5歳差兄妹のバイリンガル育児を

実践中のapricotです。

(現在息子6歳11ヶ月、娘1歳10ヶ月花)



2023年の振り返り投稿です。



2023年、

息子は平和記念資料館を2回訪れました。

(夏と冬)

不思議なことに

周りが促したわけではなく、

2回とも息子からの希望でした。



1回目の訪問時、

息子は展示内容を

すべて英文解説から読み取っていました。


日本語には漢字というハードルがありますが、

英語にはないので

息子はそちらを読んで理解していたようです。


バイリンガルの利点を感じた出来事でした。




2回目の訪問時は

息子の希望で音声ガイドを借りました。

言語は…もちろん英語でした。😂


(ただ、初期設定が日本語になっていたようで、

受付に再度短時間並び、言語の変更を

お願いしました。)



息子はその英語の音声ガイドを聞きながら、

自分のペースで展示を見てまわっていました。


それはとても不思議な光景で

私の中に深く刻まれました。



広島で生まれ育ち、

過剰とも言えるあの時代の

「平和教育」を受けた私から生まれ

この地で生まれ育った息子が、

英語の音声ガイドを聞きながら

英語の解説文を読んで

8月6日を自分の中に取り込んでいく。



未だに8月6日が近づくとソワソワし、

強迫観念のように

「祈りを捧げなければ」と思うわたしとは

全く違う8月6日が彼の中にはあるんだな

と思うと

なんだかホッとするというか

不思議な気持ちです。



ところで

息子が平和記念資料館を訪れたがる理由は

純粋にあの当時の暮らしを知りたい

ということのようです。



息子は時代の把握の仕方が少し変わっていて、

身の回りの人やモノと結びついている年代から

イメージして歴史(現代)を把握しているようなのです。



原爆投下・終戦(1945年)でいえば、

「じいちゃんが1歳の時」


と言うふうに把握しています。


なのでおそらく

「じいちゃんが1歳だった頃の世界」

という視点で展示をみていると思われます。



(他にも、例えば1936年ごろ〜の時代は

「『トヨタAA型』が走っていた時代」

のように映像で見たものを軸として

イメージで把握しています。😂)



なので息子にとっては

被爆の実相を知ると言うよりは、

自分の身近な人が赤ちゃんだった頃の時代を知るという感覚なのかもしれません。



さて、そんな息子ですが

今回の冬の回の訪問では

時間の関係で全ての音声ガイドを聞くことが

できなかったので

また暖かくなったら行きたいそうです。



今度こそ全部聞かせてあげたいな。

そしてどんなことを感じたのか

聞いてみたいと思います。




娘に買ったものですが…、息子もグリムスの積み木にハマっています😆