カオスな街バラナシで嘘つきインド人の本領発揮 | 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている

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バラナシ、バラナス、バラーナシ、最近見たのは、ワナーラスなんてのもあったな。


この街のカタカナ読みは、たくさんあるみたいだけど、やっぱりしっくりくるのはバラナシ。


ずっと、インドで一番来たかった街。


バラナシに到着しました!



大きな街です。



駅も大きい。



バラナシと言えば、ガンジス川!!


もちろん、それはそれは有名な川だけど。



インドホリックな旅友からの言葉は、


この街のこの川で生まれ変わりを信じて、ガンジス川で死にたいと願うインド人がたくさんいるってこと。


そんなことを知っているだけでも、僕ら旅人にとっては、大きな財産なんだよ。


って言葉。



インドにお邪魔して、インドを旅させてもらって、


そんなインド人が憧れているこの街に辿り着けたのは、凄く素敵な事だと思う。


それに、そんな風に話してくれた旅友の言葉も素敵。




しかし、それと同時に、


 

騙され、ぼられ、脅され、ナイフを突き付けられ、迷路のような道で迷子になりまくった街!


 

ってのも。



そんなこと言われちゃうと、おおぅバラナシ、なんだか濃すぎるよ。



そして、この街については、彼だけではなく、この街を先に旅したたくさんの旅友から、


あらゆる注意をもらっているのです。


サヨちゃんは、インドを絶対好きになると思うけど、この街だけは注意することがいくつもあるから!


その忠告と教えがあったから、警戒はしていたけれど、やっぱりそれでもすんなりいかないこともあり、


だけど、すっごくすっごく考えさせられ、決して傷やマイナスになっただけではない大きな問題を、


改めて知ることができたのです。


とはいえ、世界には色んな町があるんだなってこと、単純な感想ではあるけど、心から、この街に来て良かったと思います。



いつも、旅に出られない方に、旅気分をお届けしたいと言っているけれど、


この街の、いわば汚れたもの、だけど心にひっかかる出来事、


それから風が吹いて行くみたいに、爽やかさに動けなくなるくらい忘れられない一瞬。


そして、”生きる”というパワー。


私が受け取った、感じてきたそれらを、全部届けたいです。


 


今も、あの出会った人達は、あの生と死がぶつかり合って、とんでもないパワーを産み出しているような、


あの街で生きているんだなーと思うと、それだけでなんか言葉にできない力が湧いてくるのです。


きっとそれが、旅友みんなが言ってた、インドのパワーなのかなって。

 


 

ひとまず、カオスという言葉を言いだしたのは、誰なのか知らないけど、その言葉がぴったりのそんな街。


世界のどこかにも、こんな街はあるのだろうか。


 


では、そんなバラナシ旅の始まりです。



人が凄いなと思った駅を一歩出た光景も、アーグラーとはすっかり変わって、


かなり騒がしいのです。



とは言え、一番来たかった街に来られて、凄くワクワク。テンションも上がります。



改めて、今回は友人と二人旅です。


でも、友人はバックパッカーではないし、


今まで、私みたいな旅スタイルとは正反対のきちんとした旅行をしてきた人です。


 

ここまでもすでに過酷な旅に巻き込んでしまっているとは思うけど、


せめて結構しんどい、宿探しだけは、つきあわせるわけにはいかないと、


ここまでずっと宿の予約はちゃんとしてきていました。



で、ここバラナシでもすでにきちんとした宿を予約済み。


しかし、そんな予約済みの宿をめぐって早速、小事件が起こるのです。




これは、バラナシの駅です。


が、そんな小事件は、偶然にもこの右隅に写っているリクシャードライバーによって始まりました。



まずは、いつものようにリクシャーのドライバーが声掛けをしてきます。


一番最初に声をかけてきたのは、このおっちゃん。


ひとまず予約してあるゲストハウスまで行くように伝え、私達もリクシャーに乗りこみました。

 


しかし、まぁよくあるけど、自分がマージンをもらいたいがために、


このおっちゃんも他のゲストハウスを紹介してきます。



「サンディヤゲストハウスはとてもいい宿だ。」



とは言え、すでに他の宿を予約済みなので、それは断り、予約した宿へと言ってもらうように言うと、


何やらおっちゃん、わざわざほんのちょっと走り出したリクシャーを停めると、


私達に向き合い、すっごい真剣な顔で



「だめだ。お前のその宿は、凄い危険なエリアだ。そこに泊まるなら連れて行かない。」



ほえ?




