こんにちは。原田綾子です。

 

ブログをお休みしていたこの3日間、怒濤の日々でした。

父が、6月9日0:55,天国に旅立ちました。

 

長くなりますが、今の想いをそのまま綴ります。

 

 

父は透析先で4/25に倒れ、意識混濁し

川越の埼玉医大の救命に救急車で運ばれ
もういつ亡くなってもおかしくないと

医師に告げられました。

 

それから一時は延命するかどうかの話にもなったのに

医師も驚くような奇跡的な快復をし、

普通に話ができるようになり

私はこの1ヶ月ちょっとの間、わたしも仕事を終えて

子どもたちに夕食を出し、

夜に足繁く病院に通いました。

(HCUは子どもは面会できないので)

 

 

子どもの頃、一緒にいられなかったぶんを

取り戻すかのように

父と、43年の人生で一番

じっくりゆっくり話をした時間でした。

 

 

そして、6/8は父の状態が悪く

とうとう透析ができなくなり…

しないと命が…と、
医師が、足からなんとかできないかと、

頑張ってくださいましたが

ほんの数十分やっただけで、血圧が降下し

透析中止となりました。


腹水もたまり肺も水がたまり、苦しい・・・と息苦しいのに...

わたしたちにやっとの声で

 

「椅子はある?

椅子に座って・・・」

 

と、自分が苦しくても

相手を気遣う言葉をくれました。

 

そして
6/8は、わたしたちに

感謝の言葉を言ってくれました。


ありがとういい娘を持って幸せだよ、

と…

 

喋るのも辛く声にならない声で

やっとゆっくり全力で伝えていました。


夫にも


いいお婿さんが来てくれてよかったありがとうと、
母にもいちばんの奥さんだよ

 

孫もかわいい女の子が2人も産まれて嬉しい

いい人生だったよ
と…

 

わたしも伝えました。

 

お父さんの子どもに生まれて良かったよ
もう頑張らなくていいよ
ありがとう
わたしを育ててくれてありがとう

 

 

もう危ないと言われた

8日の夜、いったん自宅に帰宅して

泣きながら引いたオラクルカード


父がいまなにを思ってるのか教えてください

 

と、引いたカードは
「愛」のカード。

 

父のことについてのカードからのメッセージは

続いて3枚、

 

「新しい世界への冒険」

「静寂の世界へ」

「祝福、今この瞬間に感動」


また、悲しみと幸せを感じました。

 

 

 

仕事大好き!仕事第一!

家庭のことはお母さんに任せるよ、

母に言っていたと聞いた父の姿。
 

 

西武のセゾングループの

リゾート開発部で活躍していた父は

子どもの頃から、

 

長野は八ヶ岳

その後北海道は札幌に単身赴任をし

 

ホテルの支配人をしたり

リゾート開発に奮闘したり

(スキー場やホテル、マンションを作ったり)

あちこちの地方で活躍し

 

私が大学生になると

東京の本社に戻りました。

 

その後、保険会社を設立

都内に綺麗で上質な高級麻雀荘も作り

会社を経営していました。

この頃は、
小さな頃一緒にいられなかったから・・・と

父が
2人で飲みに行こうと誘ってくれたり
大学のレポートで苦しんでいると手伝ってくれたり

一緒に過ごすことも増えました。

 

 

 

たくさんの部下を育て、お客様を愛し、

常におもてなしの心で、一期一会の心を大切に

仕事をしてきました。

 

お酒が大好きで、陽気で、優しくて

涙もろい父は、たくさんの人に愛される人気者でした。

 

でも、お酒を飲み過ぎたり

(いつも接待続き・・自分もお酒好き)

寝ずに仕事をすることもあったそうです。

 

パパの体はボロボロだよ・・・もうすぐ死んじゃうかも

 

なんて冗談を言いながら仕事を愛し

79歳まで生きました。

 

6/22は80歳の誕生日だったのに・・

でも、よくがんばりました。

 

 

 

6年間、1日おきの人工透析。

 

これがまた毎回とても辛いと言っていました。

 

透析患者で鬱病になる人も多いそうですね。

そのくらい心身に負担のかかるものだそうです。

 

肝臓も悪く

目も、ほぼ全盲のような、

ほとんど見えない数年間でした。

 

あんなに本を読んだり、小説を書いたりするのが

大好きな父だったのに。

 

見えなくなっても万年筆とインクはいつも

父の部屋の机の上に、きれいに飾ってありました。

 

目が見えるころ書いた小説は自費出版をし

Amazonでも本が売られているので、

落ち着きましたらそのこともご紹介します。

 

 

 

これとは別に、

父が倒れる少し前、父が記した

八ヶ岳高原ロッジ支配人時代の

日記風に小説の原稿が出てきて読みました。

 

これを読み、わたしは夜中に

一時間以上号泣していました。

 

このことについては、気持ちがもう少し落ち着いたら

ブログでシェアさせてください!!

 

 

私は親子関係に苦しみ、心身を壊し

親のことで葛藤し、悩み続け

大きなわだかまりを持って真っ暗闇の中、生きていました。

 

青春時代は真っ暗。

 

わたしがこんなふうになったのは

お父さんとお母さんのせいだ!と親を責めました。

 

お恥ずかしながら大学生の頃、

家で泣き叫び、暴れたことも多々あります。

親を力ずくで倒し、罵声を浴びせたこともあります。

 

 

 

5月の連休に父に面会したとき

 

「苦しいとき そばにいてあげられなくてごめんな。

悪かったと思っている。」

 

そう言ったので

 

「わたしが 辛い時そばにいて助けてくれなかった・・・と、

今まで思っていたけど そうではないよ。

 

子どもが生まれたからこそ 男は仕事をしっかりして家庭を支える と

仕事に燃えていたお父さんはかっこいいし、

尊敬しているよ!!

