4月初めは地方に旅行に行ったりしてて、すっかり間が空いてしまいましたが…。
さっき、ほんの数時間前のことなんですが、日本の大学留学のために毎日多量の日本語を勉強中の長女が、歯磨きしながら、「お母さん、♪むかし、むかし、ずっとむかし…とかいう歌があったでしょう?」と言うんです。
「むかしむかし、ずっとむかし…?」
う~ん、このフレーズっていわゆる日本昔話とかでは枕詞的に使われるものなのでありふれたフレーズではあるが歌??
しばらく「むかしむかし、ずっとむかし…」と適当にメロディーをつけながらつぶやきながら、「あ!なんかあったね。むかしむかし…アンモナイトとかいう歌!」
長女「あ!そうそう!!アンモナイトが出てきた」
私「あ~~!!!『おかあさんといっしょ』だ」
長女「あ、それっぽい~!」
ということで、「いつか日本語学習に再び使うかも」と、もう20年ぐらい保管していた『おかあさんといっしょ』のCDを探してみると…。
あった!
『ともだちはアンモナイト』だ~!!
♪ ふりむけば ミトコンドリア
ともだちは アンモナイト
から始まるこの歌の歌詞の一部に
むかしむかし ずっとむかし
というフレーズがあるんですよね。
「これだ~!!」と二人で感動しながら、おそらく15年ぶりぐらいにこの歌を親子して歌いました。
そこから次々に懐かしい歌が…。
『たこやきマンボでなんぼ』
『かっぱなにさま?かっぱさま!』
『あめふりりんちゃん』
『まねきネコネコ』
『ハオハオ』…
もう15年以上も耳にしてもなかったし歌ったこともなかったのに、いざ歌ってみると長女の中にちゃんと歌詞が記憶として残っているのを見て、「やはり小さい頃のインプットはしっかり脳に定着するものだなあ」という認識を新たにしたのと、「ああ、小さい頃に日本語たくさんインプットしておいてよかったなあ」ということもあらためて思いました。
そこからしばらく、ジブリのテーマソングやどらえもん、アンパンマンのえかきうた、『ぼうがいっぽんあったとさ』など、その昔、いっぱい聞いて、見て、歌った歌を長女と二人で1時間ほどずっと歌ってました。
『おかあさんといっしょ』は、母親が聞いても感動できる名曲がたくさんあって、単純に「日本語の歌」というレベルではなく、情緒的な面とか芸術的感性を育てるという点でもほんとにオススメですよね。
そしてやはり、幼い時からできるだけ多くの日本語に触れさせておくこと。
触れさせたからといってすぐに目に見える効果が出ないこともあるので、その時点でつい諦めてしまいがちなのですが、アウトプットされているかどうかにあまりとらわれず、とにかくインプットしておくと、必ずどこかの時点で本格的に日本語学習に取り組んだとき、それが引き出される時が来ると思います。
娘達が小さいとき、なんかこうやって一生懸命、日本語の歌を聴かせたり、ビデオを見せたり、絵描き歌で遊んだり、絵本読んだりしたもんだよなあ~と、ちょっとしみじみ。
「日本」と「韓国」の二つを抱えるって、大変なことも多いけど、こういう時は、「二つを抱えようと頑張ってきてよかったな」という気に、ちょっとなれる瞬間ですよね。
(まき)