古い写真メディア(miniSDをはじめ、メモリースティック、スマートメディアなど)の
データ救済の相談をうけました。
いろいろなメディアの写真を読み込むためには
miniSDといえば、ガラケー用のメディア(データの入れ物)で
メモリースティックや、スマートメディア、XDカードなどは
デジカメ登場時代に乱立した、カメラ用のメディア達です。
これらを救済するためには、
読み込みが可能なメディアに移し替えなくてはいけません。
パソコンのハードディスクに移すというのが最も一般的な発想かな。
通常ならパソコンにカードリーダーと呼ばれる
メディア読み込み用の機械をつなぎ、カードリーダーにメディアを差し込み
パソコンでデータを吸い上げます。
カードリーダー:
メディアとしてはminiSDなんてのはかなり古いタイプで、 先日、我が家も廃棄しました。 スマートメディアなんかも、かなり古いもので、 スマートメディアが読み込めるカードリーダーは市場にもうあまり出回っていません (上記のカードリーダーは対応しています)。
古すぎるメディアは、今読み込んでも中のデータがちゃんと生きているか保証できませんが、 もし中を確認しておきたいというものがある場合は、 カードリーダーが市場からなくなる前に確認されることをおすすめします。
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中のデータをプリントするなら「プリンチャオ」でもいい!
写真データを救済する過程で
最後、大事な写真をプリントしてもらうことにしたのですが、
画像はホームページより。
「プリンチャオ」は、あくまでデータをプリントする機械ですが、
プリントしないとしても中身を確認するだけであれば
カードリーダーを購入しなくても出来るということ・・・なんですよ。
これ、結構すごいことなんですよ!
店頭の注文受付機ではここまで出来ません。
とりあえず中身見てみたい!
という方は「プリンチャオ」を使ってみることをお勧めします。
そこで、取っておきたい写真があればプリントすると良いと思います。
「プリンチャオ」が残念なところ
少し話がそれますが「スマホの容量がいっぱいで困った」といって
写真店にいらっしゃる方は、
スマホの中で容量を占めている写真をDVDに移して帰られます。
つまり、プリントでは要らない・・・ということ。
「プリンチャオ」はデータを読み込むことはできても、他のメディアに写すことは出来ない。
プリントに変換することしか出来ない機械なんです。
これは残念な仕様。昔はそれでもよかったかもしれませんが、
大量写真データ時代、たくさんプリントはしないけれど、データはとりあえず取っておきたい
というニーズはあるんですからね。
写真データのバックアップはHDDやDVDだけではない
もう少し、つっこんだ話をします。
写真データのバックアップというと、イコールDVDのイメージが未だに強いように思います。
パソコンのハードディスクやUSBメモリを使っている方も多いでしょう。
でも、それだけではなく
「おもいでばこ」という選択肢があるということと、
その選択肢が最も写真を活かせるという事。
写真店の方や、パソコン売り場の方はもっと理解するべきかと思います。
何しろパソコン用DVDドライブもそろそろ、家庭から消えつつありますよね。 |
それに、パソコン用メディアへ保存すると、
なかなか再度見ないというデメリットがあります。つまり死蔵。
写真を活かしながら保存・管理がしやすいものとしては
今は「おもいでばこ」一択です。
<出没情報>
2020年1/22(水)アルバム大使エンジョイ講座交流会@北千住開催します。
2020年2/13(木)写真整理アドバイザー初級研修講座担当します。
平日昼間はカメラのタカギ(足立区竹ノ塚)にいることが多いです。
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