日本から空爆を受けたダーウィンで、戦後両国の和解に多大な貢献をした藤田家の方々が、引き上げ品であるプロペラをダーウィンに戻してくださいました。
藤田サルベージの話についてご存じない方はこちらをご覧くださいませ。
今回、ダーウィンメモリアル教会や北部準州政府の海洋学者のご意向方、そしてご子息藤田銑一郎氏の強い願いもあって、お父様の墓標となっていたMeigのプロペラの刃を、ダーウィンに返そうという事になったのだそうです。
残念ながら教会で行われたプロペラの返還式には私は参加できなかったのですが、ダーウィンに来られた藤田家の皆様とお話をして、当時の様子についてお聞きすることができました。
サルベージを指揮した柳吾氏の話を、当時一緒に作業をしていた銑一郎氏から聞くにつけ、柳吾氏は当時の世界情勢や、今後ダーウィンが置かれる状況などについて深い理解をされていたことが改めて感じられました。日豪関係の遠い未来における役割を見据えてこの事業を引き受けられたのですよ。すごい先見の明をお持ちの方だったのですね~。
そして私が今回この返ってきたプロペラを見て感じたのがですね、、、、、、、、おかしな話ですが、柳吾氏の魂が返ってこられたのだと
思ったのですよ。
銑一郎氏の妻の美鈴様のお話では、お寺でお坊さんによって魂を抜く儀式をされ、墓標ではなくなりました、とのご説明だったので、墓標ではないのでは間違いないのです。 しかしただの物体には戻っていない、何かしらの力を感じたのです。というかすごいパワーが発せられていました。
また何をおかしなことを言っているんだ、、と思われる方は、ぜひ見に行ってみて下さいね! シティのウールワースの隣の教会です。このような話を信じない方ですらきっと感じるくらい、柳吾氏の平和への願いがこもった記念碑であることはわかるはずです。
そしてもう一つ、大きな変化が。周りの雰囲気変わった言うか、”気”が変わりました、明らかに。
特に夜に見たときには、プロペラが鋭い刃のようで、空を切り裂いているのが感じられました。
感受性の強い方なら”淀み”がなくなり、空気が凛としているのが感じられるかと思います。行けば気持ちが”スッとする”,言ってもいいかもしれません。
これらの写真を銑一郎氏にお送りしたところ、大変気に入って松山の皆さんに見せているそうです。やっぱり見る人が見ればわかるのですよね~ 何かしらオーラが発せられているのは一目瞭然ですから。
柳吾氏は大変ダーウィンのことを気にかけていて、心の故郷のように思っていたのだそうです。そして今ダーウィンは非常に危うい状態にあり、そのタイミングでの里帰りに何らかの運命を感じずにはおれません。
ダーウィンへのプロペラの里帰りの様子は日本でもNHKで報道され、その映像を藤田様がオーストラリアでも見られるようにして送ってくださいました。ありがとうございます。
youtubeにアップロードしました。またこれを英語に訳し、多くの人に知ってもらいたいと思っております。
それでは、応援いつもありがとうございます。ダーウィン在住の方で字幕手伝いたいよ、という人がいましたら大歓迎ですよ~