が

「祇園祭は京都独特のみせびらかし祭やね!」と言ったの聞いて、

「さも、ありなん」 とお腹を抱えて笑ってしまったのだが、

こういうことをいっていいのは、

祇園祭の長い歴史を知っている京都の人だけだ。


長い歴史の中で鉾は巨大化し、

京都を焼き尽くした応仁の乱では中断を余儀なくされ、

町衆が力を蓄えるようになると復興し、

競うように懸装品が豪華になり、

その後も、歴史的な戦火が繰り返される中、

多くの山鉾が消失したりしながらも、

祇園祭は中断と復興を繰り返した。

室町時代の初期に60基ほどあった鉾が、

32基になっているということは、

経済力がない町の山鉾は再建されることなく、

歴史の中で淘汰されてしまったのだろう。

祇園祭が続く限り、今後、復活する山鉾もあるはずだ。


疫病がない現代でも、山鉾は京都の街の災厄を集めて巡行する。

災厄が付いた山鉾をすぐに解体することで、

災厄が四散することを防いでいる。


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山鉾巡行の翌朝の長刀鉾。

祭の後という表現がぴったりだが、祇園祭は7月末まで続く。


そうそう、大事な役割を担っている人は、こんなところにもいはりました。

鉾が通る新町通の信号機を一時的に動かします。

関西シグナルサービスの仕事人!


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いや~~~、来年も行きたいな、祇園祭。

できることなら、7月の一ヶ月間、どっぶりつかりたいわ。



参考図書

中田 昭 京都 祇園祭  京都新聞出版センター

月間京都 祇園祭のひみつ  白川書院


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祇園祭は宵山と山鉾巡行に注目が集まり、

その華やかさと優雅さが いかにも京都っぽく、

裏を返せば、世間一般では、

ただ 「見せる、あるいは魅せる」 だけの祭としてしか

認識されていないように思う。


今回、高校以来、実に20数年ぶりに祇園祭に行き、

今さらなのだが、その魅力にハマってしまった。

たかだか宵々山と山鉾巡行にしか行っていないのだけれど、

祭を観て感じたことを、少しだけどお伝えできればと思う。


祇園祭は、平安時代初期(869)、疫病を鎮めるために行われた

祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)に起源を持つ。

八坂神社の祭事で、7月17日の山鉾巡行を中心に、

約1ヶ月かけて様々な神事や奉納行事が執り行われる。

吉符入(きっぷいり)は神事始めの儀式で、

7月1日~5日に各山鉾町で行われ、

1ヶ月間の祭の安全を祈願して祇園祭の幕が開く。

吉符入が済んだ町内では、

その夜からお囃子の稽古が始まる。


はりまる 風の便り


宵々山を楽しむべく、

長刀鉾の会所の2階で祇園囃子を聴いていたら、

近くにいた長刀鉾の浴衣を着た小学生の男の子が 母親に

「あんたも、もっとお稽古せな乗られへんで~」と言われていた。

「うん」 と素直にうなずいた男の子の姿に、私はノックアウト!

