マタギの宿というところに泊まったことがあります。それは阿仁の松橋旅館でした。

じつは猟銃免許の免許も持ってました。試験は運転免許みたいなもので試験場に受けにいきました。

 

新潟の山熊田に移住した人の本がすごく面白かったです。

 

『現代アートを続けていたら、いつのまにかマタギの嫁になっていた』大滝ジュンコ

限界集落に移住し、伝統の織物を受け継ぎ、山の暮らしについての本ですがものすごくよかったです。

 

それにしても外からはわからない苦労や苦悩がたくさんあるんだろうなあと思います。地域おこし協力隊の知り合いも結構いますが、本当のことは本人たちにしかわからないでしょう。

 

くどうれいんという作家のエッセイに3回大きな文学賞にノミネートされて落ちたという話しが書いてありました。受賞したら人生が変わるような賞がとれそうでとれなかったという経験について綴っていて、これも本人しかわからない心情だなと思います。

 

自分のいまの大学院生として、研究者の卵としての生き方も、なかなか外からは見えにくい。

一見、うまくいっているように見える人も、ものすごく努力したり、苦悩したりしているのかもしれません。

 

おそらくよく「順調ですね」とか言われるので、自分はうまくいっているように見える人の部類みたいです。

ただ自分的にはできる限りの努力はしているし、常に論文や発表に追われているし、日曜日以外は研究しています。

ここ数年、学会が開催された仙台、札幌、西宮にはいきましたが、それ以外は旅行していません。

 

慶應通信では6年、学業と仕事を両立させ、それ以前も英語学習(英検とTOEIC)を5年以上やっていたので、念願の専業学生になったので、学業(というか研究だね)だけを全うしようと思っていることが大きいのかもしれません。

 

外からどう見えようが、自分が悪戦苦闘して論文を書いているのは紛れもない事実だし、それがうまくいってもいかなくても打席に立つしかないし、球を投げ続けるしかないのです。

 

マタギの里に移住したジュンコさんは本当にすごいから、本を読むと元気が出ます。いろんな生き方があるんだな。