奈良にある和菓子店
『樫舎』
予約のみですが
6席あるカウンター席で
店主が目の前で作ってくれる
和菓子を食べながら
和菓子の世界の話をしてくれる

それは、
和菓子の味を作ってくれる畑から
宗教観にまでおよぶ
自称『負けず嫌い』の店主は
その精神の元
和菓子の世界を追及し続けている方

『何でだ?』と思ったら
顕微鏡を覗きにいくくらい!!
そんな店主だけど
和菓子が苦手なのだそうです

『和菓子屋の息子だから和菓子が好きとは
限らないのですよ』と
お客様を笑顔にさせる喋り口調で
おっしゃるのだけど

そんな和菓子嫌いの店主が
何故、これでもかと
和菓子の世界を追及し続けれたのかは
やはり『負けず嫌い』
ベースにあるからなのかもしれない
教会へ行くと上から光が降り注ぐ
キリストさまやマリアさまも
上からの光で照らされる

日本の仏さまたちは
横からの光を受けている
(後光ですね)

なので、
和菓子の写真は
横からの光で撮ってくださいと店主。

日本人は
横からの光で
美しく感じられることが多いのだとか
『和菓子はでんぷん質と砂糖でできてます。
だから、洋菓子のような味の変化はなくて
同じなのです。』と店主。そして、

『でも、その素材の味を作ってくれてるのは
農家さんたち。
あの方たちは、
もっと高く評価されるべき存在なのに
価値を低く見られてしまってる。

僕たちの和菓子の味は
8割が農家さんが
端正込めて作り上げてきた土
そして、その土で大切に育てられた
野菜たちが作ってくれてます。

そして、野菜が作られる場所も違えば
同じ野菜でも味が違ってくるのです。

今の農家さんたちの現状は
跡取りがいない。
その土地を野菜の作り方を
引き継いでくれる後継者がいない

とても、素晴らしいものを
作ってくれているのに
それが、とても残念なのです。』


農家さんたちの仕事の繊細さを
感じずにはいられないお話。
そして、
その価値を高く認められるべきなのだと
何度も話される店主の言葉に
心を打たれるのです。

熱々のわらび餅で餡を包む店主
『手がアホになるんですよ』
と長年熱いものを触り続けていると
手の感覚が麻痺してくるそうです。


『今からきな粉を降るから近くで連写で撮ってね~』と言いながら
店主はきな粉を思い切り降ってくれた。

写真では分かりにくいけれど
粉の落ちるところが
とても美しかった。
きな粉餅とともに出てきたコーヒーは
こだわりのコーヒー
きな粉餅と相性がバツグン!!

メインディッシュは最中
米粉でできていて香ばしい。
今まで食べた最中は何だったんだろう。。。
そう、思えるくらいの
美味しさだった。


最中とともに出てきたほうじ茶
『ほうじ茶は香りと味の両方を楽しむのが難しいのです』と教えてくれ、
最初に
香りを楽しむほうじ茶を
そして、次に
味を楽しむほうじ茶を出してくれた。
目の前で和菓子が出来上がる様を見れ

出来立ての和菓子とともに
それぞれの和菓子に合うお茶をいただく

店主が織り成す和菓子の世界は
とても深く
心と体と魂が喜ぶ1時間でした。



和菓子の世界に触れ
心が豊かで
新しい風を感じれた余韻を残しながら

東大寺と奈良町の商店街を散策

さっき和菓子を堪能したばかりなのに
また、あの店主と
店主の作る和菓子と
お話を味わいたくなりました。



素敵な奈良町
また、来よう