東京は、先週のお茶の水行きの翌日から10℃台前半の雨が
3日の後、20℃台前半の曇りでした。12日も一日曇りだけど、
13日雨予想なので、深川へGO!
10月12日(散歩・水) 19.6℃
10月13日(木) 16.8℃ 雨は霧雨で寒かった。昨日行って正解。
深川は、江東区の西側で、今日歩く門前仲町付近は南の海沿いです。
1590年から0m地帯が開拓され、1659年に両国橋ができ、繁華街へ。
都心ビジネス街に近いけど、由緒ある神社と下町ののんびり雰囲気。
高層ビルと木造家屋の新旧が点在し、粋と人情の門前町の賑わいも
あります。深川全般紹介は、下のHP、2つも充実してます。
https://www.gotokyo.org/jp/destinations/eastern-tokyo/fukagawa/index.html
https://www.fukagawa-kanko.com/
ただ、ここは、隅田川下流の河口付近の江東5区洪水浸水区域
でもあります。これから行く中央区のはずれから江東区の南側は、
東京湾の入口になります。先端はやや高く、浸水しないんだね。
黄土色のメトロ有楽町線乗入れは、左上(西北)から、東南(右下)へ1本。
https://www.youtube.com/watch?v=DwToHQqUTHE
コースは、中央区のはずれの月島へ、地元石神井公園から
相互乗り入れしているメトロ有楽町線で出てから、
相生橋を渡って、深川を、ぐるっと歩きます。
17,66km、955.4kcal、4時間23分、27,597歩!
今回は、深川周辺を中心に歩きました!
まずは、地元石神井公園9:03発快速で池袋へ行くことに。
池袋駅でも、有楽町線にスムーズに乗り換えできます。
月島駅は、1988年にメトロ有楽町線ができ、2000年に都営メトロ
大江戸線の駅も交差しました。両駅で乗降客は1日10万人で、
駅通路部に鋼鉄製の防潮扉を設置しています。(夜の写真は借用)
江戸時代の月島から木場・深川方面です。富岡八幡宮・深川不動尊の
門前町として栄え、紀伊国屋文左衛門も、一時、居を構えました。
これから回る所で、また、出てきます。
月島駅辺りは、江戸時代、隅田川の脇に1644年に埋め立てた漁村で、
佃島・石川島と呼ばれ、明治に造船所ができ、1990年代には、超高層
住宅街の先駆けに、なりました。
まずは、住吉神社です。家康江戸入府に伴って、大阪摂津から移住してきた
漁師たちが、故郷の住吉大社の分神霊を勧請して1646年に創建しました。
海運や渡航安全の神様で、埋め立てた月島・勝どき・豊洲・晴海の氏神です。
本能寺の変で、伊賀越えをして逃れた家康を、大阪摂津・佃村の漁師が窮地で
助けた恩を忘れず、江戸に移住させ、漁業権を与えて恩に報いたのでした。
だから、佃島っていうんだね。
八角御輿の例大祭は8月6・7日。本祭は、3年に1回のペースですが、
徳川幕府より建立を許された大幟の長い柱と抱木を、手前の佃小橋
の水中に埋めて保管しています。下の堀が、保管場所です。
https://www.sumiyoshijinja.or.jp/index.html
中央区佃公園は、1866年に隅田河口や品川沖の渡航船舶のために
築いた灯台の復元があります。
佃大橋と中央大橋の間にあり、釣りや散歩、ジョギング、川沿いの
隅田川テラスでは、撮影も行われます。
超高層の大川端リバーシティ21からの海の眺望は最高です。
公園内は、リバーシティ21の私有地なので、静かにするよう
禁止事項が多いです。
佃公園と石川島公園も、隅田川と支流に囲まれた佃島にあり、鬼平犯科帳の長谷川平蔵が作った、終刑者の殖産人足寄せ場もありました。
尚、佃煮は、江戸の佃島の漁師が、海が荒れ、魚の獲れない時にと保存の
利くように工夫して、小魚を煮込み、非常用備蓄食にしておいたものを、
住吉神社を訪れる参拝客に振舞ったのが始まり。
家康が伊賀越えで逃れた際、佃の村民が小魚や貝を醤油や塩で煮詰め、
献上したのが原型のようです。
6月29日は佃煮の日です。
石川島資料館です。1853年、水戸藩主徳川斉昭によって創設された
石川島造船所(現IHI)。近代日本の造船業が産声を上げた発祥の地です。
無料、水・土のみ開館。だから水曜に行きましたが、館内撮影禁止。
石川島・佃島の歴史・文化の資料やジオラマがあります。
ビアウエストスクエアというビルの1階で、人に聞いて
やっとわかりました。
IHIは、現在、2km先の豊洲に本社があります。
https://www.ihi.co.jp/shiryoukan/
