父の死後しばらく 母の頭はしっかりしていた
兄の入籍で
何かを思い出せそうで思い出せず
明け方からモヤモヤしていましたら
急に点と点が繋がりました
父が体調不良で田んぼ仕事ができなくなり
荒れ放題になっている広大な水田が
実家の家屋の目の前にあるのですが、
父が亡くなってすぐに
兄がそこを売却したがっていました。
もちろん実家の負債を完済させるための
一番妥当な方法です。
私にとっては
父との思い出がたくさん詰まっているので
気は進みませんでしたが
仕方ないと思っていました。
その頃、
その田んぼのすぐ向こうで宅地開発が進んでいて
手放せば完済どころか
随分 懐が暖まる額になる予定でした。
母と兄は売る売らないの大げんかです。
娘（連れ子さん長女）の結婚資金が
必要なんじゃけぇ
売るしかないじゃろうが！
・・と、確かに兄は叫んでおりました！！
そしてそれに対して母が
なんで連れ子に
うちの財産をもっていかれんにゃ
いけんのんじゃ！！
絶対書類にハンはつかん！！
・・と抵抗したのでした。
そして喧嘩の最中に
母は大きな数の計算を
暗算で正確にしておりました・・・
母としたら、
連れ子さんは「入籍もしていない他人の子ども」
という認識だったのでしょう。
その気持ちは、分からなくもありません。
実は 実家の負債総額は
さほど高くはありませんでした。
私も自分自身の預貯金をかなり削れば
兄と折半できる額でした。
ですからそれは相続時に精算するとして
一旦 兄と折半して支払っておこう
という提案もしました。
しかし兄は頑なに
いやそんな金はない。
親の金は親に返させるんじゃ！！
と取り合ってくれませんでした。
はい、確かにそれはその通り。
親の負債は親が返済するのが
当然だろうと思ったので
すぐにその提案は引っ込めたのですが・・
今考えると
兄は、
娘さんの結婚資金を払うだけの蓄えすら
なかったんですね・・・。
だから実家の土地を売却させて
過去に搾取された金額を一気に取り戻そうと
考えていたわけだ！！
いやいやひょっとしたら、
ちょっとばかり多めにいただこう
と考えていたのかもしれない・・。
ありうる！！
何度も言いますが、
兄が搾取された総額は
私に比べたら たいした額ではありません。
普通にコツコツ貯めていれば
兄の収入なら随分余裕のある額です。
（だから親に差し出してやれ
という話でもありませんが・・）
兄も若い頃から
かなりの浪費家だったのを
思い出してしまいました・・
。
酒・たばこ・
それに
ギャンブル・・ではなく高級車・・
えっと・・・
まんま父親なんですが・・
そう言えば、子どもの頃、
私がコツコツ貯めた貯金箱のお金を
勝手に使い切っていたのも兄でした。
いや、なんか、
変な事をどんどん思い出してきました。
兄、
実家の血を色濃～く
受け継いでいやしませんか？？
両親のパンチが強すぎて
幼い頃の
成績優秀・スポーツ万能・学校ではいつも優等生・・
そんな兄の幻にとりつかれていたんですね
いやいやいやいや
なんやねん。
わたしも、アタマ悪すぎ！！
家族を信じすぎ！！
ってか、
私がアタマ悪いの分かっていて・・
すぐ、人に同情する質だと分かっていて・・
みんなしてだましていたんだね？
私も聖人君子ではないよ？
悪さもしたよ？
でも 一番立場の弱い人を、
利用したりしたことはありませんぞ！！
結局、母は書類に判をつくことはなく
徐々に認知症状が進んで今に至ります。
なんだかんだ
これはベストな結末だったのでは・・。
もう、兄ちゃん夫婦とは、実家の件が終ったら
う～～～～～んとソーシャルディスタンスを
取らなければと思います。
私を騙さなくていいくらい
うんとう～んと 幸せになってください。
ただ相続の際は
家庭裁判所での遺産分割調停もアリ・・
ってことを、心しておきたいと思います。
ああ、やっと眠れそうです。
あと1時間ほど寝ちゃいます。
おやすみなさい。
読んでくださった皆さま
ありがとうございました。