
1 巨石が依り代である場
花の窟(はなのいわや)神社 (三重県熊野市)・神倉神社(かみくら)(和歌山県新宮市)・大丹倉(おおにくら)(三重県熊野市)・丹倉神社(あかくら)(三重県熊野市)他。
2 山がご神体である場
玉置山(奈良県十津川村)をはじめとして、吉野、大峯と熊野を結ぶ山々は、山岳密教、修験道の霊場であり、また古代からの参詣道に通じている。
3水、川、滝がご神体の龍神信仰の場
いわずと知れた日本一の大滝を誇る、熊野那智大社は、滝がご神体である。
熊野那智大社にならんで、
熊野三山の重鎮、熊野本宮大社も明治まで続いた本宮は、熊野川の中州にあり、川イコール水の神、エネルギー、龍神さまがエネルギーの源泉である。
他にも巨木がご神体の場もあるが、まずは巨石編の中から、最もメジャーでなおかつ、足の便がよさそうな聖地をご紹介します。

花の窟(はなのいわや神社(三重県熊野市有馬)
花の窟神社は、世界遺産にも指定され、日本書紀に由緒が記されている日本最古の神社のひとつです。
神社といっても社殿はなく、巨磐がご神体です。
ご祭神は、伊弉冉尊(イザナミ尊)と軻偶遇突智尊(カグツチ尊)。
友人から教えてもらったんだけど、
古代ポリネシア語で
i sana gi= the first saint man
i sana mi= the first saint woman
i means the first. sana means saint. gi means man. mi means woman
という意味だそうです。わたしは古代熊野は、ぜったい、黒潮海流に乗って流れ着いたポリネシア系の民、あるいはアトランティス系の民が住んでいた土地だと思います。
南・海・太陽を感じる場、それがこの花の窟です!
「一書曰 伊弉冉尊(イザナミ尊)火神を生み給う時に灼かれて神退去(さり)ましぬ 故(か)れ紀伊国熊野の有馬村に葬しまつる 土俗(くにびと)此神の魂を祭るには花の時に花を以て祭る 又鼓吹幡旗を用て歌い舞いて祭る」(由緒書きから抜粋)
女神、いざなみ尊が神生みをなされ、最後に火の神を産んだとき、火傷を負って亡くなられた。妻を失ったイザナギ尊は怒り、火の神、カグツチ尊を切り殺してしまう。
母、イザナミ尊と息子、カグツチ尊がともに眠るのがこの花の窟である。
イザナミ尊のみ魂を祀るために、土地の人々は花が咲く季節に花を飾り、歌い踊って祭りを行う。と日本書記にしるされている。

これは、私のやり方なのですが、
この巨磐の前に立ったら、
こころを落ち着けて、目をつむり、静かに深呼吸をくりかえしてみてください。
呼吸はできれば鼻から、吸って吐いて、
肛門はきゅっと閉めて、
おなかにぐっと力を入れて、へそ下三寸の丹田を締めて。
こうすると、宇宙エネルギーを細胞に取り入れやすくなり
なおかつ、邪気を入れ難くする効用があります。
すぐ傍を走る国道の車の騒音がやがて消えて、
波音が聞こえてきます。
まるで巨磐から流れてくるように響いてきます。
その時を待って、拍手を打ちます。
あるいは、神道の方法にとらわれず、
自分なりのリスペクトのしかたで祈りを捧げてください。
いのちあるものすべてに
生かされているわたしに
そして、この場に
熊野の神々様に
感謝して、
平和と
いのちあるものすべてに
生かされているわたしに
そして、この場に
熊野の神々様に
感謝して、
平和と
愛の
波動を胸に満たし
お祈りください。
お祈りください。
感謝の思いを
あなた自身の言葉で、
できれば声に出して、言魂、音魂として岩に響かせてみるとよいと思います。
あなた自身の言葉で、
できれば声に出して、言魂、音魂として岩に響かせてみるとよいと思います。
言葉のエネルギーが耳から入って脳を震わせ、
体中の細胞にしみわたります。
体中の細胞にしみわたります。
ただし、
神社や聖地では、個人的な願いごとをするよりも、
宇宙の大愛を感じ、
ただただ感謝の祈りを捧げてほしい。
岩も、木も、一りんの花も、
感謝と愛と調和の波動を放つと
ものすごい生命エネルギーを送ってくれる。
神社や聖地では、個人的な願いごとをするよりも、
宇宙の大愛を感じ、
ただただ感謝の祈りを捧げてほしい。
岩も、木も、一りんの花も、
感謝と愛と調和の波動を放つと
ものすごい生命エネルギーを送ってくれる。
同じオモイをかえしてくれる。何倍にも増幅させてそのオモイを天空に放ってくれる。
そうして。
私たちの心や体の穢れを清めて愛の波動で満たしてくれます!
そうすることで、おのずと、自分が抱えていた悩みや苦しみ、不安も
消えていくのです。
自我欲望の願い事を神様におしつけるのは
聖なる場に、どろりと重たいエネルギーを置いて帰る行為なんですね。
そうすることで、おのずと、自分が抱えていた悩みや苦しみ、不安も
消えていくのです。
自我欲望の願い事を神様におしつけるのは
聖なる場に、どろりと重たいエネルギーを置いて帰る行為なんですね。
例大祭(三重県無形文化指定 御縄掛け神事)は、
毎年2月2日と10月2日にとりおこなわれ、約170メートルの稲わらで編んだ大綱が、岩の上から海岸へと人々の手で引き渡されます。
御縄掛け神事は、有馬の氏子が中心となり、およそ10メ-トルの三旒の幡形、下部に種々の季節の花々や扇子等を結びつけたものを、日本一長いともいわれる約170メートルの大綱に吊るし、大綱の一端を岩窟上45メートル程の高さの御神体に、もう一端を境内南隅の松の御神木にわたす神事です。
毎年2月2日と10月2日にとりおこなわれ、約170メートルの稲わらで編んだ大綱が、岩の上から海岸へと人々の手で引き渡されます。
御縄掛け神事は、有馬の氏子が中心となり、およそ10メ-トルの三旒の幡形、下部に種々の季節の花々や扇子等を結びつけたものを、日本一長いともいわれる約170メートルの大綱に吊るし、大綱の一端を岩窟上45メートル程の高さの御神体に、もう一端を境内南隅の松の御神木にわたす神事です。

