ワークライフコーチ&システムコーチの前田典子です。

仕事の関係でお伺いしたイベントで菊間千乃さんの講演を聴きました。
菊間さんはフジテレビの人気アナウンサーから法科大学院に行き弁護士になった方です。
数日前に、ご結婚されたとの報道がありました。

実は菊間さんのことは気になっていました。

過去にほんの一時期ですが、人のその後がわかるという妙なことが続いたことがありました。

TVで政治家や芸能人の会見を見て「この人亡くなるんじゃないか?」とふと思ったらその通りになってぞっとした時期。
そんな時、いつもは見ない「めざましTV」でなぜかその日菊間アナの中継を見たのです。防災用具の紹介で窓からロープで避難するというものでした。一瞬「落ちちゃうんじゃないの?」と思ったら・・・・・・用具がはずれて落下。半身不随になるかならないかという大けがだったそうです。
(ちなみにその妙な能力?はそれっきりでしたが)

かなり時間が経って復帰されて、本当によかったと思ったのでした。

そんな菊間さんの講演。楽しみにしていました。

菊間さんはフジTVのアナウンサーになること、そしてその後弁護士になることを子どもの頃に決めていたそうです。その夢をきっちり実現なさるなんてすごいことです

キー局のアナウンサーになるなんて宝くじに当たるくらい難しいこと。当時も競争倍率1000倍だったとのことです。2度目の挑戦で合格。

そして、法科大学院から司法試験合格も2度目。

「私は頭はよくないのですが、努力することについては誰にも負けません

そう仰いました。

アナウンサーになる事への想いや地方局を含めた全国140社を受けるつもりで準備をしたこと、アナウンサーになってからの仕事の仕方、在職しながらの法科大学院生活から退職しての司法試験の壮絶な挑戦。

この方は物事に真摯に向き合って徹底的に努力されてきたんだ・・・・。

努力することについては誰にも負けません

この言葉をきっぱりと言い切れるなんて何とすごい人なんでしょう。

13箇所の骨折という大けがを乗り越えてまた復帰することができた方なんだろうなとと思いました。

それでも、司法試験を一度落ちた時本当に落ち込んで、そんな時にご自分の本

私がアナウンサー (文春文庫)/菊間 千乃


¥550
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(大けがを乗り越えた様子が書かれた本)

を読み、過去の自分に励まされてまた勉強に向かったとのこと。

ちなみに司法試験の勉強というのは本当に大変で、朝6時に起き、そこから一日15時間,勉強し続け(食事も勉強しながら)、12時に寝るという生活を1年間続けたそうです。

今は仕事を本当に楽しんでいらっしゃるとのこと。

最後になぜ犯罪者の弁護をするのか?ということにも触れていらっしゃいました。

・犯罪を犯した人を「やっていない」という弁護はしない。
・犯罪者の人権が守られる社会は全ての人の人権も守られる。
(罪を犯したからと、皆で石をぶつけてリンチするような社会は確かに普通の人の人権も守られていません)
・罪を犯す人にも言い分がある。それを伝える。

特に二つ目になるほど・・・と思いました。

夜「今日も楽しかったな」、朝「今日は何があるのかなとワクワクする」そういう日を過ごしています。

と仰り、

「仕事のがんばりは仕事で帰ってくる、目の前の仕事を一生懸命やりましょう」というのが、会場にいたビジネスウーマン達へのメッセージ。アラサーのビジネスウーマン向けのメッセージでしたが、上の年代の私にの心にも十分響きました

菊間さん、アナウンサーの時よりもずっとステキになっていらっしゃいました
いいお話を伺えてよかったです

努力が苦手な私はチャレンジはしていますが、努力はあまりしていないかもと反省。努力が伴えば、チャレンジがより生きるなあと感じたのでした