こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
ココロとカラダの調律師・パーソナルヨガトレーナーAyakoです
昨日、「ヨガワークス」を立ち上げた
マティ・エズラティという女性の
インタビュー記事から
「ヨガ界」ということについて
再編記事を書かせていただきました。
「『ヨガ界』ということ(再編)」
マティ・エズラティ氏のインタビュー記事の中に
「マスターのふりをしているアーサナティーチャー」
という言葉が出てきます。
今回はこの
「アーサナティーチャー」
ということについて
考えてみたいと思います。
(こちらは2019年11月19日の記事を加筆修正したものです)
ヨガの目的は
「心の動きを止めること」
ですが、その段階において
アーサナの修練は欠かせません。
アーサナはヨガの大切な要素であり、
アーサナを教えないヨガ教師はいないでしょう。
ですからヨガ教師は全員
「アーサナティーチャー」
なんです。
私たちは肉体を持つ「動物」ですから
最も身近な目に見えるエネルギーである
「肉体」を扱う「アーサナ」が
ヨガの入り口であることはとても自然なことです。
なので「ヨガ」といえば
「アーサナ」というイメージなのは
当たり前といえば当たり前なんですよね。
だからこそ
「アーサナを正しく指導できる」
ということはヨガ教師としての
土台のひとつとなるものだと思います。
ただ、ヨガはそれだけではない。
ヨガを教えるということは
アーサナ「だけ」教えていれば
いいというわけではないのです。
彼女のいう
「マスターのふりをしているアーサナティーチャー」
というのは、
アーサナしか教えていない、
または教えられない先生、
表面的に肉体を動かすことだけだったり
スポーツ化したものをやっている先生、
サマーディに至っていないのに
あたかも自分がヨガの全てを
わかっているかのように振舞っている先生、
アーサナが全てであるかのように教えている先生など
「ヨガの本質から離れた指導をしている先生」
のことではないかなと思います。
そして正しくアーサナを指導するということは
安全かつ的確に指導するということです。
ミスやアクシデントは必ず起こりますから
100%ということはあり得ませんし
修練にはある程度「痛み」は伴いますが、
「無理」が生じないよう、
しなくてもいい怪我をさせてしまわないように
アーサナの原則である
「安定していて快適である」
ことを最優先に指導せねばなりません。
そして人はそれぞれ肉体の条件も
その日の体調や精神状態も
アーサナの習熟度も違います。
誰にでも一律に同じ指導をすれば
いいというものではありません。
アーサナを取る手順も
固定されたものではなく
同じアーサナでも完成形への
プロセスは複数あります。
そしてそれは人によって、
同じ人でも状態や習熟度によって
変化するものです。
たとえば座位の捻りのアーサナであれば
私は初心者に対しては背骨を捻るときは
下から(腰から)順番に捻ることを
意識するように指導します。
なぜなら腰周りのほうが筋肉が強く太く
少々力が加わっても動きが雑であっても
よほど変なことをしなければ
即怪我に繋がる危険性は低いからです。
ですが、背骨の上にある首は細く弱く繊細で
少しの刺激でずれてしまうこともありますし
脳に近い部位でもあるので
慎重かつ正確に動かす必要があります。
万が一痛めてしまうと影響も大きく
生活に支障をきたしてしまうかもしれません。
まだ軸もできていない、
自分の肉体への認識・把握ができていない、
肉体を丁寧かつ慎重に扱うことができない、
「なんとなく」動かしてしまう初心者には
「正確な動き」はできません。
私自身、首が弱くて
よくずれたり痛めたりするので
生徒さんがそうならないよう
とても気を使っています。
捻りのアーサナに限らずどのアーサナでも
基本は中心(骨盤)から末端(四肢)へ、
まずは「軸」を意識するようにしてもらいます。
ですが、ある程度習熟度が上がり
「軸」を認識でき、
より細かな動きができるようになって
「連動」ができるようになれば
捻るときも頭のてっぺんから動かしたり
目線を使って動かすように誘導します。
また、その人が前重心か後ろ重心かによっても
アーサナの組み立て方は変わります。
アーサナの指導は決して一律ではなく
個人差と段階のあるものです。
そしてアーサナとはただ表面的に
その姿勢を取ればいいというものではありません。
