プロコーチ、カウンセラーの原田です。
昨日、県競技力向上委員会後に、講演会を行いました。「国スポまでの選手強化~あと2年でできることを探る~」という演題でした。
名だたる先生方の前で、話すのはちょっと恐縮といいますか、緊張しました。
講演の中に、コーチング技法のひとつ、付箋をつかった演習をいたしました。あと2年でできること、やりたいことを思いつくだけ書き出していただき、①できる ②むずかしい ③無理 の3つに仕分けします。さすが先生方、たくさん施策が見えてきました。③無理の中身を見てみると、全国チャンピオンを連れてくるとか、専用競技場を作るとか・・・。結果に直結する可能性が高い内容です。
そこでちょっと考えてもらいます。③無理は、ほんとうに無理なのでしょうか?どうしたら可能になるかを考えてもらいます。すると本当に無理ではないことに気づくでしょう。例えば、「専用競技場を作る」はあと2年では無理でしょうが、つまり施設を独占して使いたいという意味にとらえれば、使用時間を工夫したり、複数の施設を借用したりすることで、チームが独占して使用する時間帯は確保できます。つまり、形を変えて実現する方法を見つければいいわけです。
①そのまま実現する
②形や規模を変えて実現する
③大事な事柄を抽出して別の形で実現する