完走!完走できるかどうか半信半疑だったが完走!

完走できる根拠はおととし完走したから。

完走できないと思う理由は去年リタイア。次の京丹後60㎞もリタイア

この前の富士五湖は最後苦しんだ。

ことで半信半疑。


一昨年ってよく完走できたな〜。


朝3時起床。お好み焼きとうどんを食す。食べてる時にたまたまゼッケンを見ると4時30分スタートと書いてあった。

4時50分スタートの第二スタートだとばかり思っていたらまさかの第一スタート。

ホテルを飛び出し駐車場へ。駐車場はシャトルバスを待つ長蛇の列。あー間に合わないと思いながらバスを待つ。なんとかスタート3分前に到着。

心の準備がつかぬ間に2分前、1分前と時が進む。

第一スタートにいるランナーはみんな速そうな感じで場違い感を感じた。


スローモーにスタート。キロ6分半くらいで走り貯金を作り後半は10㎞を90分以内で走る計画だが周りの速さにつられる。

スタート開始から乗鞍が綺麗に見える

古い街並みを走るのはこの大会のハイライトだが

気持ちもうちょい走った時に出てきた方がいいのにと思ったりする。

市街から外れていく。ここは定番撮影スポット。去年も一昨年もここを撮ってる。

街中を抜けて美女高原に向けて走る。向こうに乗鞍。今回はいろんなとこから乗鞍が見えた。

乗鞍の山頂、剣ヶ峰‥山頂手前の肩なんか特定しながら。

美女高原への上り。ここが最初の難関。一昨年は坂道ダッシュを何回もやったが今回はやらない。逆に歩きを入れるように心がける。実際は周りのランナーが走ってるのを見ると自分も走らないといけない風に思ってしまい無理して走ってしまう。

20㎞過ぎのエイド。

ここではレモンとチェリー。この後のエイドでは必ずと言っていいほどチェリー、ブドウ、オレンジを食べた。中盤から後半にかけてのエイドでバームクーヘンを2回食べた。

第一関門。去年はここでリタイアした。今年はそれなりに到着。調子は悪くない。

よもぎそば


美女高原に向かう最初の上り。

30㎞過ぎ。エイドの前に変わった公園がありました。大竹しのぶが出ていた野麦峠のロケ地がここです。という表示を今年も発見。子供の時にその映画を見て大竹が仕事中に蚕を食べるシーンがありえぐいなと思った。

ここら辺、いっぱいいろんなもの書いたものがありランナーの癒しになっている。

美女高原への最後の登りを歩いてのぼり35㎞の走り乃神社ではおもてなし給食のリンゴジュースを2杯飲む。

神社から5㎞のぼればこれ以上高いところがない。走りと歩きを繰り返し進む。何人か抜いたりしてたら女性ランナーから速いですねと褒められた。その後、調子こいて走ってたが抜かれてしまい追いつけなかった。あなたの方が速いじゃん。

最高地点へ

たったの5㎞が長い。ようやく最高地点の看板が!

ここで写真撮って貰おうと思ったがやめた。

最高地点からはずっとくだり。膝に気をつけながら体をクールダウンさせる。途中に42.195㎞地点を通り過ぎた。



第二関門の岩滝公民館に到着。結構、いい精神状態で到着。ここでリタイアすることも走る前は考えていたが取り消し。ここで8分ほどの休憩。

ジェルと痛み止めの薬を飲む。今回、ジェルは10㎞に一回飲んでいた。薬を飲んでるとボランティアにこれからまたひと登りありますよと言われ、

近道ないですか?と答えたら笑っていた。


公民館からひと上り。その後ゆるく降って50㎞地点に差し掛かるとお尻の筋肉がわずかにつった。これからの半分の距離と千光寺の上りに不安がでる。走っていくうちにそこの不安は知らないうちになくなった。


ひんやりして心地がいいトンネルを抜けると次は第3関門の丹生川支局。細い農道を走った後に支局が出てくるが観客がたくさんいてランナー的にはありがたい声援を聞いて気分が上がる。


