☆いま思い返しますと、4月18日に「余命宣告」を受けてから7月末頃までは、娘は在宅療養を愉しんでいたように思います。具合が良いときは、猫を膝に乗せたり撮影したり、庭の緑を眺めたり……。(写真は娘が8月6日に撮った「アッシュ」)

 

 

☆病は進行しつつも最後のナベルビン(抗がん剤)点滴の7月24日までは、酸素無しで受けることも出来ていました。

 

☆8月に入ると体調は日毎に悪くなり、8月7日の夕食が食道につかえ、顔面蒼白に。浅い呼吸を何とか繰り返し、救急車で入院。

 

☆入院と同時にオプソを飲む回数も量も2倍に増え、数日でオプソも飲み下せず、フェントス2ミリグラム(モルヒネ入りのパッチ)を胸に貼ってもらいました。

 

☆翌日にはさらに息苦しさがつのり、フェントス1ミリグラムを追加、うとうとすることが多くなりました。この頃、幻聴を聞いたらしく「院内放送でモーツアルトのメヌエットが流れてて、エンドレスなので疲れます。父には悪いけど」というメールが届きました。

(父親はモーツアルトが好き)