生体販売における動物福祉とは | happy-tabby-associationのブログ

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猫問題にまつわる情報と取り組み・活動報告を公開しています。

こんにちは!
獣医師エリコです(^^)/
 
 
当クリニックには、野良猫や野良保護猫も来院しますが
純血種の犬猫も来院されます。
 
保護団体の中には、
繁殖屋からのレスキューを主に活動とされている方もおり
 
そうした犬猫もたくさん来ます。
 
繁殖屋からのレスキューというのは
 
主に、売れ残った子達や、繁殖引退の子達。
 
 
ペットショップの店頭にいつでも仔犬、仔猫が陳列されているということは、
 
その背景には、嫌な言い方をすると
 
廃棄
規格外で店頭に出せない
流通の過程で死亡
 
している個体がいるのです。
 
繁殖屋で産まれた子達は、バイヤーが買い付けに行き、
形がきれいで売れそうな子を買い取っていくそうです。
 
足が長いマンチカン、
猫風邪で目が白くなってしまったスコティッシュ
大きすぎるトイプードル・・
 
など
「規格外」の子は買われることなく
繁殖屋の中で「不良在庫」となるわけです。
 
 
その「不良在庫」の子達がどうなっているのか・・・
 
誰にも本当の所はわかりません。
 
 
以前は保健所が引き取っていましたが、今ではそれもありません。
 
ある繁殖屋の話では、
知り合いの繁殖屋に繁殖用として横流しするか
それでも貰い手がなければ捨てに行く者もいるようだ、とか。
 
証拠はありませんが、
突然山奥に、長毛の猫達が大量に現れる事件もありましたが、
おそらくそうした猫達だと思います。
 
 
それはさすがにかわいそうだから・・と
良心のある繁殖屋がたどるのは、
「不良在庫」を大量に抱えた「多頭飼育崩壊」です。
 
 
これを見かねたボランティア団体がレスキューしているのが、
こうした「不良在庫」の子達です。
 
でも、保護団体に「不良在庫」を引き取ってもらえて救われた繁殖屋は、
また販売のためのブリードを続けます。
 
大手ペットショップは、売れそうな子だけ選んで二束三文の値段で買い付けしていきます。
売れ残った子は「不良在庫」
 
その繰り返し。
 
「不良在庫」を何とか売り切るために、
「保護犬」として再販売する仕組みを作っている業者もあるようです。
始めは、「うーん」と思っていましたが、
その流れをボランティアに丸投げするのではなく、
自分たちでシステムを整えて下さっているのは、合理的なのかもしれない。
ただ・・ボランティアにとっての「保護犬」と同じように聞こえるので、言い方を変えてくれればよいのだけど。
 
 
ボランティア団体は、果てしない活動だとわかっていながらも、
これが繁殖屋を助けることになってしまっているのをわかっていながらも
「不良在庫」の子達の状態があまりに酷い、飼育環境が劣悪だったり、あるいは明るい将来が全く見込めない、
そんな有様を見てしまったら、いてもたってもいられず
無償で引き上げて、自腹を切って医療にかけ、譲渡活動をします。
 
しかし当然、精神的に疲労されています。
 
 
ある保健所は、繁殖業者の指導に行った際に
過剰飼育で不適切飼育が発覚した時、「引き取ってもらえるボランティア団体を探しなさい」と指導したそうです。
 
 
なんじゃそりゃーーです
 
 
ビジネスの過程で発生した行き場のない命を
ボランティア団体が無償で助けるのが
なぜ、当たり前になってるんでしょう。
 
 
こんな商売
いつまで続けるんですか????
 
 
いつでもペットショップの店頭に、いろんな犬猫が陳列している
 
そんな販売方法がそもそもおかしいのです。
 
売れるかどうかわからないものを過剰に生産しているから、いつ店頭に行っても陳列されているのでしょう。
でも、そんな販売方法では当然廃棄が出ますよね。
 
店頭に並べるための規格があるから
規格外の野菜のように
規格外の犬猫達は廃棄なんですよね。
 
そんな販売方法が、本当に犬猫に必要ですか?
 
野菜は、人が生きるため食べるために必要です。
(それでも規格外の廃棄は嫌ですが・・)
でも、好きな種類の犬猫を、好きな時に買えるシステムって、生きるために必要ですかね?
 
 
犬猫は、野菜みたいに簡単に廃棄できないから
「売れ残ったこの子たちどうしよう。ボランティアに投げたらいいか」
なんて
 
そんなふざけた話がありますか
 
 
 
動物福祉を守りながら販売をするのであれば
 
繁殖業を資格制とし、群管理と繁殖管理について正しい知識を持つことを開業の条件とする
販売は「受注生産性」のみとする
販売する際には不妊去勢手術を行ってから販売する
販売できなかった個体、繁殖を引退した個体は、自ら譲渡活動を行う。その数の上限を決め、それを下回らなければ次の繁殖を行ってはいけない。
 
 
それくらい、規制をしいていただきたい。
 
そうでなければ、
販売動物の動物福祉は、いつまでも向上することは無いと思う。
 
 
皆さんはどう思われますか?
 
     

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