どうもハラキヨです。本日は前回に続き防暑衣の紹介です。
{2536D767-268A-43E2-A081-7378FF78D87D}    写真:昭和17年制定 防暑衣

実物です。未使用品ではありませんが、状態はかなり良いです。この防暑衣は比較的多く出回っていますね。

見た目は九八式、三式夏衣とよく似ていますが、大きく異なる箇所も幾つか存在します。

では見て行きましょう!
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検定印です。
サイズは大號。昭和十九年製。本廠検定。
ミヤサワの記名があります。

身長173センチの自分でピッタリのサイズです。
(これ以上大きくなるとピンチ)
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この防暑衣は開襟での着用が前提になっており、襟にはホックが存在しません。
(昭五、昭和十三の防暑衣にはあり)


また、防暑衣の下に防暑襦袢を着る際は、写真のように襦袢側の襟を外に出します。

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第一ボタンは付いているので、襟を閉じることもできます。その場合は下の襦袢も第一ボタンを閉じ、着用します。

襦袢の襟を出すことによって、衣の襟への汚れを防ぐ「襟布」の役割があります。飾襟(付け襟)も同じです。

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閉会式通気口もあります。

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他の防暑衣と異なり、脇下に通気口があります。
通気口の蓋を開くと剣留が少し隠れます。

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自分が着用するとこんな感じになります。
当時の最大サイズ大號がなんとか着れます。

私の祖父は戦艦日向の乗組員でした。三番砲塔勤務だったそうです。(今も健在)
祖父の身長が大戦当時154センチだったそうです。

実物は着れず諦める方は多いでしょうね。サバゲーならば服への負担もありますのでレプリカがいいでしょう。中田商店様はこの防暑衣の複製も販売しておられます。在庫は相変わらずありませんね。電話で確認する必要がありそうです。

昭和十七年制定防暑衣でした。