ByronBayには総合病院は一つしかない。

緊急はここに行くしかない。

 

病院に着いて、私が歩けないので彼が体を抱えてくれてEmergencyと書かれた自動ドアまで歩いてくれたが、まさかの扉が開かない。。電気は着いていて人影も見えるが

私たちに気が付かず、おしゃべりしている。。

彼は私の体を支えるので精一杯。ドアをノックするにもできず、開けてと叫んだり下がまるで気づいてもらえない。。

たまたま、赤ちゃんを抱えたお母さんが同じくドアの前にきた。大きくドアを叩いてくれて、やっと中にいるスタッフが気が付き扉が開いた。

 

何だかイヤな予感と、この病院大丈夫かな?という不信感。

 

ほどなくしてナースがきて問診票を渡され、彼が書いてくれた。海外保険の書類やパスポート、ビザが必要と言われ、彼が家まで取りに行ってくれることに。

 

私は車椅子で治療室に運ばれ、治療代に寝かされた。すぐにドクターがきて処置してくれるのかなと思っていたが、10分20分と待っても一向に現れる気配がない。

せめて傷口を洗い流して欲しいんだけど、と思ったけど30分たっても何も変わらない。。

40分たってやっと看護婦さんが来てくれた!やっとだ。これはひどいと言われて、消毒が始まったが、それが終わると鎮痛剤を渡されてまたしばらく放置された。

彼が戻ってきて、まだ何も始まってないの?と驚いていた。

いや、まったく。

しばらくしてドクターが来た。本当にやっとだ。

傷口を見てやはりかなり深い傷だと言っている。縫う必要があると言われた。麻酔をかけると言われ、同意書にサインをして、治療が始まった。

今まで縫ったりするケガをしたことがなくて、しかも初めてがオーストラリアという何か不安感がすごくある中でそれでも治療は終わった。

 

抗生物質をちゃんと飲むこと、傷口は濡らしてはダメ。シャワーはしばらく我慢する。抜糸するまでは動かない、傷が炎症したら病院へすぐにくること。明日は骨に異常がないか確認するから、また来てくださいとのことだった。

 

やった家に着いた頃、もう深夜2時を回っていた。私もだが、彼もヘトヘトだった。

 

次の日、彼は私に着きそうため仕事を休み、一緒に病院へ。レントゲンの結果骨には異常なかった。ドクターに傷口を消毒してもらった。昨日の今日だからまだ痛みが強くて、足は赤みを帯びていた。化膿しているのかなと不安だったが、抗生物質で様子を見ようと言われた。また次からは最寄りのClinicへ行ってくれと言われて紹介状をもらった。

 

やっと支払いだ。昨日の治療代とレントゲンもとったので、合計で2万円近くだった。ここの病院は私が加入していた保険会社と提携していなかったので、治療代は一旦私の方で負担して後日、書類と領収書をオーストラリア支社に送って、銀行振込されるという流れ。書類にはドクターの診断書も必要で、今日はそれを書いてもらった。

薬は院外処方なので、近くの薬局へ行く必要がある。ここでも全額支払って、領収書をもらって保険会社へ合わせて送る。

私の場合は、歩くことが困難だったので通院する際もタクシーを使っていた。タクシー代はだいたい日本と同じくらいの金額。頻繁に利用していたし、距離もあったから結構良い金額負担になるけど、この交通費も保険で支払ってもらえる。

 

海外保険に入っておいてよかった。