こんばんは!

連休初日も寝不足だったのかガッツリ寝てしまいましたが、不定期にたまに見る悪夢にうなされてました。


内容は、車でどこかに出かけているんですが、ブレーキの効きがめっちゃ悪く、信号で停まるかなり前から全力でブレーキペダルを踏まなきゃいけないし、車庫入れしようにも停まらなくてやたら苦労する、というもの。

なぜこの夢を見るんだか。。(笑)


さて、春らしい暖かさの連休初日ですが、そう言えば北極の春をまだ食べてなかったか、と思い出し、ランチに中本橋本に行ってまいりました。


気づいたらすっかり月一ペースになり、中本だと分かるように今回から記事のタイトルを少し変更。

今までの記事まではとても直してられませんけど。


店着は13時20分過ぎ。

さすがに連休だけあって盛況、店内満席で4名待ちでしたが、ほとんど待たずに着席。

この日のメニューは


北極の春(辛さ3倍) ¥1,020

プチ麻婆丼 ¥150

合計 ¥1,170


春一択です。

ちなみにこの日は半蒙古丼半ラーメンセットがよく出ているように見えました。


調理担当古川店長、麺上げと接客はそれぞれアルバイトさんという3名体制。


しばし待つと、その春3倍とプチ麻婆丼が到着。



かなり久しぶり。



上に乗ってるのはネギとカイワレ。

スープに沈んだ具材は溶き卵、ニラ、キクラゲ、タケノコ。



赤いですけど溶き卵のおかげで割とやさしく見えますね。



タンメン系メニューではないので野菜は少なめ。



こちらはプチ麻婆丼。

麻婆と言っても挽肉やラー油が入っているわけではなく、味噌、唐辛子、片栗粉という調味料によるもの。

それに豆腐が加えられ、湯煎で保温されています。


さっそくいただいてみると、久しぶりの3倍はなかなかの辛さ。

スープは味噌と唐辛子、そして溶き卵の味わい。



麺は未だに謎に包まれたもの。

自社工場もないはずなので外注なのは間違いないはずですが、一体この麺の正体は?

中本通常麺といういかにも自社製のように見える表現も見かけますが、あくまで外注。


ちなみに麺自体は中太ストレート麺でラーメンっぽい麺ですが、世間では風味や食感など麺自体の味には特に触れられていないことがほとんど。

まあ正体が分からない麺だからでしょうね。


個人的な感想としても特にここがいい!というところがない麺ですね。



こちらは溶き卵。

全体をマイルドにしてくれていて、美味しいですね。



ニラ、タケノコ、キクラゲ。

この日はタケノコ少なかったなあ。


そんなこんなでズルズル食べて、最後はプチ麻婆丼と残ったスープを味わってすべて空っぽ。



この日も美味しく完食です、ごちそうさまでした!



