まさに中治りの時期に、家族の今後を決めることができ、穏やかな時間を過ごし、この時間がずっと続くような錯覚さえ、起き始めていた時に、急変して、亡くなった五人の子を持つ素敵な男性がいました。
彼は癌で入退院を繰り返していましたが、残される家族の為に働いていました。
最後の入院も、ギリギリまで働き、吐血が止まらなくて、入院になりました。
入院後は治療が功をそうし、吐血も落ち着いて、リハビリも再開して、普通にご飯を食べられる様になりました。家族の誕生日も一緒に過ごし、穏やかな時間を過ごし、退院も視野に入っていた中の大吐血に急変。
私達、医師や看護師、リハビリ、掃除のスタッフ、みんな彼らしい最期に、涙しました。
他の患者さんにも、中治り現象はおきてますが、彼の様に家族と穏やかな時間を過ごせたケースはあまりなく、あんなに家族だけでなく病院スタッフに愛された人はいませんでした。
彼とお互いの家族について話した事、忘れません(T . T)
本当に、素敵な人でした。