どの関節を、どの筋肉を、
どのように動かすのか必ず「意識」します。
そしてこの肉体はどこまで動かせるのか
今どういう状態なのか必ず「観察」します。
自分の状態を把握・理解し、
呼吸にも意識を向けなければなりません。
そしてそのアーサナにはどのような意味があるのか、
筋肉だけでなく内臓やエネルギーへの作用はどうか、
先生はそれらを生徒さんの状態に合わせて
教えなければならないのですから
怪我をしないための正しい肉体の使い方はもちろん、
骨格や筋肉や内臓やなど肉体の仕組み、
呼吸やエネルギーの仕組みなども
理解していなければなりません。
アーサナの見本を見せて手順を教えることだけが
「アーサナティーチャー」の仕事ではないのです。
ただ文字の書き順を教えることが
「書道の先生」ではないように、
「習字」と「書道」は違うように、
でも「習字」という「型」の
基礎があってこその「書道」であるように。
「アーサナ」という
「型」あってこその「瞑想」。
瞑想の土台となる
「アーサナ」を正しく指導できる
「アーサナティーチャー」
であることは
ヨガ教師としてとても大切なことなのです。
ただ。
ヨガの本質から考えれば
「アーサナティーチャー」という
「カテゴライズ」は
本来は不要なんですよね。
ヨガにアーサナが含まれるわけですし
つきつめればアーサナにも
あらゆるヨガの要素が含まれてますから
わざわざアーサナだけ取り出さなくとも
単に「ヨガティーチャー」でいいわけです。
だからこそ彼女は
「マスターのふりをしている『アーサナ』ティーチャー」
という言葉を使ったのではないでしょうか。
アーサナ(のようなもの)は教えてるけど
ヨガは教えてないよねって。
「ヨガ教師」がアーサナを指導していれば
そこには必ずアーサナに含まれるべき
「ヨガ」の本質があるはずなのです。
「アーサナティーチャー」はいいけれど
「アーサナ『だけ』ティーチャー」
にはならないように、
スポーツやフィットネスとしてではなく
「ヨガとしてのアーサナ」を
伝えていきたいと思います。
<ヨガアシュラムアーシャープロジェクト>2月のヨガ寺子屋
<よくわかるヨガ哲学(第64回)>
日時:2021年2月27日(土)14:00~16:00(+αティータイム)
内容:ヨガ概論(対話式)
ヨガについてお話しさせていただきます。
主に生徒さんからの質問にお答えする形で進めます。
基本からわかりやすくお話ししますので
初心者の方も安心してご参加ください。
お持ち物:筆記用具
定員:5名
※スタジオでの開催予定ですが、オンライン参加もOKです。
※来店参加される方は手指の消毒とマスク着用をお願いします。
※状況が変わればオンラインのみの開催にさせていただく可能性もございます。
3月のヨガ寺子屋
<よくわかるヨガ哲学(第65回)>
日時:2021年3月27日(土)14:00~16:00(+αティータイム)
内容:ヨーガスートラ
ヨーガの経典である「ヨーガスートラ」の第1章を
原典のサンスクリット語から読み解いていきます。
基本からわかりやすくお話ししますので
初心者の方も安心してご参加ください。
お持ち物:筆記用具
定員:5名
<寺子屋共通>
●会費
ドネーション(自由カンパ)制
あなたが「この会にはこれだけの価値がある」と
思うものをシェア・寄付してください
※オンライン参加の方は、ドネーションは
郵送もしくは振込にて受付させていただきます
※振り込みいただける方には別途振込先をお伝えします
●連絡先/会場
ヨガスタジオハッピーハーモニー
メール: info@happyharmony.net
公式LINE: https://lin.ee/eAL7tHu
住所:大阪市北区天満2-8-4朝日プラザ天満橋103)
地下鉄・京阪天満橋駅(京阪13番出口)より徒歩約5分
地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅(8番出口)より徒歩約8分
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●お申し込み
件名に「ヨガ寺子屋申し込み」とご記入いただき、
・お名前
・参加日
・当日連絡のつくお電話番号
を明記の上、
メール:info@happyharmony.net
公式LINE: https://lin.ee/eAL7tHu
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