170メートルもの長さの藁で編んだお綱は岩の頂から降ろされ、人々の手で海岸まで引かれていく。
しかし、注目すべきは、神道以前のさらに古代の太陽信仰が、このお綱かけ神事には遺されている点です!
なぜ、10月2日と2月2日に神事が行われるのか?
それは、太陽の動きと関係しています。
なぜ、10月2日と2月2日に神事が行われるのか?
それは、太陽の動きと関係しています。
10月2日は、太陽への感謝と太陽送りのご神事です。
古代の人々は、太陽によりはぐくまれた作物を捧げて、今年一年の恵みを感謝し、太陽さん、どうぞゆっくりお休みください。と太陽神を送りました。
2月2日、冬至を過ぎると、今度は太陽を呼びよせ、新しい年の豊穣を祈願するのです。
それが、このお綱かけ神事のゆえんなのだそうです。
窟の前では、かわいらしい少女たちが二人づつ組になって、浦安の舞いと、乙女の舞いを舞ってくれましたが、乙女の舞いの歌のなかに、
「種をまき、実りを迎えるありがたさ」というような詩が聞こえてきました。
10月2日、
台風が過ぎ去り、まぶしいほどの青空に輝きわたる太陽が海を照らし、波音がおしよせる浜を、人々は手に手に綱をかかげ、古代より変わらぬご神事をよろこびいっぱいで執り行ったのでした。
「この綱にふれさせていただくだけで、幸運なのですよ。昔はね、おなかに赤ちゃんがいるひとは、このわらの端をそっといただいて帰り、腹帯に入れておくと安産になると信じたものです」
わたしの横に並ばれたご婦人が教えてくださいました。
それを聞いたわたしは、稲わらの端を三本いただいてきました。
先日、わたしが主催した自然出産のレクチャーに来てくれた、おなかの大きなエムさんに送ってあげようと思ったの。
古代の人々は、太陽によりはぐくまれた作物を捧げて、今年一年の恵みを感謝し、太陽さん、どうぞゆっくりお休みください。と太陽神を送りました。
2月2日、冬至を過ぎると、今度は太陽を呼びよせ、新しい年の豊穣を祈願するのです。
それが、このお綱かけ神事のゆえんなのだそうです。
窟の前では、かわいらしい少女たちが二人づつ組になって、浦安の舞いと、乙女の舞いを舞ってくれましたが、乙女の舞いの歌のなかに、
「種をまき、実りを迎えるありがたさ」というような詩が聞こえてきました。
10月2日、
台風が過ぎ去り、まぶしいほどの青空に輝きわたる太陽が海を照らし、波音がおしよせる浜を、人々は手に手に綱をかかげ、古代より変わらぬご神事をよろこびいっぱいで執り行ったのでした。
「この綱にふれさせていただくだけで、幸運なのですよ。昔はね、おなかに赤ちゃんがいるひとは、このわらの端をそっといただいて帰り、腹帯に入れておくと安産になると信じたものです」
わたしの横に並ばれたご婦人が教えてくださいました。
それを聞いたわたしは、稲わらの端を三本いただいてきました。
先日、わたしが主催した自然出産のレクチャーに来てくれた、おなかの大きなエムさんに送ってあげようと思ったの。
ある日、花の窟をお参りすると、この岩の下から一匹の蛇が這い出てきて
わたしに姿を見せてくださった。
熊野は、遠いたましいの記憶を呼び起こしてくれる場所です。
熊野は古代より脈々と続く自然崇拝の土地です。
わたしのたましいはどのような時代にも、どこの国に生まれても、いつも自然に畏敬の目をみはり、自然に感謝して祈ってきたのだろうなあ、と思います。
熊野は古代より脈々と続く自然崇拝の土地です。
わたしのたましいはどのような時代にも、どこの国に生まれても、いつも自然に畏敬の目をみはり、自然に感謝して祈ってきたのだろうなあ、と思います。


花の窟神社の御守り 結び(500円)
死んだイザナミを追って黄泉の国へわたったイザナギの命を救ったといわれるかづらで編んだ御守り。魔よけにどうぞ。
死んだイザナミを追って黄泉の国へわたったイザナギの命を救ったといわれるかづらで編んだ御守り。魔よけにどうぞ。
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ジャニーズの方々にも愛用されています!