石川島公園です。大川端リバーシティ21の一部として1990年に開園。
無料無休。リバーサイドパークです。
中央大橋から相生橋までの3.25haの細長い公園。
佃公園と隅田川テラスで連結。昼間は子供連れで、夜は静かです。
石川島公園の中央部分の丸い広場は、パリ広場と呼ばれます。
最下段からの眺望は、客船の先端から眺めているようで、隅田川の上流部からは、
永代橋の向こうに東京スカイツリーが見え、夜景が美しい公園です。
相生橋を渡ると、中央区のはずれから、江東区に入ります。
中億区月島から、台東区木場方面の深川へ行きます。
帆船明治丸です。1874年にイギリスで建造。国内唯一の鉄製帆船として
国指定の重要文化財です。入場無料。コロナ中で、公開の火・木は、
上甲板のみ。以下、借用写真で、内部を少し紹介。
1875年、明治丸が英国船より早く小笠原に到達し、日本領土となり、
広大な排他的経済水域を確保。7月の海の日は、明治天皇が明治丸に乗って、
翌1876年7月20日、ここに戻ったのに、ちなんでいます。
https://www.kaiyodai.ac.jp/overview/facilities/meijimaru_museum/meijimaru.html
1975年の百周年を記念した資料館です。東京海洋大学(前身、
東京商船大学)100年の歴史を軸とした商船教育史と海事史資料を
展示しています。
隣接する明治丸記念館は、建造指示書、銀製食器などの展示、セミナー室に
海事情報啓蒙活動ビデオ、小学生体験教室などの多目的室があります。
4車線の清澄通りに沿って、門前仲町をまっすぐ歩きます。
門前仲町でも、メトロ東西線と都営メトロ大江戸線が交差しています。
新宿まで電車で片道27分。駅前周辺は飲食店や昔ながらの商業施設も
多くあり、情緒ある街並み。帰りは、ぐるっと回ってこの駅に来ます。
少し離れると閑静な住宅街が広がり、住み心地良さそうです。
法乗院ゑんま堂が道沿いにあります。1629年創建。
江戸三えんまとして親しまれています。全高3.5m。全幅4.5m、
重量1.5t、寄木造りで、日本最大級です。1784年作の地獄極楽図も。
故人の宗教は問わない永代供養墓があります。
清澄通りの反対側、清澄公園・児童公園のある仙台掘川手前が、
映画監督、小津安二郎(1903~1963)の生誕地(深川1-1-8)です。
「秋刀魚の味」(1962)で映画人として初の芸術院会員に選出。
仙台堀川手前に、入口に芭蕉の銅像があります。
奥の細道の句を書いた散歩道(左側)が仙台堀川沿いにあります。
清澄通りをさらに歩き、東京メトロ大江戸線の次の駅、清澄白川駅
へ出ます。この駅は、東京メトロ半蔵門線と交差しています。
ここらへんは、木場だけあって、網の目のように運河とメトロが交差します。
この駅前も、赤札堂があり、1階食料品、2階ホームセンター、
充実したペットフード、100均コーナー、隣にドラッグストア
のココカラファインがあり、日用品の買い物は完結できそうです。
ここで、清澄通りをさらに行き、細い小名木川を高橋で渡ります。
護岸工事もしっかりカサ上げしています。
1924年創業の割烹みや古で、深川名物、深川めしをいただきます。
池波正太郎の「ちょっと何か食べたくなって」にも出てきます。
ここが、本家ということになっていますが、女将が代わりました。
民家の間にあり、開店11時半ちょうどに着き、一番乗りでした。
割烹みや古 - 常盤の和食店 (business.site)
吸い物と小鉢が付きランチの深川めしセット1760円税込。100円値上げ。
アサリを昆布出汁で炊き込みご飯風に仕上げ、独自の曲げわっぱに盛ります。
ただ炊き込みご飯は1㎝くらいの厚さで、アサリも10個くらいでした。
先週のかんだやぶそば、みたいに、元祖とか本家は、量が少ないようです。
刺身付きまたは天ぷら付き2750円、両方付き5,500円。
2750円2種を頼めば、深川めし2つになるね(余計なことでした)。
裏口の賄いドアが開いていたので、職人の作業丸見え。
もう作ってあるのを、盛っているだけでした。めしが冷たかった。
清澄通りを戻り、清澄白河駅前の都立・清澄庭園です。入場150円。
81,000㎡強。江戸時代の豪商・紀伊国屋文左衛門の屋敷跡です。
1878年、三菱創業者・岩崎弥太郎が買収、回遊式林泉庭園にしました。
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index033.html
1923年半分を都に寄付、1932年開園。残りも1977年追加開園。