 

支配人時代の小説読んで感動した。

 

そして わたしが今この仕事をしているのは

お父さんのおかげ。(お母さんも)

 

重役として、活躍していたこと、

 ホテルの支配人として スタッフを育て、

各界の要人や天皇家の人々、

他にもたくさんのお客様を幸せにしてきたお父さんは

わたしの誇りだよ!

 

わたしも お父さんのように

人々を笑顔にするおもてなしの心を大事に

この仕事をしていくからね!!」

 

と、伝えました。

 

この仕事をするために

わたしは両親を選んだのだと確信しています。

 

 

・・・・・・・・・・

 

昨年も9月~入院し、クリスマスの日に退院。

 

今年は4/25~入院、

6/2(土)に退院し、

これからリハビリを続けていこうねと

父も気持ちを新たにがんばる姿勢だったのに

 

6/4(月)腹部の激痛で救急車で運ばれ

腹水がたまっていることが解りました。

 

埼玉医大の先生は、治療法は無い

水を抜けば命も危ないから

自宅に戻るように

もうここに来てもしかたないと

 

富士見市の病院に受け容れてもらい

入院し、8日に状態が悪くなりました。

 

8日は会社スタッフ会議だったので

それが終わるとすぐに病院にかけつけましたが

 

昨日とは違う、変わり果てた父の姿を目の当たりにし

わたしはショックを受けました。

 

昨日は、普通に会話もできていたのに

もう声が出ない、話も当然できない

苦しそうにジェスチャーをしていますが

何を伝えたいのかわからない

 

だから、わたしはありったけの想いをこめて

これでもか!これでもか!というくらい

 

あのときは楽しかったね

 

あのときは嬉しかったよ

 

あんなふうにしてくれて感謝しているよ

 

 

ということをぜんぶ伝えました。

 

 

なにも話せず、苦しい感じでしたが

がんばってうなずいて聴いてくれました。

 

あんなに大きかった体が

透析でどんどんやせ細り

足も骨しかないような細さで

わたしは父の足をさすりながら

 

この足で、あちこちたくさん歩いて

たくさん仕事をしてきたね

いっぱいがんばってきたね

家族のためにありがとうと言いました。

 

父の足は、青白くとても冷たかったので

手のひらで夫と一緒に温めました。

 

 

いったん帰宅しましたが

 

0:30に病院から呼ばれて
慌てて車で富士見市の病院に駆けつけると...
私たちのことを待っていてくれたかのように

旅立ちました。

 

また、たくさんお礼を伝えました

 

こんなにも愛されていて
わたしも父を愛していたんだと

大好きな仕事に生きた、愛と勇気あふれる
人々から愛される父は
わたしの自慢の父です。

 

わたしも、お父さんみたいな人になるよ。

 

帰宅したのは明け方。
美しい夜明けの空に誓いました。

たくさんのメッセージやコメント
祈りを捧げて下さった皆様、
ありがとうございました。


辛い時何度も読み返していました。

 

やっと、文字にすることができました。

 

父の生きる姿を見習い、わたしも
魂を磨いていきます。

 

お父さん!あなたの子どもでよかったよ。
長い間、拗ねていてごめんね。
四月に倒れてから、奇跡的な快復をし
この一か月ちょっとの時間が
わたしの宝物だよ。

いちばん幸せな時間だったよ。
たくさんお話したね。

ありがとう。
温かな気持ちだよ。
でも、悲しいよ。辛いよ。
涙が勝手にあふれてくる

そして…


6月は地方出張が3回もあり
公的機関の講演や、セミナーもたくさんある月だけど
わたしが仕事のない日を選んでくれたんだね。

最後まで、愛をありがとう。

 

こんなに大きく辛い悲しみがあるなんて

辛くて辛くて、心が壊れそうだけど

でも、

同時に、たくさんの父や家族

みなさんからの愛も感じ

温かさもたくさん感じています。

 

ありがとうございます。

 

image

 

お父さんは恥ずかしがり屋だったけど

写真載せちゃうね。

この写真がいちばん好きなんだ。

この赤い薔薇は今年もきれいに咲いたよ・・・

 

 

 

この写真は夫が気に入ってくれてます。

 

image

昭和五〇~五一年頃かな?

 

 

旅だったあとの空。きれいな夜明け。

image

 

また会おうね。

今回の父のことで、不思議なできごともたくさんありました。
学んだ事もたくさんあるので、またブログに書いていきます。

 

お読みくださりありがとうございました。

 

~おしらせ~

次は東京!

7/14土曜、池袋にて原田綾子と〇〇トークイベント
10:45〜13:15

勇気づけと潜在意識と教育についてたのしいイベントを♪
募集は6/11月20時より

 

【9月以降のセミナー予定・埼玉ふじみ野・都内】

7月2日(月)20時~募集開始します

勇気づけカフェ、ELM, SHINE,SHINEリーダー養成講座

SHINEアドバンス、

~出張~
大阪SHINEアドバンス、広島SHINEアドバンス、
愛媛グルコン など。

 

ELMリーダー養成講座(7月ふじみ野)やります。

 

毎朝8時、21日間勇気づけのレッスンメール届きます♪
image

無料メルマガ登録はこちら

http://heartysmile.jp/bookbonus2017present/

 

 

 

 

著書紹介

※ 画像をクリックするとAmazonに飛びます