めちゃくちゃなことを書いてる本だね(笑) | 『笑う門には福来たる』☆☆☆

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園で購入した本があって、私が一番に借りてきた(笑)←誰よりも早く読みたい私(笑)副園長が私に持ってきたんやから、ちゃんと正式ルートやで。奪って帰ってきたわけではない。

 

この本、いいこと書いてるー!じゃないねん。

いやいや、あかんやろ!っていうことばっかりで。

書いたやつの顔が見たい。

出てこい、これを書いたやつ。

全国の保育士に袋叩きされろ。




園にはなぞルールがたくさんあるぞっていうことやねんけど、これの場合『クラス活動はみんな一緒に一斉に』がなぞルールだと。



参加するかどうかは、子どもが決められるようにしましょうって、それって、一つの保育室に保育士何人いるねん!!!

参加しない子、誰が見るねん!!!

家に帰すならええよ。

あ、そういうことやな。

じゃあ参加しない子は、家に帰そう。




はい、次。

『歌は大きな声で 元気よく』

これもおかしなルールだよねって言ってて。

まぁ、恥ずかしい子は大きな声で歌わんでもええと思ってるよ、私も。




でもこいつは『うたいたいときにうたえる環境をつくる』が解決策だって。

言ってることはわかるよ。わかるねん。

それはめちゃ理想論であって、歌が苦手な子って、そうそうなことでは歌わんねん。

だからこそ、毎日のルーティンの歌も大切だと思うわけで。

保育者が口ずさむメロディは心に響くって。

しあわせもんでも歌っとこか?



はい、次。

『遊びも時間内に終わらせる』がなぞルールって。



中断されて遊びが深まらない…

子どもの選択肢の幅を狭めてる…


最終ラインだけを意識する!で解決って。



この本に書いてるエピソード、恐ろしいな。

一定時間内なら昼食はいつ食べてもいいって。


そんなことできる園、日本中に何園ある?

こんなに保育士不足なのに?

園児って自分1人でお椀に入れれて、見守りなしで食べれるんだっけ???

誤飲とかしないんだっけ???


社内食堂じゃないよね?



はい、次。

『ブランコは10数えたら交代』がなぞルールって。





ブランコを待ってる子に自発的に譲れる子ばかりじゃないやん。


「僕は乗る!ずっと乗る!!!」ってなった時はどーするんや?

 

自分のブランコならええよ。

我が庭に作ってもらったブランコなら。


その子が他の子に譲る気持ちが芽生えるまで、他の子は脇役にならなければいけないのか?


他の子に我慢を強いるのか???

劇団ひまわりちゃうで。



『片付けをしてから次の遊び』もなぞルールって。


片付けるかどうかは子どもが決める…




えーーーーっと、保育室って無限にあるんだっけ?

遊ぶ部屋、お昼寝の部屋、製作する部屋、朝の会をする部屋ってわかれてるんだっけ???


片付けるかどうかを子どもが決めるって、それって現場見たことあります?って問いたい。



はい、次。


これはわかるねん。

言いたいこと、わかるねん。

無駄に我慢するべきではないこともわかってるねん。





ただ、昨今、トイレは自由に行かせようっていう声がデカくなりすぎて、小学校が大変なことになってるのも事実で。


トイレに行ってきますと言えば、教室から離れられるから、授業を受けたくない子はそれを印籠のように何回も使うわけで。


『自由』や『権利』を履き違えてる部分あると思うねん。



これもむずかしいで。





活動に参加しなくてもいいってなったら、苦手なこと、しなくなるよね。


そうなると小学校に行っても、「算数はしたくないから、運動場で遊んどく。」ってならんの?


それってフリースクールやん。




で、最後にずっこけたのがこれ。

『主体性を育むために手や口を出さず見守る』がなぞルールって。



安全を見守るだけの保育は専門性とはほど遠い、いわば子守りです…って。


散々、ルールを決めるな、やら、片付けも子どもに任せろ、やら、時間も終わりだけ決めろ、やら、活動参加するかどうかも子どもに委ねろ、やらおかしなことを提言してたくせに、最後の最後に、『専門性』って(笑)


一回、現場に来て、大勢の子たちの前で「こうしましょう!」ってやってくれ。

この人数の保育士で、これだけのことをどうやってするのか、教えてくれ。


で、ついでに、今の小学校の実態も見てくれ。

『トイレ行ってきます』が連発で、授業が成り立ってない様子も観察してくれ。

全部見た上で、本を書いてくれ。

こんな理想郷、どこにあるん???私も働きたいわ。