内部です。手前に大磯渡りの飛び石が池に配置されています。
大きな錦鯉がいました。寄ってきます。
これは、紀州青石です。他に、伊豆磯石、伊予青石、生駒石など、
全国の名石を配しています。
芭蕉園もありました。
芭蕉の句碑もあり、有名な「古池や蛙飛び込む水の音」の句です。
北北西400mのところに深川芭蕉庵跡(1680~1694)で詠まれました。
稲荷神社になって狭いため、庭園に句碑があります。
庭園南東の採茶庵跡から、1689年に、奥の細道に出発しました。
1909年に岩崎が国賓を迎えるために、建てた数寄屋作りの涼亭が
あり、都の歴史的建造物です。
1985年に改修されており、集会所としても、使えます。
ここから、清澄庭園前からまっすぐ伸びる深川江戸資料館通りを
曲がりくねりながら清澄白河のショップ巡りをします。
まずは、すぐ前にあるTEAPOND。
世界中の産地から集めた紅茶と茶器があります。
英国製ポット4620円。TEAPONDのミニカップ1100円。
アラビアンナイト、ルイボス、タンポポなど10パック1517円。
1パックは378円と割高でした。量も多いのかな。
道の反対側に、江戸みやげ屋たかはし。駄菓子や昔懐かしい
おもちゃが置かれていて大人も楽しめます。興が乗れば、
ちょんまげカツラになった店主が、手作り道具で芸を見せてくれます。
もちろん、メインは、430円の佃煮パック。1週間くらい持ちます。
もう少し持つ真空パックもありました。
江戸みやげ屋たかはし - 門前仲町の土産物店 (business.site)
霊巌寺。1624年創建。
霊巌寺本堂。
1717年に江戸六地蔵の5番目として作られました。
都の指定有形文化財です。
清澄白川の地名の由来となった白川藩主・松平定信の墓です。
11代将軍家斉のもとで老中首座として、賄賂の田沼政治を正す
寛政の改革を行いました。8代将軍吉宗の孫です。
深川江戸資料館です。入館400円。第2・4月休。
深川江戸資料館 | 公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団 (kcf.or.jp)
入口に、横綱大鵬(1940~2013,在位1961~1971)の顕彰コーナーがあります。
優勝は史上2位の32回。2度の6連覇。永年江東区に住み、名誉区民第1号。
地下1階から地下2階の吹き抜け空間に、天保年間(1830~1844)の
深川佐賀町の町並みを再現した展示がメインです。
長屋での暮らしを中心に、人々の生活をリアルに感じられる展示です。
ボランティアの説明人が、あちこちにいて、聞くと詳しく説明
してくれました。佐賀町は、九州佐賀から移り住んだ人がいたからです。
職人の部屋です。
八百屋の部屋です。
江戸に10町に1つあったという火の見櫓10mと火除け地です。
8代吉宗の頃は熱心で、4町に1つ、ありました。
手早く食べられる天ぷらやそばの屋台・床店が流行りました。
前日まで企画展示だった月見飾りの画像です。
資料館を出るとすぐに、深川釜匠があります。
深川めしは、1090円でした。安い。
深川めしを供す店は17軒あり、資料館でマップと資料をくれます。
おでん屋の美好は、具は1本80~120円です。
おでん種専門店「美好」の店舗案内 (oden-miyosi.com)
しまぶっくという本屋の脇の民家を入ると、HOZENという
佐渡ヶ島でとれる野菜・果物・海産物をジャムなどの保存
(HOZON)食にしている店を発見。
イチゴ、梅、ゴボウ、ユズミソが並ぶなか、ポテトサラダを美味しく
食べるためのジャムまで、ありました。
すべて店舗併設キッチンで手作りの自家製ジャムです。
ネスレのブルーボトルコーヒーの日本1号店が、深川江戸資料館
のすぐ先を、西深川橋通りへ折れて南へ行くとあります。
世界中の旬の豆からシングルオリジンコーヒーをフルサービスで楽しめます。淹れ方クラス併設。
https://store.bluebottlecoffee.jp/pages/kiyosumi
アメリカからの人も来ていました。6人待ちだったので、パス。
660円~から、そのときの日替わり旬コーヒーが飲めます。
正式名称は、清澄白川フラッグシップカフェです。
清澄白河地帯を、コーヒーブームの火付け役にしました。世界各国から
届くコーヒー豆が積みあがる倉庫の中で、大きな焙煎機で煎られるコーヒー
を見ながら、バリスタが淹れるコーヒーを味わえます。
都立の木場公園です。仙台堀川沿いを東へ行くと突き当たります。
木材会社跡地で、24.2haの水と森林公園として1992年、整備されました。
