我々鍼灸師は診断の一つとして舌を診ます。
ここは体の入り口、出口の肛門まで続いているので色々な事が解るのです。

舌の先が紅い点に見え、ヒリヒリ痛む時は不眠でイライラしやすい。

暴飲暴食したときは舌が黄色くねっとりとした苔が付いているのは、胃腸の働きが悪くなっている時。

白くなっている時はお腹が冷えている時で、舌の横に歯の跡が付き凸凹になっている時は、
水気がたまって消化器が膨れている状態。

舌が震える時は脳血管障害を表し血圧が異常に高い時。

色について。

舌は紅、ピンク、紫で特に紫色が注意が必要になります。

舌の一部が打撲した後のように内出血をしたような紫色の場合は、
食道がんの80%、胃がんの40%、肺がん、白血病の25%に見られ、
原発性肝臓がん患者の35%に舌の両側に不規則な紫色の点や斑が見られると言われています。

毎日、歯磨きの時にでも見ることができるので自分の体調を知る上で知っておくと良いと思います。

特に注意したいのが紫色ですが、血の循環が悪くなり
血液が古くなり仕事をしなくなった状態を表しています。
その部位の血流が改善されれば良いのですが悪いままだと上記のような疾患と関連しやすいのです。

ポイント!

白い舌→お腹が冷えている!

黄色 →お腹が疲れていて熱を帯びている。壊れる前!

凸凹 →水がたまって胃腸が膨れている!

これくらい覚えておくと役に達と思います。

さあ、今晩の歯磨きの時にでも自分の舌を見て下さい。

身体からのメッセージです!