よく売れている味噌タンメンや蒙古タンメンですが、過去記事を見ても分かる通り僕はほとんど食べません。

このラーメンはじめ、知らない方もいるかもしれないので一応中本のことを自分が今まで思ったこととして解説しておきます。


長くなりますので、興味ない方はスルーでお願いします。

なお、単なる個人の感想も多く含まれています。


【味噌タンメン、蒙古タンメン】


①動物系の出汁などないスープ(スープと呼んでいいのか…)を大きな鍋に用意。

中華鍋でたっぷりの野菜、味噌、唐辛子を煮込んでその鍋に加え、野菜とスープが一体となったものが出来上がります。

味噌は後述、唐辛子は店舗にも積んである袋に入ったものです。

基本的に営業時間中は鍋の野菜などが減ってきたら野菜と味噌、唐辛子を鍋で煮込んで継ぎ足していきます。


②記事中の謎の麺を茹でたら丼に入れ、鍋から掬った①をかけて味噌タンメンの出来上がり。

蒙古タンメンの場合はこれに湯煎に保温してある麻婆を加えます。

五目蒙古タンメンはさらに冷し味噌スープの湯煎から肉を少し取って入れ、スラ玉を乗せて出来上がり。

半蒙古丼も麺がライスになっただけで同じ要領です。

ラーメンとは違った食べ物の作り方によく似ていますね。


ちなみに①の野菜入りスープは、営業時間中は常時加熱しているので時間が経つにつれ、野菜が鍋のようにクタクタになります。


【その他のラーメン】


北極や冷し味噌のスープは味噌と唐辛子の分量を変え、野菜は入っていないものを別に仕込んでいます。設備や広さにもよりますが湯煎に保温している店舗が多いです。

北極ラーメンは保温されたスープを麺の上からかける、という点で味噌タンメンなどとほぼ同じ。

強いて違うところを言えば、最後に茹でモヤシを乗せるところくらいでしょうか。


冷し味噌ラーメンもほとんど同じですが、茹でた麺を水で冷やす一手間がかかります。

なので中本は北極は宣伝していても、この冷し味噌はあまり宣伝しない傾向にありますね。


これらの味噌タンメンスープ、北極スープ、冷し味噌スープにはコマ肉も入っています。

当然肉も営業時間中は長時間加熱され続けているので、場合によっては黒っぽいものや硬いものが入っていたりします。


北極やさいは湯煎の北極スープと鍋の野菜を組み合わせたもの。


中本が味噌タンメン、蒙古タンメン、北極ラーメン、五目蒙古タンメンをアピールし、売れるようにしたいのはこの上からかけるだけの手間いらずのメニューが簡単に提供できて利益率が高いからと思われます。


中本ではすべての店舗で調理場とカウンターの間に目隠しを設置していてこうした調理方法を客に見られないようにしています。

しかし、高田馬場店の左側の入口に近い席や、川崎店の入口すぐ右の席、橋本店の一番奥の席など構造上隠しきれない一部の席からは、こうした調理方法をしっかりと確認できます。


【味噌】


味噌は秘伝の味噌などという表現を見かけたことがある方も多いと思います。

秘伝と書くと特殊な味噌を仕入れて独自の配合をしていたり、企業秘密の自家製の味噌を使っているかのような印象を受けますが、そんな特殊なものをあれだけの店舗で毎日用意するのは無理ですよね。

中本が実際に使っているのは、一般に誰にでも販売されている業務用の味噌です。

誠フードサービスが公表していないのでここには書きませんが、ネットでも簡単に購入できるものだし、銘柄を知っている人も多いのではないでしょうか。


【その他のメニュー】


麻婆豆腐は上に書いた通り、味噌、唐辛子、片栗粉で作ります。


これら以外の味噌卵麺、五目味噌などは上に乗せる野菜やスープを注文の都度炒めるので、野菜もシャキシャキで鍋から掬うだけのメニューよりは美味しく感じます。

ただ、スープは調味料で作られていて、北極スープなども混ぜているのですべてを最初から作るというわけではありません。


塩タンメンや冷し醤油タンメンなどの一部メニューだけは野菜もその都度炒め、スープも最初から作っているようですが、そもそもオーダーが少ないからその方が効率的ということだと思います。

いずれにしても、やはりこれらのスープも調味料を組み合わせただけのもの。


チャーシューは、どこの店舗で食べても同じような肉。

湯煎から持ち上げているのを見たことあるので、業者から仕入れてお湯で温めるだけのものではないかと思います。


その他今日食べた北極の春を含め限定メニューは多すぎて書ききれないですが、基本的な調理の考え方は上の通りです。 

豚骨を使ったものとかもありますが、店で豚骨を炊いているところを見たり、ニオイを感じたことなど一度たりともないので、それっぽくなるものを使っているはず。


休んでいた期間もありますけど、ブログ記事数1,300件超。

ポイントから換算すると、使った金額185万円超。

今考えると、これだけ食べていたのが信じられません。

もちろんすべて知っていながら好きな人は好きなだけ食べたらいいと思いますし、それを止めるつもりもありません。

ただ僕はもう多くてもこのペース。

今更ながら、「美味い」ラーメンなら近所にたくさんありますから。


何せ中本は、自家製と言えるものはほとんど何もなし。

もちろん客に提供する以上それっぽいものにはなりますが、年々材料を少しずつ減らし、値段は上げていっています。

上のようにこだわりの見えないラーメンに、1,000円以上払う気にもなれず。

同じ金額なら、もっと美味しい、がんばってるお店で使いたいものです。


本格ラーメンを提供する店ではないんです、これは中本独自の食べ物です、ということを自らアナウンスするならいいんですけど、からうまラーメン日本一、ですから。

ラーメンと謳っている以上は他のラーメン屋と比較されてもしかたないですよね。


中本ががんばっていることと言えば、テレビ出演。

その効果で売上を上げようという考えが露骨です。

メディア一切お断りでも毎日行列ができている店もありますよ?

一体何を目指しているのか。

個人的にはラーメンが美味しくならない限り、去年までのように通うことはもうなさそうです。

ただ、この会社は独裁体制と世襲制で、もうそんな大改革は無理と断言していいと思います。


ちなみに独立店が悪いとは思っていません。

むしろがんばっていると思うしそこは応援したいと思います。

詳しい契約内容は知りませんが、スラ玉の並べ方まで本社の言う通りにしなければならないほど、まったくと言っていいくらい自由度のない中でやっているわけですから。

ラーメンショップほどの自由度とまで言わないまでも、せめて麺やスープは自由にできたらいいんですけどね。


それでは、長々と駄文を失礼しました。