木材会社は、今は新木場に集合しています。メトロ有楽町線終点です。
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index020.html
四季の花が咲く都市緑化植物園が内部にあります。
東京都現代美術館が、木場公園の北端にあります。
5500点を収蔵で、2019年3月リニューアルオープン。
入場500円。企画展とセットで2600円。月と展示入れ替え期間休。
https://www.mot-art-museum.jp/
10月16日まで、コレクションを巻き戻すが企画展でした。
木場公園前の三つ目通りを戻って、西へ少し行くと、木場駅から
仙台堀川へ木場公園と並行して900mの木場親水公園があります。
江戸情緒の木製太鼓橋、行灯風の街灯、石積みの掘割、和船が
配置されています。ゆったりくつろげます。
木場親水公園を出て、永代通りを西へ行き、富岡八幡宮・
深川不動堂、その先の門前仲町駅を目指します。
メトロ東西線木場駅を背にして、永代通りを歩きます。
網の目のように、運河が張り巡らされています。
1627年創建の富岡八幡宮入口です。徳川幕府の手厚い庇護を
受けてきました。
入ってすぐ左に、本州以南を地図にした伊能忠敬(1745~1818)
の像があります。50歳の隠宅がすぐそばで、50歳の1800年から
17年間、8回の測量に出かける際、参拝しました。
本殿とご本尊です。
おみくじは、久しぶりに2番大吉でした。
毎年8月15日前後に行われる深川八幡祭(水掛け祭)は、
江戸三大祭の1つです。
日本一の大神輿(高さ4.4m重さ4.5t)が、1991年、佐川急便
会長から寄進されました。重すぎるので、一回り小さいもの
で担ぎます。2つともガラス越しに見られました。
歴代横綱の碑が、本堂脇にあります。1684年、境内で
江戸勧進相撲が始まり、1768年、両国の回向院へ回りました
(9月30日のブログ参照)。新横綱の名が裏に刻まれます。
すぐ西側に並んで、成田山深川不動堂があります。
1703年に、近くの深川永代寺で成田山新勝寺の出開帳が
行われたのに、ちなみ、1881年に不動堂を建立。
1862年建築の旧本堂は、区内最古の木造建築。
本殿です。9時、11時、13時、15時に護摩修業が
行われます。着いた時に15時の回が唱えられていました。
外壁を梵字で埋め尽くした新本堂も圧巻です。
永代通りまでの参道です。
門前仲町駅まで戻りました。今日は3時を回りました。帰ります。
メトロ東西線の門前仲町駅15:36発、大手町まで9分。
メトロ丸の内線で、7駅15分で池袋です。
大手町15:48発池袋行きに乗ります。
池袋で、西武池袋線16:09発の準急。石神井公園16:22着。
自宅16:32着。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
春を迎える庭仕事の最後、下草コーナーに、デイコンドラ
エメラルドフィールズの苗を、10月9日に植えました。2月27日
に植えたクリーピングタイムは、苗をケチり、日陰に弱く失敗。
エノコログサ(猫じゃらし)の根がびっしり残っています。
熊手で取り除いたら、結構、雑草の根が取れました。土に触れると
溶ける除草剤も撒いておいたから、こぼれた種も死滅のはず。
取り除いた後です。きれいな土色一色になりました。
クワで耕し、大汗。
大体24㎡なので、培養土を石灰で目印を付け、12袋撒きます。
苗ポットを仮配置します。120株用意。常道は30cm間隔。
デイコンドラ エメラルドフィールズは、1ポット330円。
日陰に強く、冬も根は枯れず、手間かからず、今度こそ最適のはず?
但し、雑草は、今度は、夏場もこまめに抜きます。
きれいに植え付けられました。直後に雨。ぎりぎりセーフ。
ラッキー!
雨の後は、20℃を割り、庭仕事やりにくくなりました。
池の水連も、赤・白・黄3色2770円セットを購入。
新しい粘土の土で、素の鉢に植えました。
これも、池に沈めて春を待ちます。
植木屋さんも、9月27日28日入りました。
一か月後の落ち葉も、10月11日、箒で掃き集めました。
これで、庭の冬支度、すべて済みました!
アメ1000個が当たりました!いいこと、あるかな。
金土日と東京は25℃前後、復活です。
暖かくなったり、寒くなったりして、だんだん秋も深まります。
皆も元気でね。じゃ、またね。
すぐ、ブログ更新が受け取れるように、「フォロー」してね!
そのときは、「新規更新を、受信する」にチェック忘れずにね!