真空管アンプ | 自分の腕は棚に上げて

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安くて楽しめそうな真空管アンプを探していたら
ゴルフ2回我慢するくらいの値段で出ていたので
思わず買っちゃいました。

星の数ほどある真空管の中でも、女王とも呼ばれる
2A3という真空管を使ったアンプです。
この真空管は1933年(昭和8年)にオーディオ用に
発表された、ある意味骨董品のような真空管。

購入の決め手は安いアンプでは当たり前の中国球
ではなく、国産球だったこと。
これなら真空管を買いなおさなくて済みますから。

出力がたった2.8Wとは思えない充実した音です。

透き通って聴こえる中高域はもちろん、図太い
低音の押しも魅力の真空管です。
決して測定器のデータでは測れないワイドレンジ感。
また、ヴォーカルは息遣いまで生々しいので、ゾクッと
しますし、ピアノもアタックが丸い音で気持ちいいです。

ただこのアンプ、全段真空管ではなく電源の整流部分は
トランジスタを使っているハイブリッドなアンプです。

さすがに直熱管の真空管なので、発熱量は結構あります。
夏場は扇風機で風邪を送ってやらないといけないかもしれません。