今日は学位記を持って、福澤先生と一緒に写真をとっている人が大勢いました。

2016年の通信卒業は日吉の銅像で取りましたが、2020年の修士課程修了は絶賛コロナ禍だったので、いつ学位記をもらったのかも覚えていません。

 

今年卒業する学部の友達と、ランチとお茶をしました。

ここはキャンパスから慶應女子高側に歩いて少しありますが、落ち着けて美味しいお店です。

 

 

お茶は、カフェ好きな人なら絶対好きだと思うここ。

 

 

中学受験がうまくいかなかったおかげで、都立のいい学校に推薦で入れて、結果大学も行きたいところにいけたという経験談がとても印象的でした。

 

わたしが教えていた生徒も、英検に1点足りずに落ちたけれど、次にはとても良い点数で受かったし、そのおかげで高校受験の英語も点数が上がった子や、仮面浪人したけれども行きたいところに次の春受かった子もいました。

 

自分も大学受験浪人、院試修士、博士ともに浪人、空手黒帯1回落ちる、英検1級9回落ちるなどなど、「負けたことがある」どころか、負けてばかりいましたが、負けたあと諦めなかったから今があると思います。

 

そして「負けたこと」を糧にして、次はどうしたらいいのかを常に考えてきました。

 

博士課程の院試に次の年に受かった時に、「この1年の経験は、これからの〇〇さんの研究人生にとってとても意義があると思います。」と言ってくださった先生は、アカデミアの厳しさをずっとずっとご存じで、落とされたりうまくいかないことがほとんどであるため、その予行練習ができたね、という意味合いで言っていたと思います。

 

特に入ったら普通にしていたら卒業できる学部と違って、入ったあとが厳しい世界なので。

もちろん常に勝ち続ける人生を歩めている人はそれはそれで素晴らしいと思います。

 

院試に落ちたというと嬉しそうな顔をされることが何度かあって、不思議だったのですが、この世界は打たれ強いことがまずなによりも必要なので、落ちても這い上がってくる、叩いても大丈夫な認定書が院試浪人にはつけられるということでしょうか。

 

昨日、偶然先生に会って、色々話すことができて、さらにこれから頑張ろうと思いました。

通信の卒論と修論の指導をしてもらったのですが、実は先生が退職したあとのほうが、つまり指導教員ではない今の方がとても話やすいです。

 

辛い時に、そうやって手を差し伸べて、話を聞いてくれる人たちに恵まれているなと思います。