いやいや、充分そういう場所については、いつもホテル探しする時は、クチコミとか見て、


サービス、立地、危険な場所ではないのか、などなど、


 

更に調べてるし、今回の宿については、地球の歩き方にも紹介されていて、


そんな危険なエリアとかではないはず。

 


しかし、頑固におっちゃん、自分の紹介したサンディーゲストハウスじゃないと行かないと言う。



ひとまず、はずれドライバー引いちゃったな。


いいや、違うドライバーに行ってもらおう。



ってことで、リキシャーを降ります。


せっかくの客を逃してしまうんだから、ちょっとくらいは引きとめてくるかなって思ったけど、


おっちゃんは神妙な顔のまま、すんなり私達を解放。



しかし、マージン欲しさに、なんでそんなことまで言うのか、ほんとインド人謎。



そしてすぐに声をかけてきた2人目のリキシャードライバー。


まーた、同じことを言われました。


「でももう、予約してお金も引き落としで払っちゃってあるから。」


と、予約したゲストハウスへ向かってもらいます。しかし、このおっさんもサンディヤゲストハウスごり押し。


もう、ほんっとしつこくて、とにかく一目見てみろと走り出してしまったんで、しぶしぶ行くことに。


どうせ行っても、断るしかないけど。

 



バラナシの町は、とにかく混沌としていて、交通量も凄いし、土埃も凄い。




そして、24時間火葬が行われている街でもあるので、時々遺体を積んでいる車や、

 

遺体を運ぶ人達を見かけます。



そんな光景に、何かを考える時間もなく、リクシャーはドライバーの目論見通り、


まんまとサンディヤゲストハウスに到着しました。


とは言え、私達はそもそもここに行ってとは一言も言っていないし、自分達の予約した宿があるので、


あなたが勝手に来ただけでしょ、断固、そこへ連れて行けと抗議をしました。



 

するとドライバーは、


 

「そこは駄目だ!洪水で流されてしまってない。」




・・・



・・・・



・・・・・・・・




はぃぃー?右京さん風


ぱーどぅん?何言ってんのー?この人?


 


そんなわけないじゃん。2日前にしっかり予約もできて完了メールまで届いたのにさ、


しかもクチコミだって、ついつい最近のものまであったし。



しかし、ドライバーも全くひかず。



「そもそもリクシャーで行けない。」



じゃあいいから、せめて行けるとこまで連れてってよ。



「だめだ。とにかく危険だ!殺されちまう。首を切られちまうんだ!俺はお前らに死んでほしくない!!


そこに泊まるのは、全くいい判断とは言えない。」



大嘘なのは、わかっているけれど、あまりに真剣に言うし、内容が内容なだけに、若干たじろぎました。



そのうち、サンディヤゲストハウスから、日本人の男の人が出てきました。


これまでのいきさつを話していると、中からオーナーらしきインド人が出て来ました。


確かに、このオーナーらしきおじいちゃんは、いい人そうだったけど、


私達ももう他の宿を予約済みなのです。


 


いきさつを男性経由で全部聞いたオーナーのおじいちゃんが、ドライバーに頼んでくれます。


「お願いだから、連れてってあげてよ。もう、彼女達は宿にお金を払ってるんだよ。」



そして、オーナーからお願いされたドライバーは、舌打ちをするとようやくまたエンジンをかけました。




しかし、その後もずっと、


なんでそんな宿に行くんだ。殺されたいのか。危険なのに。お前らはバカだ。


と、ぐちぐち言い続けるドライバー。



なんかもう、危険危険言われて、すっかりテンション駄々下がり。


きちんと調べてそこを予約したのに、そこまで言われるとさすがに若干心配にもなるし、


そもそも予約したのは私なので、友人はもっと不安になっているだろう。



そして、予約した宿から一番近いらしい場所に着きました。


やっぱり、洪水で流されたなんて嘘じゃん。


ってことは、危険な宿だとか、殺されるとかも全くのハッタリだよね。



しかし、散々私達を騙して、マージンのために嘘をつき続けたこいつ、最後の最後までまだ、


「おまえら、とにかく気をつけろよ。」


と真剣な顔で言ってきました。



もはや、押し問答の連続で疲れたし、テンションはすっかり下がってしまっていて、


これ以上こいつとやりとりしたくなかったんで、ほんとはお釣りがあったけど、それも諦めることにしました。



これが、インド人は嘘つきと言われる所以だよ。


もう、なんなのインド人。


でもって、散々騙そうとした相手に、最後まで気をつけろとか言っちゃうとこがますます意味わかんない。



で、予約してきた宿は、ババゲストハウスです。


確かに細道の奥にあって、入り組んでいてかなり歩いたけど、


途中で色んなインド人が、「ナマステー」とか、「コニチハー」とか挨拶してくれて、


別に治安が悪いとは思えませんでした。



ただ、今までのどの町よりも、最っっっ強に道、汚いです。



細い道なのに、牛多いし、ドカンと道の真ん中で動かなかったりするし。


まぁ、基本、バラナシってこんな感じ。



で、結局、宿は本当に悪い宿だったのか???


もはや、先に言っておきますが、そんなこと一切なく、ちゃんと親切な宿でした。



ひとまず、バラナシのリクシャードライバーは、サンディヤゲストハウス推しらしいってことで


オーナーのおじいちゃん、いい人そうだったけど、結局泊まってないのでわかりません。




 


そんな無駄な小事件で、嘘つきインド人に振り回されたことから始まったバラナシ。


まだまだまだまだ、濃いことが次から次へと続くのです。







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