Aさんは普通の専業主婦です。

2年くらい前から腰の痛みが出ると治療に来ていました。

今回は夜中に足がだるくうずきだし一睡もできないまま朝を迎えました。

あまりにも辛かったので病院へ行きМRIを撮り診断を待つ事にしたが

痛み止めを処方されただけで1週間後に結果を聞きに来るようにと言われ帰宅。

その日のうちに旦那さんの運転する車で当院へ来て、治療をする事になりました。

一番辛いのは足のだるさ。抜けるような痛みがふくらはぎに走り、足の指はしびれています。

検査した所、腰部椎間板ヘルニアの疑いは間違いないですが

どう見ても以前にヘルニアが出たところの血流が低下し、発症したとしか考えられません。

本人に話したところ、「私、以前からヘルニアがあったんですか?」

「その疑いはありました。しかし、ヘルニアという言葉を一度ボクが口にすると
頭にインプットされて治るものも治らなくなるので話しませんでした。」

と話をしました。

翌日、旦那さんが出かけたまま帰ってこないため、自転車で来院!

前日の足の運びとは違い多少は軽やか?に見えます!

医師に「このままだと動けなくなる。」と脅されて涙目になっていたAさんに少し余裕が出てきました。

昨日、МRIの結果、腰部の椎間板ヘルニアと診断が付きました。

病名を話した方がいい場合と話さない方がいい場合とあるとボクは思っています。

なぜなら椎間板ヘルニアは精神的要因が発症の確率をグーンと上げるのと、

神経質な患者さんだと治癒率が下がる事があるためです。

年を重ねるごとに心の入れ物に処理しきれなかった思い出や感情がどんどんたまってゆきます。

それが溢れた時に起こるのが上記のヘルニアやガン、うつ病などの病気だと考えています。

Aさんにアドバイスしたのは「心の入れ物を空っぽにするために嫌だった事、

許していない事、我慢している事を思い出し許すことでその気持ちを成仏させてあげなさい。」

と話しました。

鍼灸とは関係なさそうですがこれが効くんです!

心の入れ物を空っぽにすることで肩の力が抜け余裕が出てきます。

過去は変わりません、今をよく生きるために忘れることも大事だと思います。

それが治癒のための近道でもあります!