パタンの街並みと地震の傷跡とダルバール広場 | 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている

すっかり、ここどこ?な完全ローカルな場所で降ろされてしまった私は、


maps.meを起動してみました。

 


 

 

すると。。。



カーソルが指している場所は、すっかりパタンの町の中。


人気観光場所のダルバール広場も通り越して、やや南に居たのでした。



にゅ、、、入場料は?


なんで、私外国人なのに、すんなり入って来られちゃったの?



ふと思い出しました。


はっ!さっきの少年、もしかして、お前良かったなとかラッキーだなとか言ってたんじゃないの?


だから、ニヤニヤしてたんじゃないの?



もしかして、ローカルバンで外国人は私一人だったから、


ゲートに行くのめんどくさくて、一緒に町の中に連れて来ちゃったんじゃないの?

 



ひとまず、こうなったら仕方ないから、ダルバール広場に向かって歩くか。



結局、どこかでお金を払う場所があるだろう。



で、なんか近くに大きなストゥーパがあったんで、ここがダルバール広場かと思いこんで、


勝手に歩きだしてみたら、真反対でした。(アショカストゥーパだったっぽい)



気を取り直して、逆方面に歩いて行ってみたら、賑やかな場所に出ました。



これが、ネパールの古都パタンのローカルエリアですね。

 


 

タメルともポカラとも、また違った雰囲気で、意外に建物も新しい感じ。



カトマンズに並んで、大都市と言われているのがわかる。



ちなみにパタンと言う呼び名は、ネパールで古都と言う意味で、



ここは正しくは、ラリトプルと言う大きな市です。



外国人もいないから、観光客向けの物も特に売られていなく、


これまでで一番、ローカルなネパールを見ているかも。




でも、実は、2015年のネパール地震で、パタンも被害を受け、


その中でも特に被害が大きかった町と言われているのです。



まだまだ途上国のネパール。


なので、その被害の後は、4年経った今でもだいぶ修復されたとは言い難い傷跡が、


ちょっと裏道に入ると、姿を残していました。

 


 

 


お寺も。

 


 


それでもきっと、だいぶ修復してきた方なんだろうけど。



だけど、やっぱりここもネパールだなと感じるのは、


生活用品店を売っているお店の男性が、フレンドリーに話しかけてくれたり、


勝手にガイドではなく、すれ違う人が、「ダルバール広場には行ったかい?」


と、声をかけてくれたりと、ここでも一人旅の旅人が寂しくならないような雰囲気で、


本当に本当に、まだまだ色んな他のネパールの街を歩いてみたいな。と、


やっぱり思わせてくれるのです。




さて、と。



まだまだ歩いて。。。




ダルバール広場、着いちゃった。

 


 

どうやら、裏口っぽいけど、えーっと。。。入場ゲートは?


そして、チケットを買わないと、ますます時間が過ぎてくだけなんですけど。




しかし、やっぱりパタンのダルバール広場は、さすが世界遺産の凄い雰囲気だなー。



これが、大好きになったネパールの昔の景色かぁ。

 


 

タイムスリップしたみたいな、完璧なエリアですね。



いつも思うけど、やっぱり金ぴかや銀飾の派手さとかなくても、美しいですよね。

 


 


ハト諸君も慕ってるよ。

 


 


旧王宮とハトさん達。

 


 


インドにもよくある大きな井戸。

 


 



クリシュナ寺院。

 


 

 

どこを撮っても、絵になりますね。




だけどやっぱり、ここにも地震の爪痕がかなり残っていて、



工事中だったり、近づかないようにされた建物がちらほらあります。 


 

 


 

 


 


このダルバール広場とは、かつての王宮があった場所です。


歯の神様とガイドするネパール人  でも書きましたが、


かつて、ネパールには3人の王様がいたそうです。



元は、一人のヤクシャ・マッラと言う人物が王さまでした。


でも、彼が亡くなると、3つに分裂し、三王朝時代に突入するのです。



カトマンズ・マッラ、そしてここパタン・マッラ、


もうひとつは、バクタプルと言う街のパクタプル・マッラの3人の王様が、


それぞれ、美を競争し合いながら王宮を建てさせました。それが、ダルバール広場。



なので、どこも素晴らしいはずですね。



その後、3王朝時代は滅ぼされ、現在のネパール王国が始まるのです。




なんだか、今日は何かあるようで、凄い人だまりが出来ていました。

 


 

 

なんだろう。海外でパレードの遭遇運はある方だけど。


と、思っていると、



「今日は、ここのお祭りなんだよ。これから小さいけど、パレードもあるよ。」



おう、こんな所にも勝手にガイドさん。


ポカラでは出会わなかったけど、カトマンズ近辺ではどこにでも居るんだね。



「へえ、しかしダルバール広場、地震の被害凄いね。」



「全部見た?」



「ううん。少しだけ。でも、壊れてる建物がいくつかあったから。」



「地震のせいで、見る所が少しになってしまったんだよ。

でも、外国人は、これでも高いお金払わなきゃいけないから、バッドだよね。」




はっ!入場料!!




「あのさ、私まだ入場料払ってないんだけど、どこで払えるかなぁ?」


「あー、それなら、払わなくていいんじゃない?ネパール人はタダなんだし。」




いやいや、そういうわけには。そもそも払ってでも見るって決めて来たんだし。


私、ネパリじゃないし。


なんか、警備員だかポリスだか、ベレー帽の正装した人がいっぱいいるから、



尋問とかされたら怖いし。



「とりあえずあっちだけど、払わなくても大丈夫なのに。それより、ガイドしてあげるよ。」


「あっち?ありがとう!行ってみるね!」




ってことで、行ってみたんだけど、やっぱりわからず!!


ちょっと怖いけど、尋問される前に自ら正装のガードのお兄さんに聞いてみることにしました。




「す、すいません。。。私チケット持ってないんですけど、どこで買えますか?」


「チケット持ってない?キミ、あっちの道から来た?」



「そうなんです。カトマンズからローカルバスを使ってきたら、なんかあっちの方に降ろされて。」


「おー、OK。OK。ノープレブレム。チケット買わなくていいよ。」




へ?



「外国人は、ゲートの前でチケットを買うんだけど、キミはあっちから来て、もう中にいるから買わなくていい。」



なに、その決まり?いや、決まりじゃないのか?そんなこと、許されるんですか?


わけわかんないけど、一体どうしたら。。。



なんかこう、予想外の展開に、うろたえる私にお兄さんは、



「キミ、日本人?ようこそネパールへ。いい旅を。」



と言って、笑顔で爽やかに去って行きました。




こ、これは。。。。 


 


どうしたらいいですか?パコダのブッダアイ様。。。








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