制限時間の1時間以上前に第3関門に到着。前回のような大休止は避ける。トイレに行った後、ミストを浴びる。自分からミストに浴びに行ったのはマラソン人生初めて。

このガヤガヤ賑わってるエイドではいろいろな食べ物が揃っている。

まずシソソーダ。この存在を忘れてた。これは美味しい。2杯か3杯飲んだ。

トマトソーメン。

みたらし団子

飛騨牛

ゴージャスなもてなし給食。

おととしはここで仮眠したはずだが今回はささっと退散。

支局でたくさんの応援をもらい休憩も兼ねて歩く。もうちょい歩きたいが観客が応援してくれるので走らないといけない。

支局からはあとフルマラソンの距離。歩いてるうちにフルマラソンの距離が減っていきもうフル走らなくてゴールできるんだ、みたいなことを考えて気分を上にする。


60㎞を超えていよいよ千光寺への激坂。

20㎞過ぎから勝手に張り合ってきたカズレーザー風ランナーがペースを落とした後、この坂で引き離す。


坂は歩くだけでも足取りが鈍くなる。歩いても体力がなくなっていき、この先の40㎞が不安になる。

約20分で山門に到着。

山門からは名物の108段の階段。まだ足に余力があったので一段抜かしで走りながらのぼる。結局54段だったな。

みんな歩いて登ってる階段をピョンピョンあがるとみんなに驚きと心配の声が。

境内からは御嶽が見えた。白山から見るのと違いでかい。


千光寺からの下り。下り終わるまで走っていたが、ここの撮影スポットだけは立ち止まる。

下を見るとみんな走っている。

千光寺から4㎞ほど下るとエイド。この前は氷でアイシングをしたが今回は給水してそのままラン。足がまだもっている。

エイドからの3㎞は足が動く。向かい風もあったがこなせたな。

長い道を走り市街地に入ると第4関門。

ここではパイン。家で大人買いしたいくらい欲しいしおいしい。ここもあっという間に立ち去る。

ここまで来たらもう残り26㎞。何時に到着するか計算するが頭が回らない。

足取りも鈍く歩きと走りの繰り返し。いい感じのペースで走ってるランナーの後について行った。

87.4㎞のエイドからはいよいよラスボス峠に向かう。走り100歩 歩き50歩でこなす。

ラスボスは美女高原、千光寺ほど坂は厳しくないが90㎞近く走ってきて足が弱まってる時に出てくるのでキツくなる。

昨日も来た90㎞地点。ここまで来れたし残り10㎞。もうほとんど歩いても完走できる圏内に入った。

90㎞地点のピークではなく何百メートル先が本当のピーク。そこまで歩いた。

でもそこからの下りはやはり走った。このまま10㎞下りなら快適なのに。おととしは制限時間に間に合わないと自分も含めてランナーたちが大慌てして無理やり下ったが今回はそんなことにならないので気分的に楽。

93㎞にある最後の関門を過ぎる。あと7㎞。

ここ最近の夜のランと同じ距離。

足はそれなりに動くが脳がブレーキをかける感じなので走って歩きの繰り返し。

途中で小雨になり少し本降り、新品のシューズが濡れるのは嫌だったけど、開き直りバシバシ走る。この雨は体をクールダウンしてくれた感じがしたのでよかった。土砂降りは嫌だけど。途中で雨が止み陽が出すようにもなった。

あー普段だと大したことない距離なのに。でも体がいうことを効かない。

ゴールまでの時間を計算ばかりしていた。抜いたはずのランナーに抜かされ始める。

競争してるつもりないとわかってるのについついそう考えてしまう。

あと7分くらい。

ゴール地点のビッグアリーナ手前のストレートの道もなかなか足が動かず吐きたくなるような感じ。最後ののぼりに差し掛かりどれくらい上ればいいのか考えてたらアリーナのゴール手前。一気に観客が増え立ち止まりたいが立ち止まれず無理矢理左にカーブ切ってのぼって左に曲がるとゴール。今回も高山ギャルに迎え入れられた。このゴールは今まで出た大会のゴールの中でトップクラス。

YouTubeで今回の動画を観ているとゴールする時間帯で歓待してくれる人が違うことがわかった。速くゴールできる人たちの時はギャルではないぽい。

完走したら超感激するかなと思ったがそうならなかった。感激以上に早く休みたい感が出てきたからかな。

ゴール後に人のゴールを見てたほうが感激したな。

今回は足が強くなってることを実感した。


これで飛騨高山は2勝1敗の勝ち越し。

ウルトラは通算3勝2敗。