その日は空いているか?聞くだけなのに、
電話をかけた後、ほっと、した。
父と話す時、いまだに、構えるし、緊張する。
父がまた怒鳴ったり、理不尽なことを言い出さないか。
そして、そんな父から守ってくれた、母に対する罪悪感。
いろんな感情がわたしを締め付ける。
前回、父の家に行った時に
洗濯物干しには、にボロボロになったスエットが干してあった。
あんなにきれい好きで服装にだって、こだわっていた父が穴の空いたスエットを着ていることがショックだった。
ユニクロで、下着やスエットやTシャツをいつくか買った。
誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントを合わせても、父からプレゼントをもらった記憶があるのは生涯一回だけだ。クリスマスや誕生日にプレゼントがある家庭がすごくすごくすごく羨ましかった。
お洋服だって、親戚のお下がりばかりだった。
学費だって、奨学金を借りたり、母親が工面したりしてやっと支払った。
お金がない家じゃなかったはずなのに、父は、私たち子供にお金を使うことは、渋った。
お前たちには、金がかかる。
いくら、かかるか知ってるのか?
そんな金どこにある。
何度この言葉を聞いただろうか。
そんな父に、わたしは、お洋服をたくさん買って実家に帰る。
お会計時に、なぜか涙が出てきた。
みなさんも、幼い頃のお父さんのエピソードありますか???