この子が囃子方として鉾に乗るまでに、後どれくらいかかるのだろう。

生活の中に祭が息づいていること、

文化や伝統が連綿と受け継がれていることが、

こんな些細な親子のやり取りからも感じられる。


はりまる 風の便り


江戸時代は、各山鉾町が寄町制度(鉾にかかる経費を助成する制度)のもと山鉾の管理をしていたが、

明治に寄町制度が廃止され、町での山鉾の維持が厳しくなった。

そこで、町内の自治組織とは別に、祭を執行する保存会が作られ、

さらに、戦後には保存会の財団法人化が進み、

現在に至っているのだという。

とはいえ、各山鉾町を歩いていると、

今も祇園祭を行うことで、町が共同体として機能しているのが分かる。

組織を変え、制度を変えながらも、根底にあるのは京都の人の結束力。

京都の文化は本物なのだと、肌で感じた宵々山の一夜だった。


次回は、『そうだ京都へ行こう 祇園祭 山鉾巡行編』 です。




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日帰りボランティア

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気が付けば震災から4ヶ月が過ぎようとしている。

「現地ボランティアに行きたい行きたい」 と思いながら身動きがとれず、

それでも、可能な範囲で参加できるものはないかと探し当てたのが、

茨城NPOセンター・コモンズ が毎週土曜日にバスを出し、

福島いわき市でボランティア活動を行う日帰りボランティア・ツアーだ。


6月にこのツアーのことを知り、ずっと参加したいと思っていたのだが、

土曜日は1ヶ月先まで予約が入っていたので、なかなか叶わなかった。


今回は、思い叶ってバスに乗れた7月9日(土)のツアーの報告です。


バスは朝7時半につくば市を出発し、一路 福島県いわき市へと向う。

参加者は20数名で、南は沖縄、北は北海道の人がいた。


はりまる 風の便り


行きのバスの中で それぞれが簡単な自己紹介をする。

一人一人が自分にできることはないかと思って参加していた。

考えてみりゃ、それ以外に理由はないな。


都内からつくば市まで電車で1時間ちょっと、

つくば市から いわき市までバスで2時間ほどだ。

陸路で移動することで 自分の生活圏から いわき市までは

連続しているのだと実感する。


ボーダーラインは存在するのか?

生死を分けたものは何か?


あの日、東京で かつてない大きな揺れを経験したことが、

東北への共感となり、人々を現地へと向わせるのかもしれない。


9時半に いわき市に到着し、現地のボランティアセンターで指示を仰ぐ。

この日の作業は、小名浜の個人宅の泥出しの作業だそうだ。


はりまる 風の便り


センターでスコップやバケツをバスに積み込み、依頼者宅へ移動する。

建具が立派な大きくて古い重厚な家だった。

床板をすべて外して洗い、床下に溜まった泥を取り除く。

初老のご夫婦二人では、絶対できない作業だ。


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昼の休憩は、海を見ながら持参した弁当を食べた。

ほとんどが一人で参加しているから、

なんとなくこんな感じの距離感になるのかな。


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小名浜の海は穏やかだった。サーファーが波に乗っていた。

この海が多くの人の命を持っていってしまったのか・・・。


作業を終えて、ご主人に許可を得ての記念撮影。


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この日、初めて顔をあわせたメーンバーだけど、いいチームだった。

個人的には母校の筑波大の学生が3人いたのがうれしかったな。

20数名が一日がかりで一つの家を片付けた。
洗って干した床板が反ってしまったことが気になるが、

それでも、ご夫婦の明日は、間違いなく今日までとは違うはず。





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ボス猿の会

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『ボス猿の会』 とは、申年のオンナ友達の飲み会の名称である。

最初は、『猿の会』 だったが、「ボスは誰だ」 ともめて、

一人一人が群れを持たない孤高のボス猿ということになり、

『猿の会』 改め、『ボス猿の会』 とすることで決着した。

群れを持たない孤高のボス猿といえば、聞こえがいいが、

なんのことはない、誰もついて来ないダメ女の会なのである。


いつも終電を気にしながら飲んで、たまに、終電を逃してしまったりして、

「あ~~~、終電を気にしないで、とことん飲みたいっ!!!」 という

全員の欲求を満たそうと思ったら、近場で温泉一泊ということになった。

飲めりゃ、場所はどこでもいいから、ホンマの近場で箱根へ。


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ロマンスカーで、楽しい箱根旅行へ、いざ出発!

昼の12時から車内で酒盛りが始まる。

デパ地下で買い込んだ から揚げ、サンドイッチ、海苔巻、

とりレバー煮が瞬く間にビールとともに胃袋へ送られた。


寄り道せずにホテルに直行し、チェックイン後、すぐに温泉に入る。

空いている間に温泉に入る!

ビールをおいしく飲むために、温泉に入る!


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持ち込んだおつまみと

自販機で買った冷え冷えビールで4時から部屋のみスタート!

ビール2缶を飲んだところで、Ellieちゃんが

「酔わないうちに、立替え金の清算しよう」 と言い出した。

こういうところは、デキるオンナやね!


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さて、清算を終えて心置きなく飲む!

ビール6缶飲んでも、まだこの明るさ!

