春のお彼岸でした | 普段、着物で家事育児してます☆ミ

普段、着物で家事育児してます☆ミ

殆ど毎日着物を着ています。家事・育児・仕事にも着物で行きます。着物生活の悲喜交々や自分の趣味に奔走する日記。

お彼岸でした。
百合川が仕事で車で回ることができず、二手に分かれて義母と娘が百合川家の菩提寺へ、私は父の方へ。

お彼岸の場合には土日や春分(秋分)の日に合わせて行くことが多いのですがお盆の入りなどは平日であることも多いのでよくこうやって二手に分かれてお寺へ行きます。日和が良ければノンビリと急がず気持ちよいお散歩です。
ことに、父の方はバス停から川沿いを歩いたり、その名も「八幡通り」という八幡様への古い町並みの中を歩いて、観音さまを拝んで…という道のりで訪ねるのが楽しい道々です。

ご訪問ありがとうございます。
「いいね」やコメント、とても励まされています。いつもありがとうございます。

 

 

お彼岸のお参りは、特に一人だと作業が多いのでウール。
ちょっと派手かなあ。うー、法事っていうほどのことじゃないですしって言い訳じみたことを考えつつ。
 

母が締めていた帯と父の遺品の懐中時計。帯揚げは辛子色にして帯締めも、と思ったらなんかくどかったので青い帯締めにしました。

この日仏花を買うときに見知らぬおばあちゃんに「あら、着物。綺麗ねぇ、いいわねぇ」と言って頂いて「ありがとうございます、嬉しいです。今日は良いお彼岸ですねぇ」とお話したのですが、そのあと、バスに乗って最寄のバス停に降りて、その八幡通りという参道を父の墓所に向かって歩いていたら、やはり知らないおばあちゃんが参道のなんだか塚?みたいな辻のところに座っていて、やはりニコニコ、ニコニコしながら

「良いわねえ、着物は。まぁまぁ、大変、良いものを見ました」

と、声を掛けてくださいました。それで私も急に声を掛けられてちょっとびっくりしたものの

「ありがとうございます。嬉しいです。今日は暖かくてよいお彼岸ですね」と同じ返事をして「ほんとにね。行ってらっしゃい」と返してくださいました。

 

多分、おふたりともにこにこした穏やかな方だったからだと思うのですが、後から思うとおふたりがよく似ていらしたような気もして、「いやいや、雰囲気、雰囲気が似てらしたのよ・・・」と、ちょっと不思議な感じがして、でももしも同じ方だったとしても、あの世とこの世が近くなるっていうお彼岸だからね。さもありなん。

 

(いいのか)


父の墓所もいつもより華やかで春らしい花が揺れていました。「人々が手を合わせる姿が美しい」と、いつだったかお話させて頂いた外国人の方が言っていらしたのを思い出しました。日本の原風景なのかもしれないね。
春のお彼岸が終わったら、春休みが来て、娘はひとつ学年を上がり、また新しい一年の始まり。


小奈津

 

 

 

読んで頂いてありがとうございます。
このブログは、にほんブログ村 に参加しております。
 にほんブログ村 ファッションブログ ふだん着物(和服)へ
応援頂いている皆様、ありがとうございます。