明治から1980年代の皆結婚からの変遷について荒川和久さん分析記事


少し整理しておきたい。独身であること、恋愛弱者であること、(高齢または中年)童貞または処女であること。極めて関連性があるもののそれぞれ意味合いが異なるし、ニュアンスが違うと思う。
今のところ、テーマは私が最も苦しかった性体験のないことだが、それは恋愛弱者たる結果である。さらに独身も長くなるので、関連性ありありだが、私の世代で昭和平成令和と見てきて、うまく言語化できないことを、書きたい。支離滅裂になりそうで容赦されたい。

まずは、私の親世代はとにかく結婚は当たり前だった。私の周りだけでないのはリンク記事を見ていただきたい。結婚年齢も若い。30歳で結婚など晩婚である。

さて私の世代はというと、昭和末期の就職だったが地方の信用金庫だった。採用は男女はっきりしていて、女子は短大が全盛期。卒業が22歳になる4年制は敬遠されていた。女子職員の平均年齢は21歳前後。結婚後は退職する密約めいたものがあったが文句をいう人などいない。寿退社したくて堪らないのが本音。御膳立ても含めてドンドンカップルという、隔世の感がある。前回の記事でも書いたが、今から思えば恋愛ベタは3〜7割もいるのでお膳立てもあったろうし、お見合いもまだ多かった。男女とも器量不足と見れば若さが取り柄とばかり周りも必死で話をまとめていたと思う。私の周りでは恋愛で無双していながら結婚は見合という勝ち組も複数あり。女はクリスマスケーキといわれ、24が理想25はあせり、26になったら遅れといわれ自ずと結婚年齢を抑制していた。思い出はこの辺で。

何をいいたいかというと、95%結婚していた頃は、恋愛弱者がその自覚する以前に、女子なら22〜23、男も20台後半には、形はどうあれ結婚していたということであろう。つまり、彼女いない歴や、処女童貞卒業は20台のうちにケリがつき、高齢処女や中年童貞など絶滅危惧種的に少なかったであろう。

 高齢処女、中年童貞が恋愛弱者とリンクし、多く生まれたのは、せいぜい30年前からだろう。奇しくも、バブル崩壊、日本経済失われた30年と重なるのである。


続く