ワインは持ち込みで、スプマンテ1本と赤2本。

私が買い込んだつまみは、プロシュート、ソーセージ、コンビーフ、

レッツェル、バケット、オリーブ。

肉と塩味が好きなのさっ。

ルームサービスでサラダ、フレンチフライ、ピザ、焼きおにぎりを頼む。

揚げ物と炭水化物もなくてはならない。


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宴もたけなわというか、4時から飲んでりゃこうなるわな・・・。

『JIN-仁-』 の最終回を観ている。


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「チューしろっ!チューしろっ!!頼む、チューしてくれ~~」 と

ダメ女三人で泣きながら叫んだが、願いは届かず、チューしなかった。


「綾瀬はるか はええよな~~~。

壇れいは 腹たつな。

壇れいをいいっていうオトコは、

きっと私らみたいなんは、嫌いやで~」


これ、三人共通の意見。

この後、あるものすべて食べて飲み、11時半ごろ撃沈したと思われる。


明けて翌日、チェックアウト時間まで部屋でダラダラし、

箱根湯本駅に向う。

駅にほど近い蕎麦屋で朝を兼ねた昼食を食べる。

とりあえず、ビール!

その後は、焼酎そば湯割り、日本酒、お好みで。


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「昼からお酒を飲むって、ぜいたくだよね~~~」


は、酒飲みが必ず言う決まり文句か。

お酒のあてがなくなっても、かき揚げに添えられた塩で

日本酒が飲める私たちって、男前やわぁ。


この後、ロマンスカーに乗ってまっすぐ家に帰りました。

欲求が満たされた大満足の素敵な旅の報告でした~~~。




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昨日は昼にBBQ、夜はClub Aloeのライブ@青山 月見ル君想フ

という忙しくて楽しい一日だった。


Club Aloe は元モダンチョキチョキズのメンバーで構成されたバンドだ。

Vo:ヌルピョン、Dr:芳垣安洋、Ba:梶野秀樹、

Gt:磯田収、エレキ大正琴:井上晃一、

今回、新たにROVOの勝井祐二と吉森信(敬称略)が参加して、

前回よりパワーアップしていた。


ボーカルのヌルピョンこと藤原さんと、

エレキ大正琴の井上さんは高校の一年先輩。


井上先輩だけはモダチョキのメンバーではなく、

テレビ番組やCM 、PVなどの演出を手掛ける映像クリエイターだ。

過去にモダチョキのPVも撮っている。

映画監督もやったりして、とにかく多才な人なのだ。

高校生なのに、ちょっと老成していて、それが魅力だった。

部活(ギター部)の先輩で、えらく気が合って、

練習そっちのけで、しゃべってばかりいた。


藤原先輩は、高校当時は全く付き合いはなかったのだが、

そのキャラのぶっとび方は普通ではなく、

校内で彼を知らない生徒はいなかった。

体育祭、文化祭ともなれば、彼の独壇場で

例えば、リレーで逆走したり、勝手に応援団に混じって踊ったりと、

「藤原先輩が次に何をやるか・・、何をやらかすか」を

みんなが期待を込めて待ち、それを見逃すとくやしがった。


さて、そんな先輩たちのライブは、高校の文化祭を彷彿とさせる。

オリジナル曲で構成されたライブのテンションは高く、

ヌルピョンこと藤原先輩のMCは抱腹絶倒もの。

このMCだけに、私はお金を払ってもいいっ!!!


そして、衣装替えしてライブ後半に起こったハプニング!

私が突如、乱入したわけではありません。


はりまる 風の便り


照りつけるライトの中、激しく踊り狂う藤原先輩の左足が攣ったのだ。

最初は立ったままの状態で、

ベースの梶野さんが足を引っ張っていたが、

なかなか治まりそうにない・・・。

差し出がましいと思ったけれど、井上先輩に客席から声をかけた。


「ちょっと、やりましょか?」


「せや、鍼灸師やったな。やったって」


了解をもらってステージに上がる。

横になってもらい、靴を脱がせて体重をかけて足の指を反らせる。


「あ~~~っ、マスダさんっ、やめてっ!!!

痛いっ、でも、いいっ!!!

