極上の「シェエラザード」 | 原元美紀 オフィシャルブログ 「原元美紀のミキペディア」 Powered by Ameba

極上の「シェエラザード」

N響定期公演の
交響組曲「シェエラザード」 (リムスキー・コルサコフ作曲)
を聞きにサントリーホールへ。
 

 

この曲はクラシックの中で一番好き!
 
中学の吹奏楽部に入部した時に先輩たちが
全国大会銀賞を受賞した曲。
 
一年生の私が憧れで胸をいっぱいにして演奏を聞いていた
思い出の曲なのです。
 
 
指揮はファビオ・ルイージ氏。
 
凄すぎ。
ドラマチックで圧倒されました。
 
そして世界一美しいあの旋律を奏でる
コンサートマスターのバイオリンが、
天上へと続く
一本の細く煌めく糸のように繊細で…、
もううっとり。
 
この音色を奏でるために、
どれだけの才能と努力を必要としただろうか、
ほんと尊いわ〜。
 
さて、「シェエラザード」は、
アラビアン•ナイトとして知られる
「千一夜物語」の登場人物。
 
傍若無人な王が夜伽をした若い女性を
一夜ごとに殺していく。
そこで、大臣の娘のシェエラザードが
自ら王の元へ行き、
毎晩物語を語り聞かせ、
王は続きが気になって殺せなくなり、
とうとう心を改めるというお話です。
このシェエラザードのかっこよさにも
シビれますね。
 
この曲はシェエラザードが語る
さまざまな物語から
情景やエピソードを音楽で表現したものです。
 
シンドバッドの冒険や船の難破、
バグダッドの祭りなど、場面が浮かんできます。
長い航海を終えた気分でした。
 
明日も行こうかと思ったら、完売で残念。
 
こちらでコンサート丸々聞けちゃいます。
ぜひ聞いてみてください。