でも、痛い・・・、けど、さっきより、いいっ!!!」


「こういう台詞をオトコにいわす私ってどうよ・・・」と思いながらも、

鍼灸師のお仕事スイッチ入っちゃった。


ドSマスダです。

「ひぃひぃ」 言わして、わろてます。

ヌルピョンの右手が 「ギブアップ」 と訴えかけています。


はりまる 風の便り


なんとか、立てる様になってライブが再開され、


「なんや、右足も危ないなぁ」


といって、塩をなめて水を飲みながら、歌い踊り続けたヌルピョン。

この後、ほんまに、曲の途中で右足も攣りました。


その場にうずくまり、


「あ~~~、マスダさんっ!!!

マスダさんっ!!!」


とお呼びがかかったときには、すでに手当てに取り掛かっていた。


「マスダさんっ!!!」 と叫び続けるヌルピョンに、

井上先輩が、「もう、やってくれてるで~~~」 とのん気に応える。


仰向けにして、ストレッチをしていると、

中断してた曲を寝たまま歌い始めたヌルピョン。

「マスダさんも、うと~て~」 っていうから、

ヌルピョンの足をストレッチしながら、

よく分からんままに、合いの手を入れた。


この後、濱田マリさんと長谷部さんの飛び入りで、

『新・オバケのQ太郎』 を生で聴けたのはラッキーやった!


いや~~~、なんでもありの楽しいライブでした。


しかし、こんなオモロい経験ができるんやもん。

全然 儲からんけど、鍼灸師になって、よかったわぁ。

鍼灸は私に ご縁を運んでくれて、

その ご縁を さらに強くしてくれるツールなのです。



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つながる

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先日、青山にある和太鼓スクールの太鼓LAB
和太鼓チャリティーライブが行われた。


和太鼓奏者の井上良平さんの呼びかけで集まった

太鼓LABの講師陣が、

入れ代わり立ち代り和太鼓を叩きまくる、

3時間に及ぶ充実のライブだった。


今回の震災では、「自分に出来ること何か」と考えてはいるものの、

思ったようには動けず、もどかしい思いをしている人が多いのではないかと思う。

私自身がそうで、とりあえず東京でのボランティアに登録し

作業を手伝ったが、

それが、被災者の役に立っているのかが分からず、

気持ちだけが空回りしている。


このチャリティーライブを観ながら、呼びかける力がある人、

それに応えることができる人の”つながり”を羨ましく思った。


乱暴な言い方に聞こえるかもしれないが、

「音楽の力で日本を元気に!」とか、「この音が東北に届け!」という

スローガンなど、どうでもいい。

和太鼓という共通項によって奏者が集い、

ライブの開催が決まり、

何よりも、チケットを買う観客がいて、

結果、多くの義援金が集まることに意味があると思う。

物事を具体化する力と手段があり、

その手段が和太鼓という

日本の大衆芸能に根ざす音楽というところが、素晴らしい。


はりまる 風の便り


もちろん、奏者それぞれは

東北のことを思って太鼓を打ったに違いない。

トラディショナルからコンテンポラリーまで、

観ていて胸にせまる演奏が数多くあった。


その中でも、圧巻は、発起人の良平さんの大太鼓だ。

彼が一打一打に込めた思いは、

被災者への励ましか、それとも、犠牲者の鎮魂なのか・・・。

双子の弟の公平さんが篠笛で哀切を極めた旋律を奏でる。

篠笛から持ち替えた津軽三味線は、ときに激しく。

双子の和太鼓ユニット AUN の 泣ける演奏だった。


唐突に、自分の話になるのだが、

私は今年の2月まで、2年間ほど 太鼓LABで和太鼓を習っていた。


太鼓LABの講師の先生方、スタッフのみなさま、お世話になりました。

先生方の演奏を聴きながら、

改めて「和太鼓っていいわぁ」と実感しました。

長年のファンである AUN と、

太鼓LABのなじみの先生たちのライブを

極めて個人的なレベルで、

和太鼓界の ”つながり” を感じながら観ました。

スクールは退会してしまったけれど、

興味のあるワークショップに参加しますので、

今後ともよろしくお願いいたします!


はりまる 風の便り


男前の京正先生、2年間のご指導ありがとうございました。

はりまる 風の便り


西片先生と AUN の良平さん。

こんな 2ショットを撮る日がくるとは・・・。

写真がブレブレで、ごめんなさいっ!!!




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